0420 幻夜ノ刻

幻夜
答えなき問題にナイフと銃で立ち向かうだけだ、それでも誰もが苦しまず生きれる世界を信じて突き進む。

北方に輸送中に加々美とサリュートはナイトメアに拉致される。

加々美とサリュートの共同戦線みたいな話かと思ったけど、そうでもなかった。途中でサリュート裏切ったし。
サクラとして人を守るために人を殺すこと、この矛盾や罪の意識についてがこの映画の芯。

答えなき問題にナイフと銃で立ち向かうだけだ、それでも誰もが苦しまず生きれる世界を信じて突き進む。

あれ、じゃあ偽のナイトメアを演じざる得なかった園と有賀の話はどこいった…北の園でさえ脅していたってこと???

雛森の二丁拳銃無茶苦茶かっこいい。
小暮さんの過去話に関連することも何度か出てくる。
サリュートが実験施設を解体させるってところと、最後にサリュートがいた島。ここが黄昏の伏線。

自分と同じように南トランの工作員としてたくさんの人を殺して罪に苛まれたナイトメア、最後にお前の分の十字架も俺たちが背負ってやるって言いながら泣いた加々美。それに腕を添えて支える有賀。ここは有賀がシンを撃つ時に一緒に痛みを背負うと、銃に手を添えた加々美の悠久のラストシーンと逆になってる。
サクラになって、笑顔を見せず怒り以外の感情を押し殺したような加々美を少し心配してみてたので、有賀の前で泣く姿を見て少し安心した。有賀がいないところでは一瞬も油断できないような地獄を生き抜いているからだろうな。

何度も言うけれど、大志くんの泣き顔が綺麗。

有賀の夢は、もともと間宮のもので、それを加々美に手伝わせるのは残酷だと思ってた。
だけど、間宮が見せた光が、有賀を救い、有賀が間宮の意思を引き継ぎ、それを加々美に引き継ぐ。なんだかバトンみたい。だけれど、これが3人でメサイアの形だと信じてる。

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