Ray and LoveRock

「PLEASE」というファッション&カルチャーマガジンの編集長北原徹です。マガジニスト…

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「PLEASE」というファッション&カルチャーマガジンの編集長北原徹です。マガジニスト、フォトグラファーなど。元マガジンハウス社員で「anan」や「POPEYE」「クロワッサン」の編集、「POPEYE」では副編集長もしていました。エッセイをメインに小説も出せたらと思います。

最近の記事

彼女の気持ちがわかったら。最終回

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    彼女の気持ちがわかったら。5

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    彼女の気持ちがわかったら。その4

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    彼女の気持ちがわかったら。その3

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    彼女の気持ちがわかったら。2

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    彼女の気持ちがわかったら。

    彼女の気持ちがわかったら。その1。

    彼女の気持ちがわかったら。

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    ぼくの思う就職活動。自慢話と自信話。

     そろそろ終活を考えないといけない年になった。そんな折に就活を考えてみる。  思い起こせば大学卒業の年、ぼくはおよそ100社を受けて1社しか受からず、散々な状況だったのだ。ただ、Dという世界でも有名な会社だけは最終面接まで行った。それはおそらく、ぼくというへそ曲がりで天邪鬼な人間がいたからであると勝手に分析している。  実はD社をあまり好きになれなかったのだ。一番だからの奢りやら何やら、Shoutしていた記憶がある。 就活で大事なことはプライドを捨て自信を持つことです。 プラ

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    作家と編集者? ぼくの場合。

     インスタとフェイスブックでのブックカバーチャレンジというのを引き受けました。そこに付記しようと思ったのですが、読まれる機会も少ないのかもと思い、noteに残しておこうと思います。  今回の文庫ブックカバーチャレンジを選んでいて、最初はノーテーマだったのです。文庫って難しいなぁ、と思いました。ハードカバーはなかなか捨てられないというのが良くも悪くもあると思います。ですが、文庫本は読み終わるとどこかにいってしまう。これは本当に捨てた記憶がないのに、どこかに消え入ってしまう気が

    作家と編集者? ぼくの場合。

    美しき国字の世界「匂」

     中国から伝わった漢字。日本ならではのニュアンスや言葉を漢字にするために日本人がつくった漢字を国字という。その国字について、エッセイを書いています。こちらは「PLEASE」の12号に掲載したものです。  自分の人生を振り返ってみると、「色気」というものに無縁だった気がする。もう少し色気があったら、とか、男としての魅力に欠けているんではないか? と思うことが多い。  この色気は一体、人間の五感の中のどこで感じ取るものなのなのか? そんな疑問に正解ではないものの、時に便利な国

    美しき国字の世界「匂」

    ぼくの編集の元、POPEYE創刊の頃。

     中が2年の時に「POPEYE」は創刊された。「POPEYE」を見るようになったのはいつも遊んでいた友だちの家にあったからだった。そこに載っていたスケートボードをまずはやり始めた。なんで、ぼくらが中2でこんな最先端の遊びができたか、これは「POPEYE」を見ることができたのにも関係があった。  ぼくの記憶ではその友だち(Aくんとしておきましょう。実際に名字はAだったんだけれど)Aくんの親戚が大学生で「POPEYE」を買っていて、それを持ってきてくれたらしい。その流れでスケー

    ぼくの編集の元、POPEYE創刊の頃。

    ぼくの編集の元がある、POPEYE創刊の頃。

     中が2年の時に「POPEYE」を見るようになったのはいつも遊んでいた友だちの家にあったことだった。そこに載っていたスケートボードをまずはやり始めた。なんで、ぼくらが中2でこんな最先端の遊びができたか、これは「POPEYE」を見ることができたのにも関係があった。  ぼくの記憶ではその友だち(Aくんとしておきましょう。実際に名字はAだったんだけれど)Aくんの親戚が大学生で「POPEYE」を買っていて、それを持ってきてくれたらしい。その流れでスケートボードももらったと聞いていた

    ぼくの編集の元がある、POPEYE創刊の頃。

    言葉の進化は合体から?

     漢字は中国で考えられ、つくられた文字だけれど、その漢字だけでは足りず日本人の想像力でつくった漢字がある。「国字」と呼ばれるものがそれ。中でも「躾(しつけ)」は秀逸。身を美しくするのが躾とはなんとも日本らしい考え方だと思う。右から美しいがやってきて、左から人そのものを表す身がやってくる。合体して、躾となる。  言葉というものは合体させて、新しい意味をつくることを得意としている。国字も好きなのだけれど、考え方としては西洋の「oid」という接尾語も興味深い。若い人にはあまり馴染

    言葉の進化は合体から?