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大炎上!オードリー春日さんの『スッキリ』失敗で考える、時代に合わせた番組制作へのヒント
日本テレビ系の情報番組『スッキリ』で、お笑いコンビオードリーの春日さんが、『那須どうぶつ王国』のペンギン舎で滑って池に落ちるボケを繰り返しました。これに対して、取材地である動物園側が安全面や衛生面の配慮が欠けているとしてテレビ局に厳重抗議。今後、報道側に動物の尊厳を傷つけないよう厳しく対応するとしました。
日本テレビは、動物がいない池に入る可能性を事前に打ち合わせしていたと説明し、本番でペンギンのいる池に入ってしまったと謝罪しました。また、同番組は生放送の冒頭で、MCの森圭介アナウンサーや加藤さんが改めて謝罪しました。
この騒動はインターネットを中心に大炎上しました。
時代と共に変化するお笑いの在り方
さて、このような世間を騒がせる出来事が起きると、さまざまな意見が各番組で語られます。
個人的に印象的だったのは、アベマプライムでカンニングの竹山さんが、「こんな時代になってしまって本当に厳しい。ある意味やってはいけないことをするのがお笑いの魅力だった。20数年前は私も叱られた。イルカのプールに飛び込んだら、激怒されて出入り禁止になったことがある。イルカに噛まれて手が取れる危険があるから。いけないことはいけない。しかし、世間があれもこれもダメだと批判するのはどうかと思う」と憤慨していたことです。
竹山さんはきっと昔から、お笑いという厳しい世界で戦ってきた戦士だったはずです。そんな彼が世知辛いと感じる気持ちは理解できなくもありません。時代の変化のスピードについていけず、悲しくなったり、時にはその気持ちが怒りになるのも無理からぬことだと思います。
でもイルカに噛まれて手が取れる危険があったのに、飛び込んじゃダメでしょうよ。。。そりゃ激怒もされるし、出禁になりますよ。。。
と青ざめました。多分これは私の職業病なのでしょう。
しかし、竹山さんのようなテンションでこのような発言ができるのは、この時代においては貴重とも言えるのでしょう。
炎上を恐れず、リスクを事前に考慮する姿勢
私は職業柄こういう騒動が起きると、「あれはどうすればよかったの?」とよく聞かれます。
少々硬い表現になってしまいますが、今回制作局は時代の潮流に合わせて番組制作をする必要があったと思います。それはけして今回のような炎上騒動を恐れて、表現を萎縮することではなく、事前に炎上の可能性を考慮し、「炎上」を想定外にしない取り組みといえます。
場合によっては、謝罪しないというスタンスを取ることも正解だと思います。一番よくないのは場当たり的な対応や、炎上させてしまったことを嘆いたり逆ギレすることだと思います。世の中はとんでもないスピードで変化しているんです。これ対応しながら、自分たちの価値観を持って番組制作することが大切です。
今回の騒動については、番組が果たしたい目的とスタンスによって対応が変わるでしょう。時代の潮流にあっている&面白い番組制作はきっと可能だと思います。そのためには、炎上を想定し、事前にリスクを考慮した対策を立てることが重要です。また、視聴者の意見を取り入れながら、柔軟でクリエイティブなアプローチを追求することも、魅力的な番組制作に繋がると思います。
失敗は誰でもするもの。失敗しても次に繋げればいいのです。
「いいひと戦略」に学ぶ時代の変化と対応法
実は私、岡田斗司夫先生の動画を密かに参考にしています。彼の見解はとても勉強になり、膝を打ちたくなるようなものばかりです。
岡田先生の推奨する「いい人戦略」は、私もこっそり日常生活に取り入れています。
「いい人戦略」とは、「これからはホワイト社会に移行していく」という岡田先生の未来予想に基づいて、私たちはどのように生きていくべきかという考察が展開されています。この戦略は、「真の善人になる」という意味ではなく、「一見他人からいい人に見えるような振る舞いをしましょう」というものです。笑
「ホワイト革命」は、突然の暴動ではなく、徐々に「良い人になろうと努力する」現象として加速していると言えます。過去には許容されていた体罰やセクハラ、パワハラなどのハラスメント、特に男性著名人の不倫スキャンダル、差別発言、いじめなどの問題が、次々に人格を疑われ、辞職に追い込まれるほどに影響を与えるようになってきています。
結果的に、悪口を言う人は嫌われ、賞賛する人は好かれるという状況が生まれています。これはある意味、恐ろしいことにも思えますが、現実の社会では、人々がそのような方向性を持っていることが現れています。
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