お前へのひとりごと

これは愛なんだよ。
間違いなく、ほんのちょっとの愛なんだ。
君たちの人生に干渉したい。
そうして、わたしの人生に干渉して欲しい。

わたしが、君たちに出来ることなんて、君たちの人生に、“わたしとの出会い” という、ささやかな風を吹かせることくらい。
そうして、それが、君たちにとってプラスになるかマイナスになるかなんて、わたしの知ったことではなくて、どうでもいいことなんだよ。

こんな世界に生まれ落ちてしまった責任を、幼い君たちに背負わせるなんて、可哀想で可哀想で仕方ないけれど、これはもうほんとうにどうしようもないことなんだ。
わたし達は弱い生き物だから、孤独じゃ生きてゆけないんだよ。

この、お先真っ暗な世界でわたし達が幸福に生きてゆくための思考能力を、どうか、どうか、育てて欲しいよ。
自分だけの、オリジナルの価値を見つけるんだよ。

絶対に大丈夫だよ。
何度、大丈夫じゃなくなったとしても、わたしが、何度でも、大丈夫って言ってあげるんだからね。


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