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Portfolio: 主夫歓迎:ダイオーズ(4653)

【会社概要】ダイオーズ(4653)
オフィスコーヒーで国内首位級、米国3位。飲料水、清掃等サービスも。たまに見かけるダイオーズの営業車両の運転手さんはいつも笑顔。アルバイト募集欄に堂々、「主夫歓迎」の文字。決算説明会資料に出てくる従業員数平均32名は、おそらく上場企業最多と思われる。従業員を大切にする会社の事業性について考えてみたい。
連1,066名 単17名(42.4歳)[年]708万円

事業性について
・コーヒーサーバーから始まり、ウォーターサーバー、フロアマット交換、オフィス清掃、トナー交換、グリーンの手入れなど、一見関連性がなさそうに見えて、実はすべてオフィスを運営するための必須要素。
・加えて、すべてのサービスが売り切りではなく、継続的な反復販売が必要なサービスである。
・本質的には、「顧客との関係性」がすべてのビジネスの起点のように見える。その関係性の維持・拡大のため新たなサービスを生み出し続けた結果、このような多様なラインナップになったのではないか。
自前で工場を有しており、ボトルの再利用トナーの再利用など、ものを伴うサービスにはサステイナビリティを感じる。
・国内での地味なイメージとは対照的に、米国ではルーチンにM&Aを実施し拠点を拡大し続けている。西海岸シェアno1。中東部も鋭意拡大中。
・人材確保、人材育成に対する取り組みが非常に手厚い印象。特に、アルバイト・パートの働き方は極めて多様のように見える。
・ハードとソフトのバランスがとても良い気がする。米国では拠点を拡充しつつも、地域・顧客特性に合わせた、標準的な経営モデルを構築し、利益を確保していると見える。国内では、物流・営業の流れを最適化するために、拠点整備を実施した。
・とにかく、決算資料に出てくる従業員の笑顔が素敵。

懸念点
・在宅勤務・労働時間の短縮、などの流れから、国内オフィスのドリンク需要は減るのではないか?
・米国における競合状況の把握ができない。
・基本的には、顧客との関係性の中で新しいサービスを生み出し続けるモデルのようだが、今後も継続的に生み出し続けられるかわからない。
・様々な顧客との関連性により蓄積されたノウハウを活用して、例えば、オフィス設計の最適化、新規オフィスの立ち上げ、など、顧客の生産性向上に寄与するようなサービスは生み出せないか?単純なる請負ではなく積極的に改善を提案するような。

対応
・完全に長期保有銘柄。まだ割安とみた。
・3口買えば、株主優待でコーヒー100杯もらえるが、当面は短期売買で資金つくりをせねばならないため、悲しいかなウォッチ。別の銘柄がドカッと上がったら、組み換え検討。

タグ
#コーヒー , #ウォーターサーバー , #RO水 , #M &A, #トナー , #フロアマット , #ダイオーズ , #株 , #投資 , #オフィス , #主夫

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