MIU404 志摩と伊吹

好きな俳優さんが出演しているテレビドラマは必ずチェックしてきたわたしですが、「MIU404」に出会って、このドラマこそがわたしの中での「過去イチ好きなドラマ」になりました。

ストーリーももちろん毎回最高なのですが、個人的にこのドラマの最大の魅力は、登場人物が最高すぎるところだと思う。というか、もう主に志摩と伊吹が最高すぎる。本当にこれに尽きる……わけではないけど、それくらい「志摩と伊吹」があまりにも良すぎる。正直、観始めた当初は岡田健史くん演じる九重世人目当てだったのに(もちろん、彼もものすごく魅力的なキャラクターです。)、まさか志摩と伊吹…に留まらず、星野源と綾野剛にこんなに心を射止められてしまうとは想像していなかった。もう1話の時点でやられてた。そして全話見終わった今、わたしは星野源の沼に落ち、愛が溢れるままにラジオを聴き、雑誌を買い、自伝書籍を買ってしまった。そして今もどんどん好きになり続けている。

それはさておき、最終話が終わってしまってMIUロスが収まらないので、この物語のW主人公、志摩と伊吹について、わたしが思う二人の魅力をここに書き留めておきたいと思います。語調の乱れも多くぐちゃぐちゃで読みづらいとは思いますが、愛だけはぎゅうぎゅうに詰め込みました。

異論や解釈違い等多々あるかとは思いますが、志摩と伊吹を愛しすぎてしまった1ファンの垂れ流しとしてお読み流しください。

☆志摩一未
好きすぎて何から書き始めていいか分からないので、とりあえず志摩の好きなところを思い浮かんだ順に書き出します。
まず、あの絶妙な「いい人ではない」感(褒めてる)。あんまり愛想が良くないし、結構短気だし、理論性と効率性重視で少し冷たい感じがする。いわゆるドライな感じ。笑いはするけど感情の起伏をあまり表に出さない、良くも悪くも感情にあまり左右されない男。礼儀正しいけど隙や茶目っ気、温かみが足りてないので、多分彼と仕事仲間として出会うことを想定したらまず「いい人」とはならないだろうと思う(個人的な見解です)。「あー、志摩さんね、頭いいしすごい仕事できるんですけど、ちょっと取っ付きにくいですよね…」という印象になりそう。それは多分志摩が他人にも自分にも厳しいからで、もちろん相手が友人とか、事件事故の被害者家族とかならめちゃめちゃ「いい人」になれることは分かってるんだけど、あの有能さもあって、妬みとか反感も買ってしまうことがあるだろうし、同業者同僚に広くは好かれないタイプな気がする。

でもだからこそ、気を許した相手に見せる「雑さ」とか「茶目っ気」とか「子供っぽさ」とかの「人としての欠点」がものすごく人間くさくて心を鷲掴みにされてしまう。それは1話で隊長に「暇なの?」と言われたときに見せるムッとした表情に垣間見ることができるんだけど、こういう部分が伊吹に向けてむき出しにされるのがわりと序盤の段階なので、そこはやっぱり伊吹の「人の懐に入り込む能力」がずば抜けているっていうのが大きいんだと思う。伊吹は志摩の「あんまり人に見せたくないかっこ悪い部分」を1話で引きずり出した男なので、もしかしたらその時点で志摩は伊吹に負けてたって言えるのかもしれない(人の関係性に勝ち負けという言葉はあまり使いたくないですが)。そしてその「かっこ悪い部分」こそが志摩の魅力で、怒鳴ったり、マウント取ったり、煽ったり、悪態ついたり、殴ったり、ひたすら冷たい態度を取ったり、そういう「人当たりの悪い」あれこれを、事件の犯人や他の警察官ではなく全部相棒の伊吹にぶちまけたっていうのが重要点で。これって、「伊吹がムカつくからやってやろう」っていう気持ちじゃなくて、「伊吹といるとそうさせられる」っていう完全な不可抗力だったと思うんです。それは最初こそ「思い通りにならない苛立ち」でしか無かったかもしれないけど、だんだん「伊吹だからいいや」「伊吹なら大丈夫だろう」みたいな気持ちに変わっていってる感がある。これは一種の伊吹への甘えで、そういう気持ちになることこそが、志摩が伊吹にどんどん心を許してる証拠なんだけど、本人はそれに気付いてない。そういう部分が、器用なようで実は不器用で、人間くさくて可愛い。

