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いいお客さんをしてしまう習性


今日は散髪屋さんに行きました。
カット690円!(サービスタイム時)
僕が知る限り地域最安値のIWASAKIさん。

今日は雨のせいか、誰もお客さんがなくて、
待ち時間なく、すぐ席に座れた。

いつものお姉さんが、受付会計から理髪まで、
テキパキと、お一人でやりくりされています。

散髪屋さんのカットの時間って、
男性だと10分から15分程度、

切ってもらいながら、
ちょうど精神科外来の通院精神療法の時間と同じくらいだなぁ、
なんか似ているなぁと、対比して空想で遊ぶ。

そこで、次のお客さんが入ってきた。受付して座る。
うちのクリニックは、待合室も2、3人も人が入れば、
窮屈に感じるくらいの小さな待合室ですが、
この散髪屋さんの待合も、同じ感じ。

わー、ちょっと、焦るなぁ。
心持ち、散髪屋さんの手さばきも、少し早まる。

患者さんから、診察中に次の患者さんが来たら、
早く自分の診察を終わらせなきゃって、焦る、
良い患者にならなきゃって、どっか思ってしまう自分がいる、
というお話を聴いたことがある。
この感じかっ (ーー;)

と思っていると、また次のお客さんが。
馴染みのお客さんで、少しお話されて、待合に座る。

混んできた。見られている視線も感じる。
そこに、さらに、3人目のお客さんが入ってきた!
待合から、かなり視線と圧迫感を感じてしまう自分。

でも、散髪屋さんは僕の散髪に意識を集中して、チョキチョキ。
わー、もう、僕のカットはこれくらいでいいですよ (;´Д`)

僕も診察で、3人待ちが出ている状況だと、かなり焦る。
そんな時に限って、容赦なく別の要件を次々と繰り出してくる患者さんだったりしたら、
「まぁ、その件は、また次回にでも」と切り上げてしまうこともある。
でも、今、お客の立場の自分で考えると、そんな言われ方は嫌だなぁ。
いつもごめんなさい。。。

チョキチョキ終えた散髪屋さん、鏡を持ってきて、
「どうですか」と聴いてくれる。
僕は仕上がり確認もそこそこに、
「バッチリです!」 ∠( ゚д゚)/
と、必要以上にいいお返事をして、
そそくさと席を立って、逃げるように会計を済ませたのでした。

これか!
これが、良い患者になる、と言うやつかぁ。
これは、しょうがないね。染み付いた人間の習性だ。

でも、散髪も診察も、気に入らないままだと、ずっとモヤモヤするから、
やっぱり、言いたい要件は伝えたほうがいいですよね。
お互い、伝えるスキルを練習しましょうね。


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