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[24-02]JPN-THA:TUE. 7.23

2024 Tokyo Japan 『まぁ、いい』


朝、眠たい。眠い目こすりつつ、息子の弁当を用意するも、今日は息子は部活がないという。あれま。そうかそうか。まぁ、いい。お弁当はお昼に食べて貰おう。もう少し、遅くまで眠っていられたんだな。残念。でも、まぁ、いい。

仕事は本当に、草臥れる。「社内手続き」というものの煩雑さにあきれ果てる。本当に。誰かの悪意ではない。誰かの「良かれと思って」の積み重ねをルール化した結果なのだろう。でも、いつか存在していた、「良かれと思って」の「思い」はとうに揮発し、残されたのは謎のルールの山に、よって形成されたラビリンス。その出口を目指すブルシットジョブ。でも、まぁ、いい。それが、今の仕事だ。

夜、すんなり仕事を終えられず、夕食づくりが少し遅くなる。豚汁などを作る。ビールを飲んでしまう。まぁ、いい。

以前、同じプロジェクトで働いた仲間と、LINEにて、近頃読んだり気になっている本のことや「仕事の意義」についてなどのやりとりを少し。良き良き。

もう眠ろう。

眠る前に、ゆっくりと、本を読みたかったけれど、それは、まぁ、いい。

22年前の記録もそろそろお終いが近い。一体、何が「光源」で、どちらが「影」なのかわからないけれど。

今日も暑かった。

2002 Surin Thailand『最後の街、スリン』


久しぶりにダラダラ寝こけた朝だった。 8:30起床。随分と寝坊した気がする。 酒飲み過ぎてお腹の調子が良くない。 昨晩は随分飲んだからななぁ(一人で)。 空はどんより厚い雲に覆われて、 なんとなく動くのが億劫な一日の始まり。

腐っててもしかたないので、チェックアウト。 まず、駅へ行き時刻表を手に入れる。 トゥクトゥクはどんなに押してもB40以下にはならない。 最近思うのは、タイにおいてこの乗り物は、 結構に贅沢な交通手段になってしまったということ。 バンコクだとタクシーと値が変わらないし…。 4年前はもっと安かったよなぁ…。 でも4㎞も歩く気にならんので乗る。

時刻表を確認すると、スリンへの列車は14:35と16:05発の 二つが射程圏内。 後者だと、陽が暮れてからスリンに着くことになるので、 なるべくなら14時台の列車に乗りたい。

ともあれ、ローカルバスターミナルより、ピーマイへ。 昨日来た道。ピーマイの市場で、屋台飯。 肉モツスープとご飯。実に美味い! やっぱ飯は屋台ものに限る。 しかし、満足してご馳走様して出かけようとした途端、 激しく便意を催す…。 目の前にトイレはあったが、男女共用の上、ひっきりなしに市場の人が利用して、 入るタイミングが掴めない。 これは一過性のものだと言い聞かせ、じっとしていると次第に欲求は収まる。 一時的に自分をだますことに成功。

気を取り直し、チョンメック行きのソンテウに乗り込む。 途中、目の前のばあさんが眠りこけて、手にもったビニールジュースを床に落とした。 ぼくの足にも思いっきり掛かって、思わず「冷てっ!!」と声を出す。 そいつ知らん顔。かなり腹が立ったが、何処の国にも、そういうのはいる。

郊外にあるシェリントンダム(ラムノンドイダム)前で下車。 ウボンからここまで、B35(昨日のチョンメックからウボンまではB45)安いなぁ…。

見学目的のこのダムは、 メコン川の支流ムーン川のさらに支流、ラムノンドイ川に建設され、 1971年に完成した、10.6億m3の総貯水量を持つ多目的ダムである。 ダムは発電と灌漑目的に利用され、灌漑面積は2万4千haに及び、 周辺地域では米の二期作や乾期の野菜栽培などが行われる様になった。 建設事業には、日本の円借款も供与されている。  一方で、現在でも建設のために農地や居住地が水没し、 移住を強いられた周辺住民が国に対して補償を要求し続けており、 ダム建設の負の側面が伺える。 一方で、現実的には水資源開発は電力や灌漑など多くのメリットを生んでいる。 実施に際しては、当然、環境や社会に及ぼすミクロ的・マクロ的な側面におけるメリット、 デメリットの両方を考慮した上でなされるべきであるが、 その両立の難しさが、このダムの背景に存在する問題からも伺うことができた。

