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Bluetoothキーボードの終着点

昔から、キーボードが好きで、いろいろと購入してきたのですが、なかなかいいものに巡り合えませんでした。

キーピッチが短かったり、ポインターが付いていなかったり、接続可能台数が少なかったりと、なんやかんや不満があって使わなくなってしまうことが多かったです。

そんな中、ある意味、消去法的に残って、使い続けている製品があります。それが、こちら、LenovoのThinkPad トラック・ポイント キーボードです。

もともとは、これの前の世代の機種から使用してきたのですが、最新機種である本製品も、指名購入してメイン・キーボードとしてすでに4~5年使っています。(この記事も、このキーボードで書いています)

これまで使用してきて感じた、良い点・残念な点をご紹介してみたいと思いました。


良い点① トラック・ポイント

ThinkPadの象徴、赤ぽち。ゴムは取り換え可能。

まず、なんといっても素晴らしいのは、トラック・ポイント(赤ぽち)です。ThinkPadを使ったことがある方は、触ったことがあると思うのですが、赤ボタンを上下左右に「倒す」ことで、マウスのようにポインターを操作できます。しかも、キーボードの中央におるため、タイピング時のホームポジションを変えることなく、人差し指だけでポインターを動かせてしまう。特に活躍するシーンは、離れたところから、大画面ディスプレイでNetflixやYouTubeを視聴するような場面です。マウスいらずで検索までできてしまう便利さに慣れてしまうと、これ以外の入力デバイスは使えなくなってしまいます。

良い点② クリック・ボタン

3つのクリック・ボタン

さらに、3つのクリック・ボタンも、秀逸な操作性に地味に寄与しています。左右のボタンは、いうまでもなく、マウスの左クリック・右クリックに対応しているのですが、重要なのは真ん中のボタンです。なんと、真ん中のボタンを押しながら、赤ぽちを上下すると、ブラウザ画面をスクロールすることができます。これがまた、他のキーボードではなしえない操作性を実現しているのです。

良い点③ 2つのデバイスに同時接続

画像:製品ウェブサイトより。Connection Switchでデバイスの切り替え可能。

現行機種から、2つのデバイスに同時接続可能なマルチペアリングに対応しました。1機種は、付属のUSB Type-Aのドングル経由で接続し、もう1機種は、Bluetoothで接続します。上部側面にある「Connection Switch」で切り替えることが可能になりました。私は、デスクトップPCはドングルで接続し、もう1台はタブレットPCのSurface Pro 8にBluetoothで接続しています。前の機種は、1台のデバイスにしか接続できなかったので、普段複数のデバイスを使用している方には圧倒的に使い勝手がよくなりました。

良い点④ スタンド内蔵

画像:製品ウェブサイトより。スタンドにもなる爪が内蔵されている。

こちらも痒い所に手が届く仕様だと思うのが、スタンド内蔵で、角度をつけられることです。心地よい打鍵感を、さらに心地よくすることのできる、素晴らしい仕様だと思います。もちろん、持ち運びや収納の際は、閉じておくことができるので、かさばらずに、地味に便利です。(ただし、折れやすいので、注意が必要です)

残念な点① 専用ドライバが必要なことがある

次は、残念だった点についても言及しておきたいと思います。これまで、少なくとも、5種類のデバイスに接続した経験がありますが、一部のデバイスでは、上述した、センターボタン+トラックポイントでのスクロール操作がスムーズに機能しないことがありました。そんな時は、以下のサイトから、ドライバをダウンロードして起動するひと手間が必要になります。これは不便。たいていはうまく作動するので問題ないと思いますが、あらかじめ注意が必要だと思いました。

残念な点② バックライトが付いていない

夜間にNetflixなどを操作したい場合は、バックライトがあるととても便利なのですが、残念ながら現在の機種にはついていません。ぜひとも、次世代機種ではバックライト付きをご検討いただきたいものです。

おわりに

とうことで、ここ数年愛用している、Lenovoのトラック・ポイント付きキーボードをご紹介してみました。1万円以上するので、少し高価ではありますが、自信をもってお勧めできるガジェットだと思います。外付けキーボードをご検討の方は、一案として、よろしければご参照ください。

『孤独のDx』編集長|カイト

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