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noteを始めるきっかけをくれたあなた

生まれて初めてnoteに登録して、生まれて初めての記事を書いている。

正直な話、今までnoteにあまりいい印象は持っていなかった。胡散臭い副業の紹介や恋愛指南の記事が有料で売られてるイメージだったから。

だけどこのまえわたしの大切な友人が、noteのアカウントを教えてくれた。彼が書いた記事を読んで、彼が好きだという全然知らないだれかの記事を読んで、素敵な感性を持つ人たちの日記を読ませてもらえるみたいな、全然知らない人たちの日常にちょっとだけお邪魔させてもらえるみたいな、そんな使い方もできるんだなあと、そんな使い方ならやってみたいと思った。

知り合いに見られていると意識すると気恥ずかしくて好き勝手書けなくなってしまうから、誰にも内緒でひっそり投稿していく。私にnoteを始めるきっかけをくれたあなたにも内緒で。
いつか、あなたに届くくらい素敵な記事が書けたらいいな。

幼いころから、文章を書くことは嫌いじゃないタイプの人間だった。自分のこと、考えてること、好きなもののこと。言葉にするのが好きだった。文章をうみだすと、自分の生きた証を残せるから好きだったのかな。感情を文章と言う形で保存しておくことで、いつでもその時の自分に戻ることができるから好きだったのかな。たぶん後者。

SNSに自分の考えを馬鹿みたいに書き綴ったことは山ほどある。フォロワーがひとりのTwitterの鍵アカで独り言みたいにつぶやき続けてみたり、Instagramの投稿で全然関係ない写真とともに、遠く離れた地にいる友人に近況を長々しく報告してみたり。書くことで少しだけ救われる感情があることを知っている。

ちょっとだけ、「noteを始めるきっかけをくれたあなた」について話したいと思う。
彼は私と同い年で、だけど私より年上なように思えて、先輩のいいところも友達のいいところもどっちも兼ね備えてる、そんな存在で。毎日連絡を取るわけじゃないし、これまでも多分これからも年に一回会えたらいいほうってくらい遠くに住んでるけど、たまに連絡したら昨日も会って話したみたいな距離感で返事をしてくれる。それが私にはとても心地がいい。「久しぶり」とかあんまり言われたことないし、あんまり言われたくない。久しいと感じるほど遠くない存在だから。いつも考えてるわけじゃないけど、何かあったら顔が浮かぶ。そんな素敵な関係を構築できた自分さえ誇りに思えてくる。

この記事がいつかあなたに届きますように。


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