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DMM英会話の「これまで」と「これから」

8/5に弊社が主催するセミナーに登壇しました。オンラインセミナーなるものに自分がまさか登壇することになるとは…貴重な機会をいただき感謝しかありません。

セミナー登壇は2年ぶり2回目。こんな機会なかなかない!ということでスライドもアップしつつ、当日の発表内容も台本ベースではありますが公開してみようと思います。少しでも誰かの学びになってくれたら幸いです。


=====ここから発表内容となります=====


こんばんは、合同会社DMM.com英会話事業部の伊藤れいです。
本日は『DMM英会話の「これまで」と「これから」』というテーマでお話させていただきます。

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簡単に自己紹介させていただきます。
toC、toBの複数の事業会社でデザイナーやマネージャーを歴任し、2015年に合同会社DMM.comに入社しました。
やっていることとしては記載の通りですが、最近はマーケティング周りの各施策において、クリエイティブ面でのサポートなども行っております。

次に英会話事業部で手がけているサービスについても簡単に紹介させていただきます。

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まずは2013年にリリースされて今年で8年目に突入しました『DMM英会話』です。世界120ヵ国・1万名以上の講師が在籍し、言語だけでなく世界中の文化や慣習、多様な価値観を学ぶことができる、オンライン英会話サービスとなっております。
昨年はテレビCMも放映していたので、そのCMのイメージが強い方もいらっしゃるのかな、と思っております。

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また関連サービスとしてこのようなサービスも展開しております。

左から『DMM英会話なんてuKnow?』、こちらは例えば「史上最年少金メダルって英語でなんて言うの?」とか「お世話になりましたって英語でなんて言うの?」といった、英文や英単語の素朴な質問に対して、ネイティブスピーカーや専門家の方々が回答する、無料のQ&Aサービスとなっております。

真ん中が『iKnow!』というアプリでして、こちらは200万人を越える登録ユーザーをもつ英語学習アプリになります。英会話事業部としては唯一ネイティブアプリで提供しているサービスとなっております。

そして一番右が昨年リリースしました『Bellbird』というサービスになります。こちらはDMM英会話が独自で開発しましたレッスンシステム『Eikaiwa Live』を活用した無料のビデオ通話サービスとなっております。

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またDMM英会話は「engoo」というグローバル展開向けのブランドも2015年より展開しております。あまり聞き馴染みないかなとは思うのですが、現在はアジア圏を中心に韓国台湾タイの3ヵ国で展開をしております。

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今回のテーマがDMM英会話の「これまで」と「これから」というところで、まずはこれまでDMM英会話がどんなことをやってきたのか、ということを簡単に振り返っていこうと思います。

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これまでのDMM英会話を一言で表すならばサービスの強みを徹底的に強化してきた8年間だったのかな、と思っております。

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オンライン英会話サービスの本質的な価値で最も重要なことは、レッスン全体の体験設計であると思っております。

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そしてレッスン全体の体験設計をよりよいものにするために、私たちが重要視している3つの要素というのがあります。

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それが「講師」「教材」「レッスンシステム」、この3つの要素となります。

まずは「講師」ですね。こちらは人数はもちろんのこと、国籍数の多さであったりネイティブ講師とレッスンできる点など、他社サービスと比較した際にも最も差別化がされている要素の1つとなっております。

次に「教材」です。こちらは初心者から上級者まで対応した、幅広く豊富な種類を取り揃えている点はもちろんのこと、オンライン英会話レッスンに特化した教材作りを自社のチームで行なっているところも強みとなっております。

最後に「レッスンシステム」。DMM英会話リリース当初はSkypeでレッスンを提供していたのですが、2019年に独自開発のレッスンシステム『Eikaiwa Live』をリリースしまして、現在は全てのレッスンがこのレッスンシステム上で行なわれております。

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私たちがレッスン全体の体験設計を考えるにあたって、最も重要視しているこの3つの要素「講師」「教材」「レッスンシステム」、これらの管理・制作・開発を全て自分たちで行なっていることが我々の事業の最大の強みだと考えております。

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また、これらの強みを強化していくことで結果として付加価値がついてきたり、新たなサービスが生まれるというケースがありましたので、2つほど紹介させていただきます。

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1つ目は多言語レッスンの提供です。
オンライン英会話をいざやってみよう!と思っても、いきなり外国人講師とマンツーマンで英語で話すというのは、初心者にとってはなかなかハードルが高いということもあり、日本語で安心してレッスンを行なってもらう目的のもと、日本人講師の採用を開始しました。