欠点がある不器用な人間が大好きなので、駄目な部分から始めてしまいましたが、そろそろ志摩の長所の話をします。
志摩は自分で「自分のことを信じてない」と言うくらい、自分のことが好きじゃないんだけど、志摩一未という男は本人が思ってるような「やな奴」なんかでは無い。事件に向き合うとき、犯人や容疑者に向き合うとき、志摩は人の気持ちを少しもテキトーになんか扱わない。一人の人間として、ものすごく真剣に、相手の心に響く言葉を伝えてあげられる。それは、優しいだけの綺麗事でもなく、容赦無しの罵倒でもない。真剣だから声を張ることだってあるし、怒りもするし、きつい言い方にもなることがある。でもそれは志摩がものすごく真剣に相手に向き合ってるからで、彼らを「正したい」「救いたい」と考えているから。そこには少なからず、志摩自身の後悔があって、自分自身に投げかけている言葉でもあるのかもしれないけど、それでも「他人のことなんてどうだっていい」なんて思っている人間に、あんな風に人の心を動かす言葉は言えない。他人に言ってあげようとも思わないはず。
志摩の言葉は人の心に響く。伝えたいことをその相手に一番伝わる言い方で伝える能力がずば抜けている。伊吹が志摩の言葉に何度も泣きそうになっているのを見ていて、それがすごくよく分かる。「伊吹お前さ、いい奴だなぁ」、「行くぞ、相棒」、「俺はあのとき感動したんだ」、「安心しろ、俺も許さない」、「俺がバカだった」。志摩にしてはとてもストレートで素直な、伊吹の心にすっと届かせる言葉。8話以降の伊吹は、間違いなく志摩の言葉に支えてもらうことで精神状態を保ってる。そうやって、精神バランスが不安定な男を言葉一つで支えてあげられるような志摩が、「他人のことなんてどうだっていい」はずがない。

あと、志摩の絶妙な「ノリ」がすごくいい。伊吹のおふざけにうんざりしたり呆れたりたしなめたりするだけじゃなくて、ちゃんと返してあげようとしてる優しさが見えるところも大好き。記憶に残ってるのをいくつか挙げると、伊吹の「あんな目の前でキャッキャウフフされたらさ」に対する「なんか、ウフ、くらいだった」(3話)とか、メロンパンの値段の話をする伊吹に「310円。メロンパンに400円は出せない」(2話)とか、猫語で喋る伊吹に「そこまで気は合わない」って言ってたくせに不意打ちで「それにゃ!」をぶちかます(7話)とか、刈谷刑事に対する「息はしてもいいですか?」(この場面すごく憎たらしくて可愛かった)(8話)とか、伊吹のテキトーな事情聴取報告を真似た「なんかぁ〜、好きとか嫌いとかぁ、……」(←忘れてしまいましたが、それを聞いた伊吹に「そんな女子高生みたいな言い方してないwww」って笑われてたやつです)(1話)とか、伊吹の「全然気持ちこもってない!」に対する「すっごく速い…ですよねぇ…」(3話)とか、伊吹の「ガードワンコです」を容認して無言で頷く(9話)とか。単にコミュニケーション能力って言ってしまえばそれまでだけど、人に「話させる」とか「信用させる」とかだけじゃなくて、ときに相手をイラつかせるような、ときに笑わせるような、ときに嬉しくさせるような「おふざけ」っていう選択肢を、志摩がコミュニケーション術の一つに持ってるというのが堪らなくいいんですよね……。

