アメリカ大統領戦に見る正義とは?(副大統領候補名が決まった)

11月米国大統領戦に向かう、各候補者のランニング・メート(副大統領候補)の名前が明らかになってきた。
バイデン大統領には現在の副大統領カマラ・ハリス(インド系、59歳)になることは不変だろう。
トランプ候補の相方は、サモア系ハワイ出身のMs.トウルシー・ギャバード前
民主党下院議員氏(42歳)になるとみられる。
彼女はイラク戦争に従軍経験もある主義主張の明確な名うてのスピーカー、2020年には民主党大統領候補になるとの噂もあったほどの有名人。
今回民主党のやり方・方針に批判的であることから民主党を離れ、トランプ政権のNo.2を目指すことになる異色の女性政治家。
タッカー・カールソン氏とのインタービューを聴いていると
ギャバード氏の主義主張の明晰さや、論理の組み立てのうまさが
伝わってくる。
第三の候補である、ロバートFケネデイ候補は昨日相方候補名を発表。
此方は中国系資産家弁護士のMs.ニコール・シャナハン氏(38歳)を選んだ。
シャナハン氏もかつては民主党候補を応援する側であり、ヒラリークリントンを応援する側であったが、今回は反民主党に回り
RFK Jrと共に反ワクチン、環境派としてタッグを組む。
さて11月本選に向けて如何なることになるだろうか、楽しみである。
ギャバード・シャナハン両候補の年齢を記載したのは
アメリカではルール違反になること承知の上で、あえてそうした。
今回選挙のカギを握る若者票にアピールする若さを両候補とも持っている。
米国民の多くは、2020年に次ぐTOO OLD候補による闘い
(バイデンvsトランプ)の闘いには飽き飽きしている。口の悪い方が
DEAD MAN 対 MAD MANの闘いだという。

従いその票の多くが第三の候補RFK Jrに流れることになる。バイデン、トランプが支持率40%台で僅差のところへRFK Jrが固く15%レベルの支持を集めている。
かつてのクリントン・パパ・ブシュに第三の候補ペローが出馬し、ブッシュ票の少なくない分がペローに流れ、クリントン勝利につながった歴史を我々は知っている。
今回、米国現政権に批判的な若者票の一定数がRFK Jrに流れる。
更にマイノリテイ層(非白人)がどちらに流れるで結果を大きく左右する。既にバイデン政権のイスラエル・ガザ戦争でパレスチナ人に同情的な若い世代の反政府スタンスが明らかになっている。
ここで更に女性―ジェンダーを交えた票の取り合いが始まるわけだ。
カマラ・ハリスはインド系で本来マイノリテイ、女性層を取り込めるはずが
現職にもかかわらず評価は低いままだ。
ここにきてサモア系ハワイ人のギャバード候補、中国系のシャナハン候補の登場(いずれも元民主党派だったが、今回反民主派に回るという大きな流れの変化がある)。
上記を素直に読めば、バイデン候補は苦戦するものと見て取れる。
その為か、バイデン政権と民主党系の各州(Blue States )が司法機関・裁判所を最大限悪用しての、政敵トランプ候補への裁判・訴訟の嵐を起こしている。
ギャバード候補が言うように、このように政敵つぶしのために不必要な訴訟をおこし、司法機関を武器化している今の政権党にはいられないとして、今回反民主党に回ったわけだ。
国民の良識ある部分は同じような判断に回るのではないか。
我々日本人は、選挙権はないが
世界最大、最強の民主主義社会のはずの「アメリカ国の選挙」行方をしっかり見守っていこうではないか。

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