私の社会運動にたいする雑感というか認識。

・安倍政権、財界は強大な権力を掌握しており、人的にも経済的にも豊富にリソースを保有している。
・対する野党、その支持者、様々な運動にかかわるプロテスターは、社会的な発信力、行使できる手段、経済的リソースなどあらゆる面で劣勢である。
・安倍政権や財界は大手マスコミを使い、自分たちの主張を容易に広めることができるが、それも完全ではない部分がある。
・野党やプロテスターの側は、主要メディアでは取り上げられにくく、おもにネットによる発信によっているが、大規模な抗議活動が成功した場合には主要メディアも無視できなくなる。
・安倍政権と野党のたたかいは、明確に「非対称のたたかい」である。
 ・権限も経済的リソースもない以上、野党側は草の根で市民と協力し、ボトムアップの運動でたたかうほかない。
・多様な思想・意見を持つ市民から支えられている以上、合意形成がきわめて重要である。
・政権交代には、多数の世論を組織することが絶対的に不可欠である。
・ボトムアップの運動を展開し、多数の世論を組織するためには、地域で運動を盛り上げることが重要である。
・ネットによる広報活動は爆発力を秘めているものの、地域で世論を組織する上では、その影響力は限定的である。
・地域で運動を盛り上げ、多数の世論を組織するためには、オーガナイズの技術を身につけたオーガナイザーが多数必要である。
・「これさえ打ち出せば勝てる」式のネット上のアイデアならびに評論家(ネット軍師と言い換えてもよい)は、運動に関わっている立場からのものでなければ、さほど重要ではない

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