これが日本のユーザー様にとても好評だったため、先ほどちらっと紹介しましたグローバル展開向けのブランド「engoo」の方でも横展開できるんじゃないかといこうことになりました。

engoo韓国の方では韓国人講師、engoo台湾の方では台湾人講師の採用を開始しました。これも現地のユーザー様にとても好評だったため、日本人講師も含めて各国の現地の講師の採用を強化していくことになりました。
現地講師の採用や育成が強化されることで、現地講師による母国語のレッスン(例:韓国人講師による韓国語のレッスン)というものも提供できるのでは、という判断になりこの多言語レッスンのサービスがリリースされました。

このように自社の強みの一つである「講師」を強化していったことで、この多言語レッスンの提供が結果として実現できたのかな、と思っております。

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もう1つがレッスンシステムのOEM提供、外販になります。
この状況下において、今まで対面で行われていた会議や商談などが、一気にオンライン化してきたかなと思っております。
一方で自分たちにも何かできることはないかと考えた中で生まれたサービスがこちらの『Bellbird』となります。

先ほど強みの一つであげさせていただいたレッスンシステム、こちらオンライン会議などで必要となるビデオ通話やチャットといった機能が一通り揃っているため、これらの機能を切り出して『Bellbird』という新たなサービスで無償提供の方を始めました。

この『Bellbird』を無償提供していく中でニーズの高まりをますます感じることができ、企業様や教育系の個人塾を経営されている方々からの問い合わせが相次いただめ、『Bellbird』単体での販路というものが徐々に生まれつつあります。
これも自社の強みである独自開発した「レッスンシステム」を強化していった中で生まれた新たなサービスとなっております。

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このような形で、自社のコンテンツやアセットをひたすら強化していったのが、これまでの英会話という風に理解していただければと思います。

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ではこれからのDMM英会話はどういったことをしていくのか、ということなのですが、先ほどまで上げていた強みの強化は引き続き行いつつ、サービスとしてのあり方をこれからは強化していこうと思っております。

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おかげさまでDMM英会話のサービスとしての認知度については、もちろんCMの効果というのもあるとは思っているのですが、以前と比べればだいぶ向上しつつあるのかなと思っております。
ただ一方でブランドとしての価値についてはまだまだ向上させる余地が十分にあると感じております。
これからはDMM英会話のブランディングを向上させるという目的のもと、サービスそのもののあり方や方向性を言語化・視覚化していこうと思っております。

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具体的に今デザインチームで取り組んでいることとしては、このようなことを今やっております。サービスミッションの制定であったり、サービスミッションに基づいたビジュアルアイデンティティ、VIの制定であったり、デザインシステムの導入ですね。
これらについては全て現在進行形で進行中でして、まだ公表できないものがほとんどだったりするのですが、それぞれさわりだけでも簡単にご紹介させていただければと思っております。

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早速デカデカとComing soonとなってしまって恐縮なんですけども…サービスミッションについてです。
これは「DMM英会話とは?」を表現する最小単位の言葉となり、現在鋭意作成中となっております。

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2つ目がVIですね。こちらはサービスミッションに基づいた形で制定をしており、「DMM英会話らしさ」を視覚的に表現するための手段として現在進めております。
こちらもまだ具体的な内容については触れられず申し訳ないのですが、取り組みの一つとして紹介させていただきました。

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3つ目がデザインシステムになります。
こちらは主にプロダクトに関するデザイン要素を視覚的に整理し、一貫性をもった体験をユーザーに提供するための手段として、運用の方を少しずつ始めている段階です。
こちらはコンポーネントレベルではまだまだ未完成なものになっており、これから拡充の方していく感じになっております。

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以上、取り組みとして3つあげさせていただきました。これら全て現在進行形で進んでおりまして、細かいところの説明が今の段階ではできなかったりするのですが、デザインチームとしてはDMM英会話のブランド力の向上を目的に言語化・視覚化ということを、これらの取り組みを通じて徹底的にやっていっている最中、ということで紹介させていただきました。

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最後まとめです。
「これまでのDMM英会話」というところであげさせていただいた「講師」「教材」「レッスンシステム」については、これは自社の最大の強みとして引き続き強化していくのとともに、「これからのDMM英会話」であげさせていただいたサービスとしてのあり方というものを、言語化・視覚化を通じて今後強化していこうと思っております。

またこれらの掛け合わせによって、DMM英会話のブランド力をより一層強くしていければと思っております。

ご静聴いただきありがとうございました。


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