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初恋の行く末

初恋カルスは未分化のままの方が美しい。

20代になりようやく気付いた新しい知見である。

まず、みなさんはカルスという言葉をご存知だろうか。
カルスとは、植物体の傷口からできた泥団子のようなものだ。
きちんと説明すると、(Wikipedia引用によると、)
カルスとは、
植物体の傷口に見られる未分化状態の癒傷組織で、
適当な植物ホルモン濃度で様々な状態に分化することができる状態。

だそうだ。(大学の講義ででてきたような、、)
ヒトでいうと、IPS細胞ににてるなーって感じ。

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では、なぜカルスなのか。
それは、初恋という思い出と、初恋が与えた傷が
どこかで泥団子のように成長していたからだ。

そして、初恋カルスは、未分化のカルスという状態では
どこか懐かしく、甘酸っぱく、美しく
存在してくれた。

その初恋カルスが、再会という現実を経て
泥に分化しかけたのは最近のことだ。

そして、まだ未分化の初恋カルスを持っている方に伝えたい。

初恋カルスは
泥に分化する可能する可能性も
キラキラと輝く泥団子に分化する可能性もあることを。

泥に分化しかけた私的には、
未分化のままをおすすめしたい。



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