見出し画像

映画「スラムダンク」はスラムダンクファンのための映画です#268

(おはようございます)
(こんにちは)
(こんばんは)

昨日は、午前中から夕方まで娘と二人きりのお留守番だったのですが、妻が帰宅後に自由な時間をもらったので、土曜日が公開初日で気になっていた『スラムダンク』の映画を観てきました。

TwitterやInstagramでフォロワーさんが公開初日に見に行ってる投稿を見ていたので、「これは今でしょ!」と決断は早かったです笑


流川の背番号11に合わせて座席選択w

で、感想なのですが、、、

一言で言うならば、これしかないですね。

めちゃくちゃよかった!!


さて、この記事は、映画「スラムダンク」の何がよかったかを書いていく記事になるのですが、今後見にいく予定のまだ見てない方もいるはずですので、可能な限りでネタバレはしないように書きたいと思います。


※ただし、少しでも情報を知りたくない方はここで記事を閉じてね!!

さて、ここから映画の何がよかったかの理由の解像度を高めていくわけですが、こちらも一言でいうと、

『ズラし方が秀逸だった』

となります。

かなり抽象度は高めですが、まさに理由はこれに尽きます。

では、この秀逸なズラし方の具体を三つに絞って話します。

(こちらもなるべくネタバレしないように)

①中心人物のズラし
②表現や演出のズラし
③時間軸のズラし

では、一つ目のズラしです。

中心人物のズラし

今回の映画版のスラムダンクでは、原作のマンガやテレビアニメ、今までの劇場版の映画とは違って、1番の中心人物を敢えてズラしています。

しかも、原作では描かれていないところを原作に違和感を残さないカタチで描いているところがまた秀逸です。
さらに、そこに涙を誘うようなストーリーがあることや、今に至るまでの困難や苦悩を描くことで、その中心人物に対して、深く感情移入をさせてしまうような設計になっています。

(思わず自分も涙してしまうシーンがありました)

次に二つ目のズラしです。

表現や演出のズラし


原作にもある一つの試合をもとに、今回の映画のストーリーは進んでいくのですが、原作と比較すると忠実に再現しているシーンと敢えて表現や演出を変えているシーンがあります。

一つ例を出すのであれば、原作では有名なセリフを敢えて無音にするようなズラした演出があります。

もはやファンに対して「ここのセリフは、もちろん知ってるよね」と言わんばかりに。

原作を知っているからこそ、そこが無音だとしてもセリフは脳内再生されるはず!と制作側が敢えて狙った演出なのではないかとも思います。

最後の三つ目です。

時間軸のズラし

今回の映画は、ストーリーが過去と現在を行き来しながら進んでいきます。

つまり時間軸が映画の中で何度もズレながら進んでいくのです。

これは観ている人に、登場人物たちの過去から現在までの繋がりを追体験させることで、現在の試合を、ただそのまま見せるよりも圧倒的にその世界に入り込めるようにした工夫なのではないでしょうか?

さらに未来を描いているシーンも1つだけあって、そこはまた震えるくらいの衝撃でした。
(これは実際に見て感じてほしい)

最後まとめです。

今回いろいろ書いてきましたが、一番思うのは、製作側が『ターゲットをちゃんと絞って』映画を作ってるのではないかということです。

今回の映画を観にいく人は、ほとんどが原作を読んでいる人だと思います。

つまり

スラムダンクファンです!!


だからこそ「秀逸なズラし」がこの映画に生きてると思います。

原作を読んでない人には、このズラしの良さがあまり伝わりづらいと思うので。

はい、映画を既に観た人にはなんとなく今日の記事は伝わりましたかね?

そして、観てない人には、観た時に

なるほどねー!そこか!

と思ってもらえたら嬉しいです。

とにかくスラムダンクの原作読んだ人は是非とも見に行ってくださいねー!!


というわけで、今日はここでおわり。

それでは、明日も1日ご機嫌で✨


この記事が参加している募集

#映画感想文

68,281件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?