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質問力講義を受講して

こんにちは!
QTby制作の小松です。

今回は
『博報堂クリエイティブプロデューサーが明かす 
「質問力」って、じつは仕事を有利に進める最強のスキルなんです。』
という本を紹介します。

恥ずかしい気持ちが残り、中々自発的に質問できないな。と日頃感じており、話に参加し、上手く対話が出来る様になりたいと思い、この本を読みました。

本書は、講義形式で構成されており、
1日に5つのメソッドを読み、5日間で25のメソッドを学び、
上質な「質問力」を鍛える内容になっています。
また、講師と受講者の対話形式になっていることで、
自分事のように共感しながら本を読み進めることが出来ます。

1日目:「自分に対する質問力」を磨く

 1日目では「質問力」を身につける為に、自身を「質問脳」に変えることから始まります。
 「質問力」は相手に問いかけ、上手く本心や情報をひき出すことで、
ビジネスを良い方向に運ばせることが出来ることから、「プレゼン力」「企画力」「交渉力」よりも重要度が高いと述べられています。
では、「質問力」はどう鍛えればいいのか。というと、
日常の生活から問いを見つけ、ただ質問するだけではなく、その問いに対して「自分なりの答えを持つ」ことがポイントです。
 日々の行動に対して「自問自答」をし、「どうして(Why)」を投げかけ、分析し、「どうしたら(How)」で解決策を考えることで、
圧倒的な「質問力」そして「質問脳」を得ることが出来るのです。

2日目:「聞く」姿勢を磨き上げる

 ネクストステップでは、相手に答えてもらう為に、共通の話題で質問の先手を取ることが必要です。どんな些細な会話でも、先行し堅い雰囲気を壊すことで、お互いの垣根が低くなり、相手の本音や有益な情報に近づきます。
 また聞くことにより、相手の意見に対して反論が出てきます。実際私も、「それってそういうことでいいんだっけ?」「ちょっと違くない?」と感じる場面があるのですが、言い出せなかったり、結局相手に流されてしまったりと、中々自分が思う方向に話が進まないことが多々あります。
 2日目では、「質問力」を活用し
「相手の話を一旦引き取り、オウム返しをした後、"4秒待つ"。
そして、〜と考える人も多いと思います。と複数の意見のように見せる」
ことで、有利に話を導くことが有効と述べられており、4秒という時間で、相手の意見を飲み込み、噛み砕いて考えたように見せることで、相手に冷静になって聞いてもらうことが出来るそうです。

3日目:5つの「質問の型」で的確な答えを導く

 質問の型①:主語を「あなた」に変える
 質問の型②:「5W1H」を会話文に取り入れる
 質問の型③:「タテ型ドリル」で核心に迫る 
 質問の型④:「現実」と「理想」の差を質問で浮き彫りにする
 質問の型⑤:「起承転結」に当てはめて尋ねよう

 まず①では、「あなた」を主語にして、質問を重ねていくことで、自然と相手の会話量が増え、かつ相手の考える時間も期待値も増え、相手の言葉をヒントに新しい着眼点が生まれます。
 ②はコミュニケーションが苦手な人にうってつけの方法なのですが、「5W1H」で会話を弾ませることで、正確な情報が得られ、相手に対して興味を持っているという印象が与えられます。これは③を行う上でも重要で、同じテーマをタテに3回掘り下げることで、相手のことをより知ることが出来るそうです。
 ④では、「理想」と「現実」の落差が大きいほど、そこのギャップを埋めるための考えが深みを増し、いい解決策が次々と出てきます。
 ⑤の最後の「起承転結」の質問を行うことで、無駄な情報を排除し、物語を聞くように話が相手の頭に入っていくことで、いい答えを導き出すことが可能となります。

4日目:「裏質問」で相手の本音をひき出す

 4日目では、初めに「投影法」を利用し、一般的な意見を聞き出す質問を投げかけることで、他の誰かになったつもりで語ることができ、心理的な不安が軽減し本音が言いやくすくなるのです。更に、「心の壁」を取り払う方法として「ポポネポの法則」と呼ばれるテクニックがあります。
ポジティブな話→ポジティブな話→ネガティブな話→最後ポジティブな話で締める
これにより、相手は悪い気はしないながら、ネガティブな話題が頭に残り、
相手から話題に乗らせることが出来きます。
 また、「最後に一つだけ、よろしいですか」と言う質問を加えることで、記憶に残る問いかけとなることから、次回まで相手に考えておいて欲しい質問を投げかけるのがベストです。

5日目:「巻き込む質問テクニック:で自分の意見を通す

 巻き込むテクニックとして、話の流れに「方向指示器」をつけることが大切です。ここで言う「方向指示器」は、「接続詞」であり、順接+質問で話を促したり、まとめたりすることができます。更に、逆説+質問を使うことで、話の流れを止めることができるのです。
 また、相手に話をまとめてもらうことも重要です。「○○ということは、どういうですか?」と投げかけ、相手にまとめさせることで、相手も具体的な補充ポイントが見つかり、尋ね方ひとつで、答えがまとまったり、前に進んだりするのです。
 これに伴い、相手と対話すればするほど交渉が上手くいく為、質問は小分けにして、相手の反応に応じて会話を進めることで、会話がつくられていきます。



この本を読んでみて、今まで自分が思っていた「質問力」とはかけ離れており、「質問力」を鍛えることで、自分に自信も付き、会話も上手く進むので、5日間講義に参加してみましょう!