見出し画像

おじいちゃんが教えてくれた     「3」を基準にした考え方

僕は玩具や雑貨を扱うお店の販売員をしています。

商品選定や発注なども任されてはいますが、売り場に立ってお客様に商品を売る事がメインの仕事です。

ですが、僕が働くお店は都内にある為、今も外出自粛要請による臨時休業が続いています。

お店が営業をしていない以上、販売員は自宅待機の状態です。幸いな事にお給料は満額貰えているので会社には感謝ですが、いざ開店してからの事や販売員という仕事に対しての将来性を考えると不安でいっぱいです。

おかれた環境は人それぞれだとは思いますが、僕だけではなく不安や悩みを抱えた人が多いと思います。


自宅にいて子供の相手をしながら考える時間だけはたっぷりあるのですが、ふと思い出したので
おじいちゃんが教えてくれた物事の考え方
をご紹介したいと思います。

僕はこの考え方でたくさん人生を助けられました。少しでも誰かの悩みや悲しみが解消されたら幸いです。


僕のおじいちゃんは石巻の海沿いの小さな町で漁師をしていました。
物静かで優しい人でした。
ですが、東日本大震災の前年に亡くなってしまいました。
なので、自分の家や船、町まで津波によって流されてしまった事を知らずに亡くなりました。

今となってはそれだけは良かったのかなぁなんて思います。


子供の頃、夏休みには家族で必ずおじいちゃんの家に行き、釣りや海水浴などをして楽しんでいました。

おじいちゃんはよく僕だけを船に乗せて釣りに連れて行ってくれました。

でも釣れないと必ず3時間経つと港に戻ってきます。
そして、素潜りや磯遊びなど他の事をさせられます。

釣りを楽しみに千葉から来た僕は、もう少し粘りたいのですがダメです。戻って他の事して楽しもうと言われます。


ある日、聞いてみました。
なぜ3時間しか釣りをさせてくれないのかを。

「俺は何かに挑戦する時は”3”で物事を考えるんだ。3時間、3日、3週間、3か月、3年。その代り決めた間は全力でやる、それでダメならスパッと諦めて他の事をやる。」

「辛い事や悲しい事も同じだ。色々経験をすると、その事がどの”3”に当てはまるかが分かるようになる。その当てはまる期間が過ぎれば忘れる。その時までは全力で向き合って、ハイッ!おしまい。」

(ちなみに、実際は東北弁なので説得力が違います。なんとなく)


よく考えると3年近く癒えなかった悲しみは”母の死”くらいしか今までのじんせいでは無い。

それ以外の事はたいてい他の”3”に当てはまり、その通り忘れてしまう。


今回の臨時休業もどうやら3か月を超える事はなさそうだ。
4月初旬からと考えると、今年の夏には今まで通り(色々変わる事はあるだろうが)販売員として働けているだろう。


自分の将来を考えると、もっとやってみたいことがる。
その為に努力をしてきただろうか?
当たり前など無い事を今回の自粛生活で気づかされた。


”3年後”の自分を思い浮かべて、それまで全力で頑張ってみようと思う。

それでダメならスパッと忘れて、ハイ!おしまい。




よろしければサポートお願いします!バカみたいに喜びます!