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6/23 水星逆行

お楽しみ様です^^

今回の前説コラムは、前回の続きです。

今の金融市場はあらゆる所でキャリートレードが行われていて、その流動性を提供している巨大な供給者がFRBです。つまり、FRBがすべての中心に位置しています。

そのサイドに日銀やBOEなどが存在しています。キャリートレードを継続していくにはボラの減少をしなければなりません。キャリートレードをうまくやるにはVIX指数を抑える必要がある。

今の時代に現物では大きく利益を得れないということからレバレッジがある取引をする人が増えてきています。そんなFRBは間接的には売り手です。逆にFRBの逆の買いにポジションを持っている人はFRBと戦っていることになります。

キャリーバブルとキャリークラッシュの周期が短くなってきており、レバレバレッジをかけて長期で積み上げていくのは可能だがリスクを負いすぎるとボラがスパイクしてきて一気に溶かすことにも繋がります。

バブルとショックの繰り返しをしていくと財政出動が必ずあります。それを繰り返しているFRBをみていると2年後の利上げはできないのではないかとの疑問が浮上してきます。

利益が積み上がっているときには警戒を。

リバースレポから飛躍してしまいましたが今回でリバースレポについて終わります。


それでは、市況に入ります。

東京市場

USDJPY

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引用

日経平均、前日比2円高の2万8886円で寄り付き

日経平均、前日比32円高の2万8916円で午前終了

日経平均株価は前日のハイテク株比率の高い米ナスダック指数の最高値更新を受け買いが先行したものの主力株中心に戻り待ちの売りに押され、結局、前日比9円安の2万8874円と小反落で大引けた。

・米国市場ではパウエルFRB議長が22日、コロナウイルス危機に関する下院特別小委員会の公聴会で証言を行い、「インフレを巡る懸念を理由に、性急な利上げは行わない。実際のインフレ、もしくは他の不均衡の証拠が出てくるのを待つ」と述べた。
また、このところの物価上昇は、経済活動の再開に「直接影響を受けた」部門に起因しており、利上げを必要とする「経済のタイト化を示すものではない」と指摘。こうした物価上昇圧力は、自然に和らぐとの見方を示した。

米国株市場は過度な利上げ警戒が緩和され、景気敏感株などで上昇が支援された。FRB議長証言などもあって、米長期債金利は低下。金利敏感のITハイテク株が支援されている。
個別では一部アナリストが目標株価を引き上げた画像処理半導体のエヌビディアなどが上昇となった。

日本株はこうした要因が下支え要因となりやすい。日本では緊急事態宣言の解除や一部内需企業による決算発表の改善などもサポート材料となる。
ただし、米長期債金利の低下はドルの上値抑制要因となるほか、銀行株や保険株などにはマイナスになる。内外のコロナ感染動向や米FRBを中心とした各国中銀による金融緩和の縮小に対しても、警戒姿勢が続く展開となる。

ロンドン市場

USDJPY

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22:45

USD Flash Manufacturing PMI

Actual62.6 Forecast61.5 Previous62.1

USD Flash Services PMI

Actual64.8 Forecast70.0 Previous70.4

見解

直近に高値を目指す値動きをロンドン勢が参入してきて見られた相場です。指標発表からして大きな変動がないのでマーケットの注目材料ではないですね。

引用

欧州株式市場は軟調地合いでの推移。ポジション調整の動きが意識され、上値の重い展開となっている。

現状の水準は以下の通り。

ユーロ・ストック50指数:4096.46(-26.67)
FTSE100指数:7104.72(14.71)
CAC40指数:6578.37(-33.13)
DAX指数:15525.35(-110.98)

ニューヨーク市場

USDJPY

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引用

NYダウ、前日比33ドル前後上昇と続騰スタート

米国株式市場はまちまちでの引け。ハイテク銘柄に買いが入ったことでNASDAQはプラス圏を維持したが、カプラン・ダラス連銀総裁の2022年に最初の利上げを予想との発言を受けてダウが日中安値圏での引けとなった。

終値は以下の通り。

NYダウ工業株30種:33874.24(-71.34)
NASDAQ総合指数:14271.73(18.46)
S&P500指数:4241.84(-4.60)

そもそも1941年以降の大統領選の翌年の6月相場のアノマリーに「Sell in June」のマイナスパフォーマンスがあり、特に、今年はコロナ禍で米確定申告期限が5月17日に延長され、約1ヶ月後まで税還付による買いが続き「Sell in May」(5月売り逃げ)が不発に終わり、逆に個人の買いが膨らんだ分「Sell in June」(6月売り逃げ)リスクを孕んでいた。

「Sell in May」はウォール街に伝わる格言で、米国では確定申告を例年1-4月中旬と定められ、還付金は2-5月に支払われ、これが5月中に終わり株安に繋がるというアノマリー(経験則)。
だが、今年は3月11日成立の19兆ドル追加対策に税控除が盛られ申告期限が延長され、「Sell in May」が不発、買いが膨らんだ分「Sell in June」リスクが高まっていた。

さらに、米ダウ平均のシーズナリーサイクルは基本的に6月から10月末まで大きな波乱もなく高値圏でレンジ相場の様相を呈すが、1930年6月と2008年6月の第2週に株価暴落が起きており、急落リスクが警戒されていた。

既に、米シカゴ・オプション取引所が算出するスキュー指数「ブラックスワン指数」が約3年ぶりの高水準に急伸し、足元でも今年の平均を上回って上昇していた。スキュー指数は、価格の極端に安いプット(売る権利)需要が高まると上昇し、確率は低いが起きれば影響が大きい「テールリスク」への警戒度を示す。

もっとも、既に2021年に3回ある「水星逆行」の2回目が6月23日に到来、利上げ前倒し織り込みの米国株の一旦の底入れが期待される。

ヘッジファンドの一部が活用する米CNN「Fear&Greed(恐怖&欲望)指数が6月18日現在、30に低下し既に「売られ過ぎ」常態にあり、FRB高官のハト派発言で過剰な利上げ前倒しを織り込んだ米国株の下げ止まりが示唆されている。

USDJPY M5

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USDJPY H1

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通貨インデックス

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世界市場

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それでは、お楽しみ様でした^^

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