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NVIDIA決算直前!AI関連銘柄どうなる?インフレの抑え込みが成功!?NISA18週間でどうなった?口座公開! 20240518

動画はこちら。(動画ではコアサテライト戦略についてもお話ししています。)

https://www.youtube.com/watch?v=Ai7DlFCGTJw

こんにちは。あるころうのNISA投資チャンネルです。

経済指標とセンチメントチェック

まずは経済指標とセンチメントをチェックしていきましょう。

今週は、水曜日夜に発表されたCPI前月比が、予測0.4%のところ、0.3%でインフレが停滞しました。
これにより、利下げ期待が高まって株式市場に上昇圧力が現れたのか、あとで見てみましょう。
まずはこの影響を、米国債10年ものと2年もので見てみます。

米国債10年もの利回りは、CPIが予想を下回ったことを受け、窓を開けて低下しました。

2年もの利回りも、同様の動きを示しました。10年ものは、今週末は下がる前の水準に戻し、2年ものは、下がる直前よりも高い水準で引けました。結果的にかなり、短期的な米国債利回りへの影響があったものの、数日で戻ってしまいましたね。

ちなみにFRBのインフレの目標値は、コアPCE 2%という成長率で、これは今のところ2.8%までだいぶ下がってきました。今月末5月31日に、4月のコアPCEの結果が発表されます。
クリーブランド連銀の予測だと、今月末発表のコアPCEは2.67%と発表されました。これが2%に向けて下がる確信が得られるまで、利下げはないと発表されているのでもう少し下がって欲しいですね。

株式市場の心理を示すCNNのフィア & グリードインデックスでは、先週、ニュートラルを示していた強欲指数は48から64へ急上昇し、市場の強欲指数はGREEDになりました。

S&P500から見るモメンタムは、先週より125日移動平均線から離れて上昇しました。

VIX: ボラティリティインデックスを見てみると、
先週の12.55ポイントから下がって、
12.29ポイントでした。50日移動平均線よりもだいぶ下ですね。

FRED:米セントルイス連邦準備銀行によって運営されている経済データのオンラインデータベースが示す、イールドカーブでは、先週マイナス0.31から今週マイナス0.40と逆イールドのまま横ばいが続きます。

今週の動きと市場のセンチメントをまとめるとCPI消費者物価指数が前月比を下回り、インフレが鈍化したことから、利下げ期待が高まりました。強欲指数は先週ニュートラルから今週グリードへ強欲が強まり、S&P500が先週よりさらに上昇、VIXが低下し市場の恐怖感が低下、逆イールドが続き、もうすぐ2年というところに来ています。
総じて、市場は、楽観的な状況で、インフレが若干抑えられた雰囲気で、利下げ期待が急上昇しました。

フェドウォッチツールを確認すると、先週は、6月のFOMCでは利下げがないという確定的な雰囲気で、政策金利が維持されるという予測が、96.5%でした。しかし今週は、6月の利下げ期待が上昇し、今の政策金利が維持されるという予測が91.3%まで低下しました。

現在の水準から政策金利が下がる予測が過半を超える9月では、
先週38.8%から、32.9%、政策金利が維持されるという予測が低下しました。
9月には6割近い率で、政策金利が下げられるという市場予測なっています。

週間主要株式指数チェック

それではこれらを踏まえて週間の米国主要株式指数を見ていきます。

S&Pは、先週の終値5,222ドル台から今週終値5,303ドル台へ上昇しました。
注目すべきところは、CPI発表の21:30の後の市場開始直後に窓を開けて急騰しています。

今週は、メタとAmazon以外のマグニフィセントセブンが上昇しています。


NASDAQは、先週終値18,161ドル台から今週終値値18,546ドル台へ上昇しました。CPIが予想より低かったことを受けて上昇したのは、ナスダックも同様でした。

前回調子の良かったブロードコムは、今週もかなり上昇しています。
NVIDIAの影に隠れていたAMDですが、需要が高すぎて入手が困難だったNVIDIAのGPU「H100」に代わり、AMDのフラッグシップAIチップの「MI300X」を搭載したクラスターを、マイクロソフトがクラウドコンピューティングサービス「Azure(アジュール)」を通して提供するようです。

日経225は、先週終値38,257円台から、今週終値38,770円台へ上昇しました。

先週10%以上、下げていたソニーは、今週、急騰し13.57%プラスでした。

インド ニフティ50は、先週終値263ドル台から、今週終値269ドル台へ戻りました。

中国、深圳(しんせん)総合指数は、先週終値1,347ドル台から、今週終値1,344ドル台へ若干低下しました。

ビットコインは、先週950万円付近でしたが、現在は、1,040万円付近にいます。

ゴールドは、先週2360ドル台から、現在、2414ドル台に上昇しました。

為替の米ドル円は、先週の為替介入で152円台まで落ち込み、その後先週中に155円台、今週156円中盤まで上昇し、米CPI発表の後153円台まで落ち込みました。現在は、155.6円台になっています。

ニュースチェック

続いてニュースチェックです。

米メディアでは、FRBボウマン理事は、 「政策金利が維持されれば、インフレはさらに鈍化するというのが引き続き基本シナリオだが、この見通しには多くの上振れリスクがある」と述べました。インフレ抑制における進展が停滞、ないし反転すれば、追加利上げに踏み切る用意があるとも付け加えており、今週の利下げ期待の高まりに強く釘を刺しています。

日本製鉄が、USスチールを買収するために、副社長を現地に派遣し、現地労働者や政治家へ働きかけるようです。およそ2.2兆円の買収は成功するでしょうか?

