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市場の雰囲気に変化が!?利下げがなくなる!?NISA口座結果発表! 20240407

動画はこちら。(動画ではコアサテライト戦略についてもお話ししています。)

https://www.youtube.com/watch?v=gL2fC62KUsM

こんにちは。あるころうのNISA投信チャンネルです。

今週の出来事

まずは今週の出来事からです。

今週、台湾で大規模地震があり、TSMCやUMCで一時的に業務が停止するなど、台湾株式市場へも影響がありました。

注目の利下げについては、ブルームバーグによると今週前半では、サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は今年3回、クリーブランド連銀のメスター総裁は今年3回かそれ以下か、との発表がありました。

今週予定されていた経済イベントでは、月曜の製造業購買担当者景気指数が発表で予想48.4に対し、結果50.3でした。この指標は、50を上回ると景気拡大を示します。

火曜日に、ジョルツ求人労働異動調査が発表され、予想より若干高めでした。この指数は、労働力の不足を示しています。予測より労働力不足という結果でした。

水曜日に、非製造業購買担当者景気指数が発表され予想を若干下回る51.4でした。この指数は、非製造業における景況感を示し50を上回ると景気拡大を示しています。

金曜日に発表された非農業部門雇用者数は、予測を150%以上上回り
失業率は、予測を若干下回りました。

今週発表されたこれらの指標は、全て景気がいまだ強いことを示し、利下げへの反対圧力となります。

ロイターによるとFRBのボウマン理事はニューヨーク公演で「利下げが適切になる段階にはまだ達していない」と発言、物価上昇圧力が一段と鈍化しなければ利上げ再開の可能性を示唆し、複数の上振れリスクの存在に言及しました。
ダラス地区連銀のローガン総裁も、
このボウマン理事のタカ派発言に先立ち同様の認識を示しました。

センチメントチェック

次にセンチメントをチェックしていきましょう。

この1週間のボラティリティを、VIX:CBOE ボラティリティインデックスで見ていきます。
先週12.99%から、今週16.05%へ上昇しました。

株式市場の心理を示すCNNのフィア & グリードインデックスでは、強欲指数がグリードで、先週の71から現在61と、一気に10ポイント低下しました。

FRED:米セントルイス連邦準備銀行によって運営されている経済データのオンラインデータベースが示す、イールドカーブでは、先週マイナス0.39から先週マイナス0.34と若干、逆イールド解消に進みました。

今週発表された経済指標と、市場のセンチメントをまとめると経済が強く経済が強く、インフレが警戒される中で恐怖感が強まり、強欲が弱まる展開となりました。

総じて、市場は、わずかに悲観的な状況で、利下げ期待が裏切られるかもと警戒している雰囲気になっています。

週間主要株式指数チェック

それではこれらを踏まえて週間の米国主要株式指数を見ていきます。

S&Pは、先週の終値5,254ドル台から今週は終値5,204ドル台でした。

1週間のヒートマップは、メタが7%、アマゾン、マイクロソフト、Googleが若干プラスとなりましたが、NVIDIAが-2%以上と調整され、テスラは、-7%とかなり厳しい状況でした。

NASDAQは、先週終値18,254ドル台から今週終値18,108ドル台へ下げました。

テクノロジーセクターの中で時価総額の大きい三社が好調で、小売業のアマゾンも好調だったものの、そのほかが厳しく、全体では下げていました、

日経225は、先週終値40,444円台から、今週終値39,005円台と大きく下げました。

ヒートマップでは、先週同様ほぼ全面赤でした。

インド ニフティ50は、先週終値267ドル台から、今週終値270ドル台へ上昇しました。

中国、深圳(しんせん)総合指数は、先週終値1,300ドル台から、今週終値1,320ドル台まで上がりました。4月1日に窓を開けての高騰の後、若干下げたものの、週間では上昇傾向です。

為替もチェックします。一時、動きがあったものの結局は、151.6円台付近におり、高い状況を維持しています。

ビットコインは、一時的に1000万円を切ることもありましたが、現在、1050万円台です。

ゴールドは、先週2233ドル台でしたが、また上がっています。2329ドル台と、かなり上昇しました。市場は、リスク回避な動きをしています。

個別株チェック

今週の個別株チェックです。

週明けに大地震に見舞われた台湾のTSMCは、影響は軽微で、週の中頃に上昇と下落をし、結果的に週間で若干上がりました。

事故を起こした小林製薬は、急落後に買われ続け、5362円まで戻りました。

新旧NISA口座公開

それでは、今週の新旧NISA口座はどうなったか見ていきましょう!
新NISA口座は、1週間で利益が25000円程度下がりました。旧一般NISA口座は、1週間で10万円程度減りました。先週1週間の増加が、今週1週間で戻った感じです。

今週は-123,655円で、久しぶりに1週間を通してマイナスとなりました。
昨年の10月や2022年は、このくらいのマイナスはよくありましたよね。

来週の予定

来週は、水曜日の日本時間21:30に、コアCPI、CPIが発表されます。

木曜日は、FOMC議事録とPPIの発表があり、指標の結果が株式市場に影響しそうです。

金曜日は、ミシガン消費者信頼感指数・速報値が発表されます。これは、米国ミシガン大学が発表する指標で、消費者の経済状況に対する信頼感や見通しを数値化したものです。消費者支出や経済動向の先行指標として注目されています。速報値は毎月中旬に公開され、月末には最終値が発表されます。

終わりに

週明けから、週末にかけて、利下げに対する弱気発言への変化を感じました。6月利下げへの期待が低下しているようです。
また、これを感じた市場が、リスク回避のために調整段階に入っているような印象でした。
ただ景気自体が良いため、急激な株価の上昇よりも現在は地固めのための健全な調整だと考えています。

それでは、私自身は今後も、NISA口座の方針は変えずに、米国株メインの方針で握力を鍛えていきたいと思います。


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