相関図をメモしながらのすすめ【騙し絵の牙】

帰省した時に母に貸してもらった本。
おもしろかった!と思える確率が高い点で家族からのおすすめは信頼できる。次会った時でいいや、って感じで気軽に貸し借りできるのも良い点です。

一人暮らしの家とは違って実家で本を読もうとすると、何かと声をかけられたりご飯やお風呂の時間で中断したり、、と自分のキリがいいところで本を閉じるのが難しかったりする。
そんな途切れ途切れの読書が予想されたのと、登場人物が多いそうなのもあって、登場してきた人の名前と簡単なプロフィールをメモして読み進めてみました。

結果、読書中にたまに起こってた「あれ?これ誰だっけ?」現象は、それが起こるたびにメモを見返すことで解消。相関図にしてたことで関係性とかイメージしやすくてストーリーに集中できた。
今後もこうやって相関図メモしながら読むのは続けたいなーと思いました。

以下内容の感想です!
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大泉洋さんを当て書き。変わっていく出版業界のお話。
特に周囲との関わり方のうまさがまさに大泉さんの特徴を捉えてる感じがした。ジョークの挟みかたとか飄々とした雰囲気とか。

新聞が売れない、雑誌が売れない、文芸誌はおろか本すら売れないという出版業界のこれからとか、作家と版元の関係とか、本好きには興味ある業界話を読めました。ストーリーも半沢直樹みたいな感じ。ラストのどんでん返しは別になくてもおもしろかったかな。
本来は本屋で本を買わないと関係者にうまくお金が入らない仕組みらしいけど、やっぱ買うならネットだし、その前に図書館で借りちゃうのがほとんど。好きな作家さんを応援する意味でもお気に入りの本はちゃんと買おうと思いました。

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