続いてダウが4万ドル台に乗ったというニュースです。ダウ平均は、今週終値でついに4万ドル台に乗り、40,003ドルで引けました。

FRBのパウエル議長が、新型コロナウイルスに感染されたみたいです。自宅で仕事継続とのことで、無事なようですがしっかり休養をとって治して欲しいです。FOMC直前じゃなくて良かったですね。
1人の人物が新型コロナウイルスに感染するだけで、ニュースの一面になるということを冷静に考えると関心の高さがすごいことがわかります。

ウォーレンバフェット氏が、数十億ドルを投資した謎の企業が話題になっています。どこだったのでしょう。

損害保険会社のチャブに、67億ドル、およそ1兆円相当の持分情報を開示しました。

個別株チェック

ウォーレンバフェット氏が投資していたことが明らかになった、損保企業のチャブは、そのニュースの後で時間外で窓を開けて暴騰し、市場開始後に一旦戻したものの、今週末は暴騰直後の株価を超えて上昇し、10%近くの上昇で引けました。
バフェット氏の影響は凄まじいですね。

今週もNVIDIAは強く、先週は900ドルを何回か試す動きをしていましたが、今週終値は924ドル台で引けました。

NVIDIAのライバルだったアドバンストマイクロデバイセズは、木曜日にマイクロソフトがクラウドサービス、アジュールにAMDのチップを使用すると発表し、株価が順調に上がり、今週152ドル台から開始し、164ドル台で引けました。

アップルは今週好調でした。先週のクラッシュCMで株価を下げた後、タッチ決済端末への利用やAI関連ニュースによるものなのか、15日に急騰しました。
その後、株価を維持し、189ドル台で引けました。

新旧NISA口座公開

新NISA口座は、1週間で35,163円のプラスでした。旧一般NISA口座は、1週間で149,416円のプラスでした。新・旧 NISA口座は、1週間で合計184,579円のプラスでした。

来週の予定

来週は日本時間月曜日の早朝にパウエル議長のスピーチ、コロナから回復していれば、ですが、スピーチがあります。6月にもしかしたらと期待される利下げに対して、期待するなよという発言があるかもしれないですね。
木曜日は前回FOMCの議事録が公開されます。
金曜日の21時30分に、耐久財受注月次変動があります。前回と比較して予測がかなり小さいため、設備投資が弱くなっている雰囲気があるようです。インフレが続く中で、金利の高止まりが続き、投資が滞れば不況や将来の企業業績へ悪影響があるかもしれません。
一方で、今のタイミングで政策金利を下げるとインフレ再燃確実ですよね。。そんな中、来週の決算発表は重要です。

月曜日は、私もよくつかうzoom、実はコロナ元年の10月がピークでして、その時は600ドル直前まで伸びて、ここ最近は60ドル台で安定しています。
そして、水曜日に世界中がビクビクしているNVIDIAの決算発表があります。
私も3月末辺りに一度ポジションを落として、先月に100ドルくらい落ちたのでまたポジションを増やしているので、ビクビクしています。
AIブームの中心となっている、NVIDIAが決算をミスると、日本の株式市場にも影響が出るでしょう。むしろ世界中に影響が出そうですよね。前回は、決算前にあまりの恐怖感でパニック売りとみられる現象がありました。今回ももしかしたら週明けに同じような売りがあるかもしれませんね。

終わりに

今週も先週同様、米株式市場が好調でダウが4万ドルを超えました!
インフレは、CPIが予想より低く若干落ち着いた雰囲気がありました。これが、株式指数の上昇に寄与し為替にも影響して、一時的にドル安となりました。しかし、その後、徐々に戻し、現在は再度155ドル台にいます。
そして、来週は、ついに現在のAI株ブームの中心である、NVIDIAの決算発表があります!
日々、何かに採用されたり、次世代GPUのニュースだったり、好調な雰囲気があるものの、
製造を請け負っている台湾セミコンダクターの爆発や火災、競合であるAMDがマイクロソフトのアジュールに採用されるなど、経営環境の変動もあります。
決算だけでなく、ガイダンスがどのようなものであるかが重要です。
前回決算後も、生成AIだけでなく、量子コンピューティングセンターにクーダプラットフォームを構築する方向性に向いているようなので、この辺りで何か発表があるのか、さらに発展した何かの発表があるのか楽しみです。

それでは、私自身は今後も、NISA口座の方針は変えずに、米国株メインの方針で握力を鍛えていきたいと思います。


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