さっき、自転車でぶつかりそうになった話

今日は、朝から雨。

朝、ご機嫌で自転車で、走っていると、
せまい路地で井戸端会議をしている、
おばさんたち、

その間を、
すり抜けようとした時のこと

一人の人と目があって、
お互い譲り合って、
右に、左に、避けようとして、

避けた方にぶつかりそうになって
結局、止まってしまった。

すみませーん、と、
見知らぬおばさんと、
お互いに、はにかんだ微笑みを交わす。


最近診察室で、患者さんと同席される
お母さんが、なんか知らんけど、増えてる。

自転車で走りながら、

診察室で並んで座る、
そんな親子の姿を、ふと、
思い出した。

子どもに辛い思いはさせたくないという、親の願い、

お母さんに喜んで欲しいと思う、子の思い、

お互いに気持ちをくんで、
譲り合って、与えあって、
思いやって、

お互いのことばかり見てしまって、
自分のことは、後回しになって、
すれ違ったり、
ぶつかってしまっているのだ。


お互い自分自身が、喜んでいいし、
幸せになっていいと、

心から思えるまでに、

いったいどれだけ、年月が過ぎ、
衝突を繰り返しただろうか。

診察室で二人で並んで座る風景を

それも僕たちのいのちに、
彩りを与えてくれた日々だったな、
と、いつか思い出すかもしれないし、
忘れているのかもしれない。

自転車に乗りながら、

そんな、思いやりの気持ちを、
なんか思い出した、

今朝の通勤自転車の、
一コマだったのでしたー。