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充電器は小さいに越したことはない、というお話。

昨年から、本格的に外出する機会が増えてきたのですが、オンライン会議用ツールなど、いろいろガジェットが増えてきたせいか、カバンが尋常ならざる重たさになってしまいました。

そこで、昨年1年間は、ひたすら、軽量化・コンパクト化に重点をおいて、いろいろなガジェットを試してみました。

特に、ACアダプターは、会社のノートパソコンについている純正の物を使用すると、とてつもなく重くてかさばります。ということで、まずは、充電器の改革から取り組むことにしました。

この記事では、1年間にわたる、パソコン用充電器の検討結果をご紹介した上で、現時点での最適解を考察してみたいと思います。

結論:充電器は小さければ小さいほど良い

まずは、結論から述べたいと思います。それは、「充電器は小さければ小さいほど良い」です。

充電器と一言で言っても、様々な機能があります。

まずは、ワット数。通常、ノートPCは、最低でも30Wの電力供給が必要です。普通のWindows PCだと、45Wがデフォルト。いわゆる「急速充電」がしたい場合は、60W以上が必要になります。ワット数が上がれば、充電速度は速くなるのですが、その反面、重量と価格は上がります。

Anker ジャパン

次に、出力端子の数と種類。ノートPCであれば、Type-Cの出力端子が1つ必要です。しかし、スマホやイヤホンなど、複数のガジェットを同時に充電したいとなると、Type-Cに加え、Type-A端子もあるほうが便利です。このように、出力端子数と種類が増えれば同時に充電できるガジェットの数は増えますが、その反面、重量と価格は上がります。

3つ目は、モバイルバッテリー機能です。スマホの予備電源としてモバイルバッテリーを持ち歩いている方も多いと思いますが、充電器とモバイルバッテリーが一体となった商品も存在します。
メリットとしては、コンセント付きなので、充電忘れをなくすことができたり、荷物の数を減らすことができます。一方で、電池容量・ワット数が増えるほど、重量も価格も上がっていきます。


で、いろいろ検討した結果、至った結論は、「充電器は65W・Type-C1個で充分」ということでした。現在、使用しているのは、こちらの製品になります(実際使っているのはこれの前の世代の機種です)

まず、複数端子があるタイプですが、複数同時に充電するとなると、ケーブルも2本以上持参しなければなりません。これは、思った以上に面倒で、いたずらに荷物を増やすことになります。ライトニングやmicro-USBコネクタなどを用いてケーブルを1本に集約すれば、おのずと充電器も一口あれば十分になります。

次に、モバイルバッテリー機能付き充電器です。こちらもAnkerの製品を持っていますが、確かに一体型のメリットはあるものの、如何せん重たい。そして、モバイルバッテリーとしてPCに給電しようと思っても、実はワット数が足りず、十分な速度で充電できません。したがって、ただ重たいだけの代物になってしまうのです。

筆者撮影:こんなにも違う、充電器のサイズと重量。
左から、65Wシングルポート、65Wマルチポート、バッテリー機能付き45W。

オフィスでは、会議室やテレキューブ間の移動にともない、充電器をかなり頻繁に持ち運びます。結局のところ、ニーズとして一番強いのは、軽くてコンパクトなことなのです。ただ、ワット数に関しては、出張先などでは、電源が確保できないことも多いため、30分でそれなりに充電できる60W以上の急速充電機能は必須です。

そうなると、最適解としては、充電器は、65W・Type-C1個で充分なのです。

なお、当然ながら、ケーブルも65W以上の給電に対応している必要がありますので、もし手持ちのケーブルのスペックに自信がないようであれば、以下のようなケーブルを合わせて購入することをお勧めします。

ケーブルの選び方については、映像出力の有無など、色々注意が必要ですので、別途、投稿予定ですが、取り急ぎ、併せてご参照ください。

孤独のDx編集長|カイト


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