それから、どうしても書いておきたいのが、彼が伊吹をものすごく大事に思っているということ。これは6話以降に顕著なので、視聴中当時はわたしも「志摩、なんだか急に伊吹に優しくなったなぁ」なんて思っていたのだけれど、それは志摩が伊吹に「分かりやすい優しさ」を示すようになったのが6話以降というだけで、思い返してみれば「急に」ということは無く。そもそも志摩は1話の「しゃしゃってんじゃねーよ!」の場面でも伊吹の言い分を無下にはせず、怒りながらもきちんと受け入れたわけで、彼には根本的に「人を個として尊重する」という立派な性質が備わってることが示されてる。それだけじゃなくて、1話ラストで伊吹のセリフに「感動した」志摩はあの段階で伊吹の正しさを評価している。だから思慮不足とか突拍子の無さは牽制しつつも、いつも伊吹の気持ちを大事にしていて、それが作中色んなところで見られるのが、ある種視聴者に安心感を与えてくれる材料だったりもする。志摩の過去がきちんと明かされるまで、志摩に抱かざるを得ない懐疑の気持ちを、「よかった、志摩はちゃんと伊吹のことを大事にしてる」と思わせることで安心させてくれる材料。少なくともわたしはそれに救われていました。多分志摩は結構早い段階で伊吹のことを信じてて、ずっと信じることで上手くいっていたのに、最終話直前で初めて、信じることで失敗してしまった。志摩にはそれがどうしても悔しく、「信じなきゃよかった」と思ってしまった。そこから二人に綻びが生まれるんだけど、考えてみればこのパターンは二人にとって初めてのケースなので、志摩が自分を「他人のことなんかどうだっていい」なんて評価するほど自分を責める必要は無かったと思う。今まで上手くいっていたのだから、初めて失敗して焦るのは当たり前で、むしろ最終話で「最悪の事態」にならずに二人が「上手くいかないパターン」を経験して学べたのはすごく良かったんだと思っている。「久住を殺しかねない」伊吹を奥多摩に帰そうとしたのも、「正しい伊吹」が大事で、守りたかったから。当の伊吹には中途半端な盗聴をされ真意を誤解されてしまったけれど、それに気付いてたった一人で伊吹を助けに行く志摩はもう本当にかっこいい。そんな志摩がどれだけ伊吹を大事にしてるかが表れてるのが、最終話クライマックス前の「俺がバカだった。……泣くなよ」。志摩の優しさと愛情が全て凝縮されたセリフだったように思います。

(※以下、思いつく限り書き連ねたわたしの好きな志摩ちゃん。

伊吹のためにメロンパンを再注文してあげる志摩、伊吹を見上げて上目遣いになる志摩、伊吹に手錠を掛けてホワイトボードに繋ぐ志摩、伊吹を煽るときになぜか伊吹のサングラスを掛ける志摩、ロングコート羽織りがちな志摩、伊吹にちゃんと謝る志摩、「志摩は?」って聞かれてるのに「伊吹は?」って聞き返す志摩、伊吹の前で絶対泣かない志摩、感極まって伊吹の首を抱き寄せる志摩、伊吹を「相棒」と呼ぶ志摩。)


