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タバコと酒と香水

私は,週末にお酒を飲んだり,週に一回タバコを吸うかどうかの生活をしている.
どちらも身体的にポジティブな影響は無いし,なんならネガティブな影響しかないとも言える.
分かっていても,耐性がなくて翌日に影響が出るわけではないし,アレルギー症状が出て即死するわけじゃないから,今すぐにやめようとはならない.
いや,タバコは彼女ができたとか結婚したとかどこかのタイミングで辞めると思うけど.



親がどちらも酒に強かったから,自分も強そうだし俺も大きくなったら酒を飲もうと漠然と思っていた.
誕生日が一月二十七日の早生まれで,成人の日の後に二十歳を迎えることは分かってたから,どのタイミングで初めて飲もうか考えてたけど,結局成人式前日の家での夕食時が最初の飲酒タイミングだった.
大学生になったタイミングで飲み始めることも可能だったけど,そうまでして飲みたかったわけじゃないし,サークルの飲み会の盛り上がる雰囲気があまり好きじゃなくて,端っこでジンジャーエールを飲んでるので満足だったから飲まなかった.
結局大学2年の成人式前のタイミングで初めて飲んだわけだけど,今でもその選択で良かったなと思っている.
特別何かがあるわけじゃないけどね.



こういうことを書きながら,「特別何かがある」みたいな言い回しを良くしてしまうことに引っかかる.
特別何かがあるから何かをしているわけじゃないし,特別何かがあるから何かを始めるわけじゃない.
そして多分,今後何かを辞めることになるタイミングで特別何かがあることもほとんどない.
あるとすれば,生活に関わるものかものすごく熱中しているものか.
いずれにしても,今後の人生の行き先が変わるようなものだろう.
学生時代ならまだしも,社会人になってしまえば仕事以外にそういうものに出会えるとは思えない.
そう思うと,今後の人生で出会う「特別」を大事にしようと思える.
そして,今後の人生で出会う「特別」に気づけるようになっていなければならないな.



タバコを吸うことについては過去にnoteに書いた気がするが,あの煙が昇っていく感じと,夜暗に浮かぶ火が好きで,たまに吸っている.
普段自室で吸ってて,吸い終わっても翌朝まで窓を開けたままにして喚起してるんだけど,真夏とか真冬はそんなことしてると死んでしまうので吸っていない.
そうすると必然的に家以外でってことになるんだけど,オフィスビルの喫煙室で吸うのはなんか違うし,わざわざ屋外で吸う気にもならないから結局吸わなくなる.
大学時代は院生の人と構内の喫煙スペースで吸ってたけど,あんな感じで緩く数時間なんて今後の人生で来ないんだろうなと思う.
やっぱタバコは百害あって一利ないわ.



数年前からちょっとずつ香水を使ってきたんだけど,ここ数か月で香水への興味が格段に強くなっている.
若干の蒐集欲のようなものも生まれてきていて,このままでは破産してしまうのではないかと心配になってしまう.
大丈夫かな,将来の自分.
今は高くても100mlで約1.5万円くらいのものに抑えてるけど,これ以上を買うのは色々と怖いな.
幸いなことに,服関係はGUみたいなファストファッションにしか興味がないから,そこで悩む必要はない.
将来の自分よ,頼むからハイブランドのファッションに手を出さないでくれよ.



タバコも酒も香水も,あくまで嗜好品だと思っている.
だから,傾倒したくはないし依存なんてもってのほかよ.
嗜好品とは適切な距離感を保っていたいし,タバコは「吸おうかな」,酒は「飲もうかな」,香水は「つけようかな」の気持ちを持っていたい.
それ以上のステージに進んでしまったら,きっと心から楽しむことはできない.
いま常に心から楽しんでるわけじゃないけど,楽しめる余地は残しておきたいよね.
依存しないように他に趣味だとか色々作ればいいのかもしれない.
でも別に趣味なんて,趣味と意識しなくても楽しければそれで良いじゃないと思う.
無趣味,良いじゃない.
楽しいものを何か見つけられてたら良いじゃない.
多少危険なことでも,その過程や結果で誰かに迷惑をかけなければそれで良いじゃない.
かけていい迷惑とかけちゃダメな迷惑の分別,大事だよね.

僕の生活の一部になります。