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句集を買おう!

自分の句集が出来たので言うわけではないですが、句集を買うことって大事ですよね。

先週も、出版社のブログで興味をもった句集を、楽天ブックスで注文しました。まだ届いていませんが、楽しみに待っています。

かねがね思うのですが、俳句って経済活動としてうまく成り立っていないように見えます。会社組織でやっている結社は、ホトトギスくらいでしょう。

俳人も、俳句だけでプロとして立っている方々はほんの一握りで、何か本職があって、俳句や散文を発表したり、指導をするケースがほとんどだと思います。

このような点でちょっと気になるのが、数多くのアマチュアが支えている同人マンガのジャンルです。俳句とは歴史も背景も中心をなす年齢層もまったく異なるので、単純に比較はできませんが、このように活性化しているジャンルから学ぶ必要はあるように思います。

今年はコミックマーケット(通称コミケ)が3年ぶりに復活し、盛況だったようですが、ここではたくさんの同人誌が売り買いされます。

表現したい、他者の表現を見たい・応援したい、という人たちの熱気が、このコミケを成り立たせています。

そしてその上部構造として、メジャーなマンガの世界が存在しています。

要は、一人ひとりが少しずつ投資していくことで、全体の巨大な経済活動が成り立っている、そんな構造です。俳句の世界も、そこから学ぶものがあるのではないかと思います。

ここでRCの一つの提案は、「句集を買おう!」です。

大手チェーン店の詩歌コーナーには、有名な俳人の句集が並んでいますが、わずかですが新刊として初めて見るお名前の句集も並びます。RCはそういう句集は手にとって、パラパラめくって、気に入ったら購入するようにしています。

このような大きな書店に行かなくても、今回RCはブログで知った句集を注文したので、そのパターンもあると思います。RCが購入したのは著名な俳人の句集ですが、そのようなビッグな方の句集が増刷を重ねてロングセラーとなったり、または話題になってベストセラーになることも、必要なことではないでしょうか。

俳句を愛するみなさま。気に入った句集、気になる句集があったら、迷いなく買ってみてはいかがでしょうか。それが経済活動につながり、力のある俳人に光を当て、よい句を後世に残すことにつながります。

ちなみに、ありがたいことに、RCのような無名な俳人の句集も、出版社のサイトをはじめ、各ネット書店で購入できます(2022年8月28日現在)。例として一部のリンクを貼って、この記事を終わりたいと思います。

俳句の輪が、もっともっと広がっていくことを祈っています。



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