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私の友人観察記録「頭が良い」人の特徴

「宇宙人」と職場の人から呼ばれているらしい友人がいます。

彼女って、もうとんでもなく面白い。
その発想や言葉選び、頭の中どうなってるの?といつも思います。
きっと、だから「宇宙人」。

私はいつも「この人頭良いな〜」と思うのですが、
「頭の良さ」とは一体何なのか。

そんなことを考える友人観察記録。


友人(宇宙人)と、
もう一人の友人(なっちゃん)と、

私、三人で食事をした時のことを書いてみます。

なっちゃんは、ファンだという芸能人の恋愛事情について私たちに教えてくれていました。

好きな人について語りたい気持ち、心からよくわかります。
ただ、なっちゃん、あまりにも長かった。

よく知らない芸能人の嘘かホントか分からないプライベート情報、これいつまで続く…?
と正直そろそろ限界を迎えていましたが、本人はいたって真剣です。

「○○(芸能人の名前)が何考えてるかわからない。ちゃんと人を選んで恋愛して欲しい。」

…いやどの立場で言うてんねーん!

思わずそう思いました。
有名人などに関してたまにある会話ですよね。何を知ってんねーん!って。

ここで私達がなっちゃんへコメントする場合、どれが正解だと思いますか?

①「どの立場で言うてんねーん! 」
②「いや友達だっけ!?」
③「確かにそうだよね。」

(そもそもコメントしない。真剣に話してるのだから茶化さない)

①だと強すぎる。③はそれこそ終わりが見えない。
仮に、②を選んだ場合を考えてみます。

「違うけど!ファンだもん!!」

と更なる○○さんに関する熱弁が始まる可能性も、

そんなの関係ないじゃん、知り合いじゃないと恋愛の話ししちゃいけないの?と少し嫌な気持ちにさせてしまう可能性も考えられます。
やっぱり難しい。

実際私はこの時②を言いかけていましたが、そこで友人(宇宙人)。間髪入れずいたって真剣にこうだったのです。

「そうだよね。だってなっちゃん昔から本当に○○さんと仲良しだったもんね。」 

いやすんごい角度ーーー!!!

「昔からの仲良し」と大袈裟に関係性を飛躍させることで「どの立場で言うてんねーん」のつっこみをすると同時に、
なっちゃんが○○さんを好きな気持ちを肯定しているんですよ!

笑えるし、なんだかおしゃれな返しじゃないですか?

なっちゃんも私も、まさかのコメントに大笑い。そしてなんて秀逸な返しするんだ…!と私は悔しさすら覚えました。

「頭が良い」人は日常に笑いを添えることができるからすごいんです。

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続いて真面目なエピソード。

数年前、あの人が、このやり方が、、と周りのせいばかりの幼稚な私の愚痴を友人が聞いてくれていました。

「気持ちはわかるけど、
まずその考え方を変えないと
どこに行っても苦労しちゃうよ。」

もし私が聞く側の立場だったら
そんなことをドヤァと言っていたと思います。

対して彼女はこうでした。

「むかし読んだ話ね。」

ある町に一人の旅人がやってきた。

町の入り口に座っていた老人に旅人は聞く。

「おじいさん、この町はどんな町?」

おじいさんは聞く。

「あなたが今までいた町はどんな町でしたか?」

旅人は答える。

「前にいた町は嫌な人ばかりでろくな町じゃなかったよ」

「そうですか、
この町もあなたが前にいた町と同じ町です」

また別の日に旅人が来る。

「おじいさん、この町はいったいどんな町ですか?」

おじいさんは聞く。

「あなたがこの前にいた町はどんな町でしたか?」

「私が今までいた町は、すばらしい町で、
人々は親切で、あんなによい町はありませんでした」

「そうですか、この町もあなたが前にいた町と同じ町です」
と答える。

ご存知の方もいると思います。

「ものごとは心の在り方次第」
「他人は自分を写す鏡」
そんなこと描いた「旅人の話」という逸話。

逸話での返しがまたおしゃれ。

友人は私を諭そうなどと考えてはいなかったと思いますが、とんでもなくはっとさせられました。

そう、普通の人ならば、迷路で迷っている人に対して
こっちがゴールだよ!とストレートに道を教えてくれたり、

一緒に探そう!と共に迷ってみせたりしませんか?
もちろんそれも優しさですよね。

対して「頭が良い」人は上から迷路を俯瞰することを提案してくれる。

それも「上に登って見てみれば?」の言葉を使わずに、自ら登ってみようかな、と思わせてくるのです。

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「頭が良い」人って、

ポンと現れた目の前の情報と、蓄積された知識とを結びつける回路が通常よりも多く、結びついたものを適切な形で外に出すことができる。
そのスピードが尋常でなく速いと思います。

結果、意識的にも、無意識的にも、日常で人助けをしていやがると思う。

またこれは想像ですが、

たとえばただ道を歩いている時でさえも
、その知識量と思考回路の多さと速さゆえ、周りの情報に反応するポイントや回数が普通より多いのではないかと思います。

その数の多さは、
そのまま日々の楽しさの数であり、更には人生の豊かさになりうるのだろうと。


なぜなら、友人と一緒にいる時間ってとにかくおもしろいんです。

それはただ「笑える」面白さだけでなく、

知識がどんどん増えていく「おもしろさ」。
思いつきもしなかった考えに触れて視野が広がる「おもしろさ」。
それゆえ新しい世界に出会える「おもしろさ」。


私が友人の「頭の良さ」に助けられた数は知れません。

そして私は、友人と出会ってから
知的好奇心が強くなりました。
読む本の数も種類も増えました。

「頭が良い」人は、他人の人生をも豊かにしてしまうのが最大の特徴かもしれないですね。


私の友人観察記録。

結論がなんだか抽象的になってしまいましたが、
それだけ彼女は私にとって、まだまだ未知。

つかみどころがなくて、面白い。
うん、だからやっぱり「宇宙人」。

今回は長くなったので終わりますが、「頭の良さ」そのルーツを探るため帰省に便乗し、図々しくも家族だんらんのお食事に参加させてもらった話もぜひまたいつか。

彼女を宇宙人たらしめる理由を明確に言語化できるその日まで、私の友人観察は続きます!

みなさんが思う「頭が良い人の特徴」
とは一体どんなものでしょう?


ここまで読んでくださった方ありがとうございました!

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