ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム・JRTA攻略記録【五日目】
こまめに素材を回収し、いらない武器は投げ、盾は極力残し、強い弓は温存してボコから没収した騎士の弓を使ってザコ戦を戦い……と丁寧にお膳立てしながら進め、残って欲しいものだけ残してフリザゲイラ戦に突入するも、後半には全部消えていた。
いやなんでーーー!?
何も考えずにやっていた時の方が残る率が高かったまである。
しかしここまで来るのもなかなか大変なので、絶対足りなくなるけどこの回はこのまま進めることにする。
最初は苦戦していたクインギブドもずいぶん安定するようになったものだ。
奪われしゴーレムは盾が尽きて大ピンチだったが、生身の大砲と急遽スクラビルドしたハンマーでギリギリどうにかなった。
そういえば、盾がなくてもラッシュできることに今頃気がついてしまった。あれ、ブレワイもそうだっけ?(ブレワイもそうでした)
ジャスガは盾がないとできないけど、それと混同していたらしい。なんだ、それなら奪われしゴーレム戦まで持てばなんとかなるのか。むしろ次から盾は外して戦おう。
そしてファントムガノン軍団、複数体一斉に襲ってくるからか、めっちゃ食らってかなり料理を消費したものの、どうにか撃退。後半の瘴気まみれは瘴気散布担当奴を狙い撃ちすればいいのか。
倒すと他の奴が代わりになるあたり、軍隊みたいでシステマチックだ。
ここを越えると、見覚えのある場面となる。
携帯鍋も出せるのでここで最後の料理チャンス。もう素材はほとんど残っていないが、とりあえず一息つけるのはありがたい。スクラビルドもゆっくり準備できる。手持ちの武器はほとんど尽きて、ファントムガノンが落とした瘴気武器を使うしかないが。
また、ここでセーブデータに残らないオートセーブが入る。ゲームを終了してしまうと軍団前に戻されるが、終了しない限りはここからやり直せるのが非常に助かる。今の状態でクリアできるとは思わないが、研究しておくことができる。
ガノンドロフおじさんに謁見
とうとう来たぞ!
通常通り賢者ズがいる場合は戦っている最中に合流するんだったか。
瘴気武器ばかりなので殴るたびに瘴気ダメージを喰らい、その蓄積により料理が尽き、最後の方は火炎の実とか電気の実とかまでかじったが、剣も弓も盾もなくここまでこれたなら秘石の力解放まではなんとかいけるかも。
いけそうなので目標更新、おじさんをブチギレさせたい。
しかしブチギレおじさんには勝てる気がしないな。ラッシュが通用しないし、マスターソードがないから弾も打ち返せないし、タイミングによっては矢も止められるし、ゾナウギアは壊してくるし、なによりハートの最大値を完全に削ってくる。そもそもがハート4つだというのに。
スクラビルドとか他のことやる隙もほとんどないし。
でも黒龍戦まで行きたいな〜〜〜。
ブチギレおじさんの顔を拝むまで粘ろうと思ったのだが、リトライの際にうっかりゲーム終了してしまったため結局セーブ地点まで戻されたのだった。
謎解きの答えと最終計画の練り直し
試行錯誤を繰り返し、ようやく武器の保全に関する謎がとべてすけた。
距離とオブジェクト上限数の複合によるもの。特別な仕様など何もなくフィールド上の基本ルールが重なっていただけだったが、ガチ謎解きのようであった。
距離に関しては、端的に言えばフリザゲイラのせい。上昇気流によって上空に上がりすぎると消えるのであった。
オブジェクト上限数に関しては、ザコ敵を倒す順番や拾う武器・素材、投げて壊す武器、スクラビルドするものなど、改めて計画を立て直す。
奪われゴーレム戦の盾大量消費に備えるため、ボコから騎士の盾を奪い取って普段使いしつつ、のちに王家の盾に交換。リザル盾は予備用としてフィールドから消えないよう死守していく。
持っていた近衛の弓を落として温存し、ボコから受け継いだ騎士の弓をリザル戦まで使い、近衛の弓が消える前に交換。弓はフリザゲイラとオクタコス戦で主力になるが、最終形態ガノンドロフはラッシュを回避してくるためそこで弓を使いたい。よってリザルボウも要確保。
そして、終盤の瘴気武器スクラビルドのベース用に王家の両手剣・槍必須。
全部じゃん!
