服のこだわりによって死ぬという話

そういえばNoteやってたなということを思い出した男，さくまです．

今回は服の話．
私自身ファッションセンスがあるわけではない．自分に似合う似合わないは結構わかってるつもりだが買ってみて？？？？となることも多々ある．

さて，私は比較的筋肉質である．胸囲は110cmくらいはあるしヒップも100cmを超えている．しかしウェストは82cmもある．身長は177cmとちょっとだけ大きめの引き締まっていないちょいマッチョというやつだ．このくらいの人はよくMサイズの服を着て肉体をアピールしていたりするのだが私はぴったりとした服が大嫌いで常にLLサイズの服を所望している．

LLサイズ，実は世の中には少ない．日本人男性はM~Lサイズを基本的に着るらしく，鍛えている人間も自らの筋肉をアピールするためにそのあたりのサイズを着るので売れ筋はM・Lサイズというわけだ．
そしてさらにビッグサイズを着るというのが女性を中心に流行った結果数少ないメンズLLサイズはさらに駆逐された．我々のように素でLLサイズを所望する人間は追いやられてしまった許さんぞ．

「意外と世の中にあるよ」という方々はおそらく値段を気にしない方々だ．ブランドをよく知り，ワンポイントでCalvin Kleinとか身につける人だ．我が兄もその一人である．しかし私は来年の一人暮らしに向け貯金をしているためにそんなに服に金をかけられない．というかTシャツに1万円をかけさせようとするないまメインで着回しているのは1500円とかだぞ．

確かに金に糸目をつけなければ「サイズは」ある．ところがサイズはあるが好きなデザインでないということもある．金をかけようが「サイズ」と「デザイン」の双方が好みであるものは少ない．もしかすると金をかけるの次元が違うのかもしれないが．

私が好むデザインはウェストが引き締まり，肩周りが大きいものだ．それでいてなで肩スタイルでないもの．これが今の流行と食い違っていて中々大変だ．「あきらめて流行りのを買え」という奴らもいる．しかし服は好きなものを着てこそだ．なぜ周りに合わせて好きでもない似合わないデザインで量産型にならねばならんのだ．冬場にチェスターコートが流行ったときは進んで量産型になった．もとより年中ハットをかぶるし，体系的にもチェスターコートが似合うしブリティッシュスタイルは好きだ．キングスマンの影響で．
つまり私は英国紳士スタイルが好きなのだ．ところが英国には夏がないので夏場のモーフ元がない．困った．

そんなときに思いついたのが自作でTシャツを生地から作ることだった．幸い実家にはミシンがある．早速取り掛かり失敗した．Tシャツめちゃくちゃ難しい．

今現在はイオンとかのノンブランドの品をEdwinとかVanquishのジーンズやらチノやらとうまいこと組み合わせてしのいでいる．イオンブランドは安くていいのだが1シーズン超えられない上におじさんたちがよく買いに来るのかLLサイズがすぐ無くなるのが難点だ．UNIQLOとかH&Mには流行りものしかないし，百貨店は狂った値段だし．

今年は諦めて無難なものをZOZOとかで買うことにした．

こうして悩むのが楽しいのかもしれん．あ，もしかすると私は服が好きなのかも，と思った初夏の出来事であった．