☆伊吹藍

美形で背が高くてあんなにかっこいいのに、伊吹を思うと真っ先に「可愛い、愛おしい」という感情が溢れてくるので意味が分からない。「藍ちゃん」って呼びたくなる。

志摩の例によって欠点から入りますが、わたしは伊吹藍の弱さ、脆さ、危うさをとてつもなく愛してしまっている。強い警察官たち、強い女性が出てくるこのドラマの中で、もしかしたら精神的に一番弱くて脆い人かもしれないというくらい。伊吹は基本的にいつも明るくて元気で上機嫌な男だけど、それがただの空元気や表面的な笑顔なことが時々ある。誰かの大きな感情に全面的に同調してしまうので、感情の浮き沈みが激しく、明るく振舞って脳を騙さないとびっくりするほど簡単に落ちてしまう。それが分かっているのかいないのか、伊吹は悲しいときにこそ笑顔を浮かべたりするんだけど、その騙し騙しってすごく危なっかしくて。自分を騙しきれない何かを突き付けられた途端に、強がっていたものが崩れて呆気なく涙になってしまう。感じやすいし何でも受容してしまうので抱えられるキャパシティもすぐいっぱいになってしまう。多分今まで、そうやって暴れたり怒ったり泣いたりしてきたんだろうなと容易に想像がつく。感情の迸りを我慢できないわけじゃない、でも志摩のように上手く流したりコントロールしたりすることができない。志摩が理解者になってくれたから、伊吹は人に疎まれる野生みよりも、人を救える優しさの方を目立たせることができたけど、今までは志摩のように「野生の勘」を信じてくれる人がいなかったかもしれない。ちゃんと本質を見抜いて、素直な言葉で褒めて支えてくれる人がいなかったかもしれない。だから伊吹、本当に志摩に出会えてよかったね、と言いたい(いつの間にか志摩への褒め言葉になってしまった…)。

結構泣き虫なんだけど、泣きそうになるのは志摩に何かを言ってもらったときのことも多い。「伊吹お前さ、いい奴だなぁ」のときも泣きそうなのを誤魔化してた(ように見えた)し、メロンパン号の落書きを消しながら志摩が何度も「間に合う」って言ってくれたときも唇噛んでたし(このときの表情可愛くて大好き)、「俺がバカだった」って謝られたときも明らかに泣きそうだった。辛くて張り詰めてた感情が、志摩の優しい言葉で緩んで、言葉にこそ出さないけど、こういう瞬間の伊吹がどれだけ志摩に救われているか。どれだけ「自分には志摩が必要だ」と実感してるか。伊吹はその辺をもう少し、志摩本人に伝えてあげてもよかったと思う。でも多分、志摩には表情で伝わってる。
そして、伊吹が泣き虫なのは彼がものすごく優しい男だからで。伊吹の情の深さ、優しさには本当に志摩も感動してると思う。憧れや羨ましさを抱くくらいに。1話で志摩は、伊吹の長所が勢いとか足の速さなんかではなく、「優しすぎる」くらいの情を持ってるという部分だと分かったんだろうな。優しくて素直で真剣。まるで純粋無垢な少年みたいな心を持ってる伊吹を、「信じよう」と決めるまでもなく信じてしまっていたんだろう。

あと、伊吹は志摩のことがものすごく大好きなところが可愛い。これはもう「好意がダダ漏れ」という意味で。8話に「こいつ俺のこと大好きなの」、「俺のこと大好きなんだから〜」という、同じ意味の伊吹のセリフが2回も出てきますが、これが何よりの証拠。主語を「志摩」にして誤魔化してるけど、こんなセリフが出てくること自体が「俺がこいつ(志摩)のこと大好きです」という主張に他ならない。つまりこれは伊吹の願望で、「俺が好きなんだから志摩も俺のこと好きだよね?」という意味で、これを言ってる時点で伊吹は志摩のことが相当好きなのだ。ほぼ間違いなく。そんなわけだから、最終話で志摩の発言を中途半端に盗聴してしまったとき、伊吹が受けたショックは相当なものだったと思う。既に志摩には「お前のせいで久住を取り逃した」という主旨のことを言われ、奥多摩に帰れと言われてぶん殴ったのに冷たい反応しか返してもらえずダメージを受けていたのだからもう「とどめの一撃」という感じだ。「大好きな志摩に不要と言われて心がズタボロになった」伊吹は、全ての元凶たる久住がいよいよ許せず勢いだけで乗り込む。そしてまんまと薬漬けにされ、悪夢の中でガマさんと同じ結末を辿る伊吹。それは「大事な人を悪人に殺され、復讐すべくそいつを殺す」という、ガマさんが辿った構図そのもの。そうやって伊吹の夢に出てくるのが「志摩が殺される」場面だったのは、あんな風に突き放されても志摩はきっとここに来てくれると信じたい強い気持ちがあったからか、直前で考えていたのが志摩のことだったからか、とにかく伊吹にとっての「失いたくない大事な人」に志摩が当てはまることは確かで、伊吹はちゃんとそれに気付けたんだろうか…と思う。でもその答えはきっと、最後の「なぁ志摩ちゃん、刑事やめたりしないよな?」のセリフが示してくれたのだと思っている。志摩を振り返る伊吹の表情とこのセリフに、「刑事やめないで、ずっと俺の隣にいて」という切実な懇願が読み取れたから。