ブレワイではハイラル城で武器を拾う順番入れ替える順番などをメモにまとめて計画したなあ。この時作ったハイラル城の見取り図はティアキンでも役立った。ブレワイの厄災ガノン戦では壊れた壁から王家武器が出てきたので、ノーマルモードなら武器に困ることは基本なかった。ティアキンはスクラビルドの考慮が必要な分、それの上位レベルという感じがすごくある。
地道すぎる戦い
ボコブリン軍団で強いのはボスボコと黒ボコ3体だけなので、ただ倒すだけなら何も難しくないのだが、余計なタスクがつくと途端に難度が上がる。
こいつら一体何匹いるんだ、と数えてみたらボコが27匹、ボスボコ1匹だった。こちらはハート初期値の紙装甲なので、素材回収に勤しむ中、死角から突っ込んできたボコの頭突きなどで簡単にやられてしまう。
爆弾花がたくさんあって弓も使い放題なら空中爆撃で簡単に一掃よし、ゾナウギアで殺戮兵器を作ってよし、リソース豊富であとのことなど何も考えないならボーナスステージですらあるというのに。
妖精はファントムガノン・ガノンドロフ戦まで残しておきたいし、ガチRTAだったらそもそも落下に使って残ってないはずなので、5ボスに入る前に使ってしまったら失敗扱いでやり直し、というルールを自らに課したところ、一番失敗率が高いのが最初のボコ戦であった。
最初なのでやり直しによる消耗が少ないのだけが救い。
フリザゲイラ戦では地上から離れすぎないように気をつけて戦うという制限がついたが、やはり黄昏の弓を持ってきたのは大正解であった。フリザゲイラに攻撃力は必要ないし、キースの羽をスクラビルドするとめちゃくちゃ飛距離が伸びる上に弾道も直線。
後半の竜巻を食らうと瀕死になるがこれは一応耐えられるのでセーフ。それよりも、地面が視界に入りづらくたまに距離を見誤って落下してしまうと根性で耐えられず妖精を使ってしまうのでそこだけ注意。
また、クインギブドの後半で巣を破壊する際にも黄昏の弓の射程距離が力を発揮した。通常プレイ時の空気っぷりが嘘のような活躍ぶり。
何度か繰り返しているうちにクインギブド、奪われしゴーレムはほとんど問題なくなった。強敵だったが攻略法さえ確立してしまえば一番安定する。クラッシュバンディクーみたいだ。
(初見ではめちゃくちゃ難しいのに、一度クリアしたコースはどういうわけか簡単にクリアできてしまう不思議なゲームであった)
逆に、なぜか難しくなってしまったのがボルドゴーマ。つい欲張ってジャンプタイミングを狙うのがいけないのか、やられこそしないものの相変わらず料理の消費が激しいしたまに妖精も使ってしまう。
オクタコスはバネによる空中射撃で安定の一方、本体が逃げ回るのでなかなかダメージを入れられず長引くのが厄介なのだが、こういうやつには柔軟性とリーチのあるムチが好相性。白銀リザルしっぽのムチを使うようにしたらかなり捗るようになった。
でもこれ、道中の弓持ち白銀リザルがたまたま尻尾を落としただけなので新しいデータで始めたらこの方法使えないなあ。
ちなみに通常プレイでもゾーラ片手剣に黒リザルのしっぽをつけたムチを愛用していた。リザルしっぽは貴重品だけど黒はそこそこ強い上に防具強化素材に使わないので。
ファントムガノンは相変わらずラッシュが安定せずめっちゃサンサン料理消費する。正直、ラッシュにこだわらず弓を使った方が楽なのだが、真ガノンドロフが控えているのでここは我慢……あとゴーレムが散らばしたゾナウギアが邪魔である。
バッテリーとブループリントがあればなんか活用できたかもしれないけど、現状マジで邪魔でしかない。どうせならバネを入れてくれよ。
ロケットはあるけど盾を消耗したくないのだ。
ともかく、温存作戦がようやく功を奏して、ファントムガノン軍団殲滅時点で残った武器で瘴気武器をスクラビルドした結果、瘴気+瘴気になったのは 1つのみ。
弓に関しては、減ってくるクインギブドあたりのタイミングでリザルボウ回収に成功したので5枠埋まっている。
盾も、リザル盾をゴーレム戦で拾えたので2つ残すことができた。
妖精は残り3つ。
王家の片手剣を残せなかったのがちょっと惜しいが必須でもないし悪くはない。
残った携帯鍋13個を全部使って残りの素材で料理できるものは全部料理し、いざガノンドロフおじさんのもとへ。
前半は正直ファントムガノンよりラッシュがとりやすくて戦いやすい。
スクラビルド部分はだいぶ取れてしまったが、通常武器を残してこれたことが効いている。 スクラビルド部分は剥がれても一応まだライネル素材とかもあるし。ただ、スクラビルドし直す隙はあまりなし。
ついにブチギレおじさんが降臨
おじさんが怒ったーー!
まあ、マスターソードも賢者の助力もなくハート4つでノコノコやってくる勇者は実際舐め腐ってるしそりゃ魔王もキレるだろう。
足元は瘴気まみれになり、半分までは剣と槍で応戦するが、半分を切ったらバネを準備。飛び上がったら獣神の弓に持ち替え、ここまで温存してきたライネル素材はじめとにかく強い素材を惜しげなく大開放。波動拳には要注意。
バネはすぐ壊されるが、どうせ叩いて戻す暇もないので新しいのを出してはジャンプして射撃。まさか最後まで使うゾナウギアがバネだとは。翼に始まりバネに終わるという感じ。
気付いたら倒していた。あれ……勝った??
