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リザエレ! エレミネイション+ウィンクルム EPISODE 04 『トレーニング with REAL ENGINE 4』 Vol.3

はじめに

 この度は数ある記事、作品の中から本作品(「リザエレ! エレミネイション+ウィンクルム」)をお手に取っていただき、心より感謝を申し上げます。

 度々のお願いで恐縮ですが、お読みいただく際の注意事項を以下に添えさせていただきます。

 本作品は現在『note』のみで連載しております。その他のブログサイト、小説投稿サイト、イラスト投稿サイトでは連載しておりません。この作品は一部無料にて公開しているものですが、掲載されている画像、文章などは著作権フリーではありません。無断転載、コピー、加工、スクリーンショット、画面収録、AI学習はお控え頂くよう、ご理解の程よろしくお願い致します。

 この作品の物語はフィクションであり、登場する人物、場所、団体は実在のものとは一切関係ありません。また、特定の思想、信条、法律・法令に反する行為を容認・推奨・肯定するものではありません。本作には、演出上一部過激な表現が含まれております。お読みの際は、十分ご注意ください。




Chapter 24 EX 「TEST」


 私服に変着した愛叶は希海に訊ねた。
「ねえ、昨日の夜話してたテストって何? あの事件のこと?」
「違う。あたしが作成した設問リストのこと。簡単な質問に答えて心構えを試すテストだ」
「そうだったんだ。よかった~。心構えのテストか……ちなみに何問あるの?」
「全百問だ」
「へっ、ひゃくもん……それいつやるの? もう帰りの支度しちゃったけど」
「今日やる。今から南館内のカフェに移動だ」


 ◇


 > カフェ ロック・ホムホム ルート東浜辺支部南館店

 丸いウッドテーブル席に湯気と香りが立つコーヒータンブラーが二つ。愛叶が座る目の前には希海が座っている。沙軌は偶然再会した知り合いと隣のテーブル席でコーヒーを飲みながら世間話をしている。
 希海はバッグの中から10インチのタブレット端末を取り出し、馴れた手つきで操作する。
 設問リストが表示された端末とタッチペンを愛叶の目の前に置く。リストは質問と回答がマス目に記入されたごくシンプルなもの。
「回答は〇か×かで答えてくれ。〇を選ぶと青で、×を選ぶと赤で表示される。質問には正直に答えろ」
「ほぉ~……りょーかい」
「所要時間は30分とする。すぐに答えられない箇所は飛ばしてどんどん進んでけ」
「全部答えなきゃダメ?」
「なるべくそうして。準備ができたら、いいよって言ってくれ。すぐに開始する」
「…………よし、いいよ」
 希海はスマートフォンの時計アプリでタイマーを開始した。愛叶は画面を注視し、問01の回答をする。
「リザエレに志願したのは自分の意志か。自分の意志に決まってるじゃん。まーる」
「いちいち言わなくていいぞ」


 ◇


 問095:交通量の少ない赤信号の交差点でも安全が確認できれば、信号無視して渡ってもいい。

 問096:徳を積むために、良いことをしなくてはという使命感にいつも駆られてないか。

 問097:失敗することは恥である。

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