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おたずねします…SF本をお薦めする本【追記あり】

私の「小説文庫こと始め」は小学校三年のアガサ・クリスティ(ハヤカワの「ポアロ登場」だった)だと、何度か書いてますが、SFを意識して読むようになったのは大学生からです。
実家から通っていた大学への片道が2時間30分〜つながりによっては3時間(その頃、最寄り駅は歩いて約1時間、原付で20分ほどかかりました)で、通学のお供に本、が、最適だったのですよ。スマホもなかったし。

当時は、夕方〜夜に自宅に戻って深夜2時〜3時まで課題を製作して(美大だった)、一時限目に授業がある日は、朝の5時30分ごろ起きて通学時に読書、大学で授業受けて、乗り換え駅で本屋や画材屋に行き、自宅戻って……というスケジュール。
若かったからこそできたんだなーと。連日2〜3時間睡眠なのに、学校いる間も授業の合間に大学の図書館で画集見たり映画(無料でレンタルできた。持ち出し禁止)観たり、終わってからも乗り換え駅で友達と買い食いしたり画材屋をまわったり、ひとりの時は本屋で数時間すごしたり。まさに体力底なし……今なら絶対無理、身体壊す自信がある。

それで、ですよ。
「人生を変える一冊」って、いろいろ解釈はあると思うのですが、私の場合、真っ先に頭に浮かぶのは小説でも漫画でもなく「本をお薦めする本」です。
その本との出会いがあったからこそ“意識してSFを読む”ようになったんです。

……ただ、本の名前も書いた&編んだ人の名前も分からない!!
なんせウン十年も前の話なので。とっくに絶版になってるでしょう。書いた方はおそらく女性だと思うんですが、まだご存命かしら。それすら分からない。
とにかく言えることは、著者さんの見る目は確かだったということ。ハズレはなかった。

著&編者のかた。万が一、億が一、noteにいらっしゃるなら……お礼を言いたいです。

今から、その本に載っていた本を箇条書きします。
ただ……「本をお薦めする本」は他にも読んでいるので、何冊か他の本とごっちゃになってるかもしれない。わりと自信があるやつと、これ他の本の紹介だったかも?と、分けておきます。(思えばレビュー系の本を読むようになったのも、この本の影響だな)

◇ほぼ確実

歌う船/アン・マキャフリー
竜の戦士(パーンの竜騎士シリーズ)/アン・マキャフリー
インテグラル・ツリー/ラリイ・ニーヴン
ヴァレンタイン卿の城(マジプール年代記シリーズ)/ロバート・シルヴァーバーグ
エンダーのゲーム/オースン・スコット・カード
影との戦い(ゲド戦記)/アーシュラ・K・ルグィン
銀河帝国の興亡/アイザック・アシモフ
異星の人/田中光二
戦闘妖精雪風/神林長平
空色勾玉/萩原規子
封神演義/安能務
琥珀のひとみ/ジョーン・D・ヴィンジ
妖女サイベルの呼び声/パトリシア・A・マキリップ
サクノスを除いては破るあたわぬ堅砦※(「妖精族のむすめ」収録の短編)/ロード・ダンセイニ

◇この本だったかな?どうかな?

メルニボネの皇子(エルリックサーガ)/マイケル・ムアコック
リングワールド/ラリイ・ニーヴン
アンバーの九王子(真世界アンバーシリーズ)/ロジャー・ゼラズニイ
英雄コナン(コナン・ザ・グレイトシリーズ)/ロバート・E・ハワード
魔法の王国売ります!(ランドオーヴァーシリーズ)/テリー・ブルックス
闇の公子/タニス・リー


……特に「※」の作品がポイントで、本の紹介って基本的には一冊以上、なんですけども、短編だけどこれだけは特別に紹介したい!っていう感じで紹介されてたんですよ。これは他にはない紹介の仕方だと思います。

SFといいつつ、ファンタジーもけっこう混じってますね……SF&ファンタジー本だったような気もする……どうだったかな!?
この本の後にもSFやファンタジーレビュー本を数冊読んだので、やっぱりごっちゃになってるかもしれませぬ。

いまざっと調べてみたら、紙では確かに入手が難しいものも数冊ある感じではありますが、電子なら確実に手に入るみたいですね。素晴らしいな電子書籍。

この本なら知ってるよ!って方、または持ってるぜ!って方は、コメントして頂けたら嬉しいです。
全然知らないって人でも、もちろん嬉しいです✨


【20:55 追記】
かよんさん がコメント欄で教えてくださいました!
これです!!
SF&ファンタジーガイド 摩由璃の本棚


──てなわけで、こちらが、カラスの人生を変えた一冊。になります。
かよんさん、コメントいただいたみなさん、ありがとうございました😭

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