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心不全療養指導士 認定試験ガイドブック 第2章 まとめ 前編

こんにちは
心不全患者さんが幸せになれるよう
日々勉強中の飯沼です。

心不全療養指導士 認定試験ガイドブック第2章 前半
まとめと勝手に予想問題です。

それでは見てみましょう!



患者教育における基本姿勢


アドヒアランスとセルフケアを中心とし、ヘルスリテラシーを考慮した援助が求められる。
教育の具体的な内容は心不全の知識、セルフモニタリング、増悪時の対応、アドヒアランス、感染予防とワクチン接種、塩分・水分管理、栄養管理、アルコール、禁煙、身体活動、入浴、旅行、性生活、身体的支援、定期的な受診が挙げられている。

やはり教育となると「上から目線の押し付け教育」となってしまいがちだですが、患者さんが自ら主体的に学んでいくことをいかに支援するかということが重要か、繰り返し書かれていますね!



成人教育

小児期に受けた「教える/教えられる」の教師主導型教育ではなく、「学ぶ/学習を支援する」の自己主導型学習が成人教育である。
心不全患者療養指導において医療者はまず、患者が何を問題ととらえ、どのような動機と経験に基づき、どれだけ主体的に解決に向けた取り組みを行っているかをアセスメントする必要がある。

自己主導型学習

今まで子供のころから一方的に教わることに慣れてしまっている私たちは人に何かを教え込むことが教育であると思いこんでしまいがちだ。無理やり教え込まれた情報は成人の中の動機や経験と必ずしも合致するとは限らない。だからこそ人を見て援助的にかかわる面白さが心不全疾患管理にはあるのだと思う。


心不全療養指導とセルフケア

セルフケアとはRiegelらの理論によれば3つの概念で説明されている。
1.メンテナンス:減塩や運動などのセルフケア行動
2.症状の知覚:症状や心不全兆候に気づき、それを意味づけること
3.マネジメント:生じた症状に応じて行動すること

セルフケア

目に見える実際の行動だけでなく、症状の意味付けなどの目に見えない内面にも目を向けることが重要。

本当にその通りだと思う。
無理やり「わかりました。」と言わせるだけの入院中の指導が、その後どんなに意味をなさないものか、外来リハの段階で明るみに出ることは往々にしてある。

いかがだったでしょうか?

お知らせ

クラファントップ画像

私たちのクラウドファンディングは7月12日をもってsuccessしました。
80名を超える多くの方々からのご支援を頂き、70万円以上の支援が集まりました。ここまで応援くださった皆様、本当にありがとうございました。
まだ何者でもない私たちのプロジェクトに少しでも共感を頂き、具体的な支援をくださり、心から感謝しております。皆様のご支援で自分たちの描きたい未来が日を追うごとに形になっていく様子を見ることができ、心から感謝を申し上げます。皆様のご支援と期待
を背負い、このプロジェクトを通して「生きがい」を取り戻した人々の笑顔が多く生まれますよう、よりいっそう努力してまいります!




予想問題

それでは予想問題に行ってみましょう!

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