(※以下、わたしの好きな伊吹藍。

志摩を「志摩ちゃん」って呼ぶ伊吹。最終話、船にジャンプするとき楽しそうな笑顔を見せる伊吹。同じく、「くるっとくるっとくるっとくるっと!」とジェスチャーする(踊る)伊吹。志摩の言うことに大人しく従う伊吹。口元に手をやりがちな伊吹。事あるごとに志摩にじゃれつく伊吹。隠し事が下手くそな伊吹。時々志摩に甘える伊吹。志摩にだけ情けない表情を見せる伊吹。)


この時点で、思っていたよりも相当長くなってしまいましたが、最後に曲の話をします。

MIU404サントラの、「志摩一未」と「伊吹藍」を聴いたときの嬉しさと納得感。志摩の曲は、序盤では志摩の頭脳派で論理的で、きっちり仕事をこなしてくイメージとすごくしっくりきて、「あ〜〜、志摩さん! かっこいい!」となるんだけど、後半でちょっともの寂しい感じが入ってきて、内面にある影の部分とか志摩の後悔とか、そういう部分が土台にあっての「志摩一未」が出来上がってるんだな…というところがすごくいい。しかもそれが後半になって出てくるというのが、相手に心をさらけ出せるようになるまでに時間がかかりそうな志摩の性格とピッタリきてなおよし。

対する伊吹の曲は、聴いた瞬間、「あ〜やっぱりこれか〜〜そうだよね!!」って満面の笑みになってしまったやつ。最高にカッコよくてアガる、わたしがこのドラマの中で一番好きな曲。なんと言っても、サワべを追いかけるときに窓からジャンプした伊吹と、そこでかかるこの曲のかっこよさと言ったらもう最高。伊吹の真っ直ぐさ、ひたむきさ、突っ走る感じ、疾走感が全部音になってる。正に「全力疾走、伊吹藍」という感じの歌。でも、安心して聴いていられる志摩の曲とは違って、伊吹の方は何となく焦燥感とか緊迫感が常に底を流れてて、それは多分メインのメロディーが、パトカーのサイレンを連想させるような高くて反復性のある音を使ってたり、中盤の何だか不穏な曲調だったりがそう感じさせてるんだと思うけど、全話見終わった今だと尚更、「伊吹は一人で突っ走らせちゃ危険な男だ」って思わせられる。志摩が言ってた「危なっかしさ」ってきっとこういうところ。でもだからといって伊吹が人として駄目かと言うと全くそういうことではなくて、たとえ伊吹が「一人じゃ駄目な奴」だとしても、二人以上であれば良いわけで、伊吹は一人ぼっちじゃなければ一緒にいる人に底無しの優しさと愛情を傾けてあげられる。だからドラマ後半の志摩が、伊吹の部屋に行ったり、「安心しろ、俺も許さない」って伊吹の言葉を否定せずに同調したり、必死で飛び出そうとする伊吹を咄嗟に捕まえて「間に合わせるぞ(一人で行くな、二人で間に合わせるぞ)」って繋ぎ止めて、伊吹を絶対に一人にしなかったのは本当に正解だったと思う……。


長々と好き勝手に書きましたが、結論、志摩と伊吹はどちらも「1に満たない」という意味の名前のとおり、不安定で脆くて危ういので、二人で補い合って生きていてほしい……ということが言いたかった。

志摩と伊吹が、いつか仕事上では相棒を解消される日が来ても、ずっと隣同士の近い距離感にい続けてくれますように。


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