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4月11日(月)体育授業から運動嫌いが生まれる理由をらいざが考えてみた話【らいざダイアリー】#59

おはようございます。

また新しい1週間が始まりますね。

先週から平日5日間を毎日加筆して、1つの記事にしてたのをやめて、毎日1つの記事として更新していますが、今週もそれで行きたいと思います。

さて、今日の記事ですが、久しぶりに教育関係のことでも書こうと思います。(たまにはね)

ま、あくまで自分の主観で書いてるので、

「あー、そんな考え方もあるのねー」

ってくらいで温かく読んでいただければ嬉しいです!

もちろん、自分はこう思う!という強い気持ちでは書こうとは思います。

今日の記事ですが、

体育授業が一定数の運動嫌いをつくる


という、少し刺激的なタイトルです。


実はTwitterでこんなアンケートを取りました。

なんと465名の方に答えていただけたので、全く信頼できないデータではないと思います。

結果を簡単に言うと、体育授業が一定数の運動嫌いを生んでいると思う人が6割くらいはいるわけです。

ちなみに35%の人は、まさに自分がそうだと言ってるわけですので、少なくとも学校の体育授業で運動嫌いになっている人が一定数はいることを証明してるといっても過言ではありません。

で、ここからが、この記事の肝なんですが、体育授業で運動が嫌いになる理由を自分なりに考えてみたんです。

というのも、これを考えることで、自分が体育授業作るときに気をつけていくポイントの一助になると思ったからです。

で、iPadのgoodnoteを使って考えたのが、こちらです。

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※字が汚くてすみません。

なぜ体育授業で運動嫌いが生まれるのか?

それは、

体育授業が楽しくないから!


と、自分の中で一旦、結論づけました。

(一旦ですよ、一旦!!)

だって、楽しかったら好きや得意まではいかなくとも、嫌いになる事はありませんよね。

さらに深掘りします。

では、なぜ楽しくないのか?

それには大きく三つの理由があると考えました。

こちらです。↓

①できないから(上達しない)

②恥ずかしいから(比較される)

③怖いから(ケガや失敗)

ここから、この三つの理由を説明するとともに、ならば、どうしていけばよいかまでを考えてみました。

改善の具体はまだまだ弱いですが、お付き合い頂ければと思います。


では、一つ目です。

できないから(上達しない)

です。

やはり体育って、技能の高い・低い、っまり、できる・できないかが、すごく可視化される授業の一つだと思います。

たとえば、

逆上がりのできる、できない

台上前転のできる・できない

二重跳びのできる・できない

ボール運動だって

ボールをうまく扱える・うまく扱えない

など、かなりハッキリしてしまいます。

しかも、これらのような技をできるようになることだけを教師が授業の目標として示してしまうと、余計にできない児童、上達しない児童はは面白くなくなってしまうことがあるでしょう。

もちろん、これが授業の中でできるようになったり、上達が実感できたりすればよいのですが、それには技能が高まるように仕組んだ授業づくりが必須ですし、また上手くできなくとも、それ自体が楽しくなるような工夫が授業の中に求められます。

そのためにできることは、スモールステップで取り組めることや、技能に関わらずその運動自体を楽しめるような工夫が場づくりや活動だと自分は考えます。


次に二つ目です。

恥ずかしいから(比較される)

です。これは、一つ目の『できない』とも関わるのですが、できないのは仕方ないとしても、できない自分を恥ずかしいから周りの子たちに見られたくないということがあるようです。

実際に自分も運動が嫌いな人たちの多くから、この理由をよく聞きます。例えば、持久走などでの周回遅れみたいなのは拷問級に嫌だったようです。

では、どうするか?

まずは器械運動系では、技能の完成度だけを見るような一人ずつ行う全体での発表会をやめていいと思います。(これは、グループ発表までを否定してるわけではありません)

評価は、単元を通して都度都度行っていきます。この辺りはタブレットを有効活用できると思っています。

また、特にボール運動系などですが、技能差が顕著に現れるオフィシャルルールでのゲームをやめます。

そこで、コート・ルール・教具などを工夫することで技能差を埋めつつ、そのボール運動の特性と楽しさを味わえるようにしたらよいと考えてます。

場づくりでしたらグリッド線を引いたり、ディフェンスが入れないシュートエリアなどを作ったりします。

またルールでしたら、アウトナンバー(数的優位)や得点システムの工夫(初得点は5点、次から1点)などです。


最後の三つ目に行きましょう。

三つ目は、

怖いから(ケガや失敗)

です。

これは運動が苦手な子のあるあるだと思うのですが、跳び箱が怖いやボールが怖いということがあります。

で、多くの場合で、この怖さは失敗経験によるものでケガをしたや、笑われたなどという、身体的不安と心理的不安がその怖さを生み出してます。

また、この怖さが一つ目に挙げた『できない』にもマイナスの影響を大きく生みます。

恐怖心があると身体は強張り、うまく動かなくなります。跳び箱で踏切りの前にスピードが落ちてしまって跳べない子を想像すると分かりやすいと思います。

では、この身体的不安と心理的不安をどう払拭するか。

まず身体的な不安は、場の工夫や教具の工夫で乗り越えられることがあります。

例えば、台上前転の場であれば、ウレタン跳び箱を使うことや、跳び箱の上にマットを被せる、落ちても痛くないように跳び箱の両サイドにマットを敷くなどです。

またボール運動のポートボールなどであれば、キャッチの際に突き指などのケガをしてしまう児童もいて、そこをクリアできるのがミカサから発売されているスマイルボールです。

これは、とても柔らかいのに跳ねるので、ケガも予防しつつ、ボール運動の授業で十分に使えます。

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そして、心理的安全性には、こちらもスモールステップの場をつくることやルールなどの工夫で、その子たちなりの達成感を味わえるようにしていくしかないことと、あとはやっぱり教師の体育授業へのマインドセットだと思います。

技能の向上だけにこだわらず、運動の楽しさを味わえる体育授業をつくる。

これかなと。

というわけで、自分なりにこの記事を書いて、体育授業を作る際に気をつけたいことを改めて言語化することができました。

運動領域、学校の環境(使える広さや教具)、子どもたちの実態などなど考慮することで、具体は変わっていきますが、根っこの部分はブレずに持っていきたいと思います。


というわけで、今日の記事はここまで!

読んでいただき、ありがとうございました。

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