ゴーレム戦初回のようなジリジリ感がなかったので拍子抜けというか現実感がないというか、たぶん集中していたせい。
黒龍戦
本当にここまで来てしまった……! ちょっとまだ信じられない。
マスターソードを持たないで来た場合の演出とか、これが見たくて頑張ってきた部分もあるしもっと感動するかと思ったのに、なんだか実感がなくていまいち印象に残らず。でも、これこそが見るだけのムービーじゃなくてゲームという感じだよなあ。
ポーチを見たら妖精が3つ残ってるじゃん! ガノンドロフ戦で使わなかったのか……それならボコ戦とかで使っても問題なかったような……しかも弓もけっこう残ってる。だったらファントムガノンとかでもっと使えたか。節約に節約を重ねてきたので、次からもう少し楽ができそう。
なお、黒龍戦およびエンディングについては、万が一、未プレイで読んでいる愚か者がいた時のために詳細は省略する。
ゲーム的にはほとんどイベント戦なので、ここでゲームオーバーになることはそうそうないと思うが、瘴気ガード料理を1つだけ持ってたのはよかった。ここで使う意味はあった。
余談
ブレワイの魔獣ガノン戦も同様で、ここでやられる人はそうそういない……とはいえ、初見の時は巨大馬が来てしまって小回りが利かず苦戦したり、RTAを姉と姪の前で実演することになった時は焦ったのかなぜか意図しないところで馬から降りてビームにやられたりとか、わりと苦戦した思い出がいくつかあるのである。
あとがき
以上、初期ステータスでできるだけ最短ルートでクリアするチャレンジの記録でした。通常プレイでクリアした時点では実現可能とは到底思えなかったのですが、できるんですね……。
何度もやり直しを挟んでいるのでRTAなんてものではありませんが。
結局一番難しかったの、ノーミス前提・アイテム保全タスク付きのボコブリン軍団だったな。
なお、ティアキンRTAの世界記録は現時点で40分台のようです。
RTA in Japan で初めてティアキンのRTA視聴を解禁しますが、ところどころに「めちゃくちゃゲームのうまい人たちが腕を競い合って導き出した最適解」があるはずです。このチャレンジではバグやグリッチを使わないので同じものではないにしろ、答え合わせするのが楽しみすぎる。楽しみにできるよう、挑戦してとりあえず結果を出せてよかったーーー!!
記録に挑もうとするなら当然、他の走者のプレイを参考にしたり知識を取り入れたりと学ぶ姿勢は大事だと思いますが、ああでもないこうでもないと自分で考えて工夫するのは本当に楽しかったです。タイムアタックは正直、わりとどうでもいいのです。効率が良いルートを構築するのが楽しくて、それには特に名前がついていないけどちょっとだけ近いのがRTAだというだけで。
ティアーズ オブ ザ キングダムというゲームについて
あのブレワイの続編という恐ろしいハードルを課せられながらシナリオもゲーム性も音楽もユーザビリティも本当に素晴らしかったけど、まあ一番すごいのはどう考えてもこのバグの少なさですよね。
スクラビルドまでならまだわかるし思いつく人も多いと思うので、私が知らなくてもこういうゲームは他にもあるかもしれない。ウルトラハンドも、一応クラフトゲームというジャンルがあるし、この手軽さと汎用性はただごとじゃないけどこれもまだ理解はできる。個人的にはトーレルーフがヤバいと思う。能力自体は横スクロールなどでもわりとあるものだと思うけど、普通は使える場所が限られるんですよ。オープンワールドでこんな実装するの、マジで意味わからん。極め付けはモドレコ。もう理解の範疇を超えている。
マジでなんでこの内容で破綻なく成り立っているのか信じられないです、このゲーム……。マスターモードがないというのも、奇跡的なバランスをちょっとでも動かすと崩れちゃうのかなと思わないでもない。
それよりなら新作を出すよ!といって知恵のかりものをお出ししてくるのも本当にもう(略)
ティアーズオブザキングダム、つくづくすごいゲームだ……。
次なる挑戦
パラセールなし・マップなしでAll Main Quest。これで行きたい。
(パラセールを受け取らないと4地方のイベント起きないのかもですが)
ブレワイで5周目くらいにやったマップなし縛りがすごく面白かったのだけど、同じ世界でこれだけ何周もしてたらさすがに大体の地理が頭に入ってしまい、それだけでは当時ほどの収穫は得られないと思うのでプラスアルファが必要。まあ、防具全上げが未達成だし知恵かりも控えているのでだいぶ先のことになるとは思いますが。
マップなしということは、空は鳥望塔が使えないと空島から空島、あるいは落下物モドレコで行くしかないわけか。地底は根を開放しないのでずっと暗いままだし瘴気ダメージも回復できない。おお、いいじゃん!
一方でゾナウギアの制限がないし、むしろゾナウギアの活用必須になると思うんですよね。実はゾナウギア工作はそれほどやってなくて、かっこいい船作ったり稲刈り機を作ったくらいで。稲刈り機は地味かつ実用的で気に入っております。
https://x.com/raven_o/status/1695664768584134709
おわり
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