そんなことに思いを馳せて、ダムを見ているうちに、 お腹に第二波襲来。 これには耐え切れず、トイレに駆け込む。 公衆便所は、汚かった。 日本でも汚いところがあるし、仕方が無い。 頑張って用を足すも、かなりゲンナリ。

体調不全ということで、パクムンダムへの見学は断念した。 そこまで頑張らなくても良いか、と妥協。 思えば疲れが溜まっているのかも…。

ウボン駅まで戻り、 列車のチケットを購入。 なんとこの自国のAC車だった。 スリンまでB150もする。 一瞬16時まで待つことも考えたが、 300円そこらのために2時間も暇つぶしするのはどうかと考えた。 タイでは3等しか乗ったことないし、 AC車がどんなものか見ておくのも良いかと思った。

これが乗ってみると信じられないくらいに快適。 リクライニングシート搭載。 滑るように走る。 このままバンコクまで行ってしまいたい気分になる。 乗り過ごさないように気を付けつつも、 転寝しまくり。 とにかく気持ちが良い。 やっぱ、無理することねーや。

16:30くらいにスリン着。 こんなちっちゃな街でも トゥクトゥク・ドライバー どもは駅前に待ち構えており、よーしゃなくタイ語で話し掛けてくる。 寝ぼけ半分なので、ちょっと不機嫌になりつつ 邪険に扱う。 良くないね、反省。 でも、ツーリストを積極的に誘うなら、せめて英語で…

さて、財布の中身を確認するとB100しかない。 うーん、タバコと酒の出費率が高いんだ。 (こういう場合、何係数が高いというのだろう?) 銀行も全部閉まっていたので、 ATMキャッシング初体験。 あっけないほど簡単にB500を手に入れる。 (これって、返済時、どういうレートが適応されるんだろう?)

市場の目の前の安宿まで歩いてチェックイン。 B140。水シャワー、トイレ、ファン付き。 さらに、机の上にコンドーム発見。 連れ込み宿なのかな。 話のネタに回収。

お腹の調子も正露丸のお陰でなんとかなっている様子なので、 さっそく市内散策。 とは言っても、ぐるりと回るのにあんまり時間は掛からない。 なんとなく、コンケンに近い雰囲気だけど、 そこまで活気はない。 東北部も北の方が面白いのかも。

屋台街夜、屋台街へ。 スリンのカオサンという感じだけど、まぁたかが知れている。 お腹が空いたが、オーダーの難しい料理を出す店が多くて戸惑う。 何軒か英語で尋ねて周るうち、 ようやく英語入りメニューを見せてくれる店に出会った。 エビ入りかたラーメンを頼む。 味はまぁまぁだったんだけど、朝食の方が美味かったなぁ。 自分は、基本的にご飯もの、特にぶっ掛け飯系が好きなのかも。

特に行くところも無くなったので、 21時には宿に戻り、性懲りも無くメコンをちびちび、 タバコぷかぷかしながらこれを書いています。 明日はとうとうバンコクへ戻ります。 旅の終わり、特に今日は体力的に負けてた気がするなぁ。 ちと悔しい。

ともあれ、 明日は9時過ぎの列車に乗れば良いだけだから、 少しゆっくり眠ろう。 んで、バンコクでさらに骨抜きして、 サッパリ帰国しましょう。 あと2日です。



メモ書き
※ ピーマイ市場では、火曜日の午前10:00にもかかわらず、 おやぢ共がビールを飲んでいた。格好良いなぁ…

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