ふと思う、選挙活動はどの程度効果があるのか。

　個人的には旧態の選挙活動は余り効果がないような気がせんでもなく。

　よう、兄弟。俺だ。今日4月7日は統一地方選挙だな。

　選挙が近づくと大体こぞって候補者が選挙カーで宣伝したり、駅前で挨拶したりするのだが、アレってどの程度効果があるモノなのだろうか。

　冷静に考えてちょっとどんぶり勘定で想定してみよう。

　例えば、早朝駅前の挨拶。大体二時間やるとして、前を1000人通ったとすると大体2000人程度に接触する。だが、その内9割は出勤中でいちいち候補者名を覚えていられないと考えると実効性があるのは200名程度だ。
　しかも、同じ時間帯に駅前に来るのは同じ顔触れなので何日やっても人数が大きく伸びる事はないと考えられる。

　次に選挙カーでの宣伝。まあネットとかでは迷惑とかさんざんな扱いなアレだ。
　俺の観測範囲だと、選挙カーは大体は結構なスピードで移動しており、宣伝の内容いかんでは名前だけ連呼しているのでなければ何を言っているのか把握する前にどっかに行ってしまう。これならばどこぞの如何わしいバイト宣伝車の方がよっぽど効果が高いだろう。
　さらにトドメとして、平日は大多数の人間が出社して働いているので住宅街を走り回った所でそもそも聞く人間がごく僅か。しかもその内何人が名前を覚えるとこまで行くかというと……本当に少数の人間に限られるのではないだろうか。

　最後に選挙ポスターだが、これもわざわざ立ち止まって見る人間は今時どこまでいるのだろう、と思わなくもない。選挙その物は大事なのだがポスターだけでは主張の全てを読み取る事など不可能だしな。

　あくまで、俺の個人的な考えだが、候補者の皆様におかれましては自身の周知広報手段についてもう少し考えられた方が良い、と考えられる。

戦場へ

　とはいえ、選挙その物は依然として重要なイベントではある。日本は今の所民主主義だし、なんだかんだ選出された議員は市民の生活へ多少影響を与えるものだ。

　そんな訳で俺もちゃんと投票には行く。いちおう、な。

今回はここまでだ。またな。

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#エッセイ #選挙 #ローテク