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未だ癒えない性的トラウマ(#ChallengeAccepted)


最近、SNSを賑わしている#ChallengeAcceptedをご存知でしょうか?
セレブたちが続々とモノクロのセルフィーをアップしている。

元々は、トルコ女性へのハラスメントに抗議するために始まった運動。
https://bit.ly/3k3iGgB

社会的に影響力があって何かを成し遂げたパワフルウーマンたちがお互いに指名し合い、女性であることに誇りを!的なメッセージを投稿しています。

私自身は、著名人ではありませんし、キラキラ起業女子でもありません。
とはいえ、私自身#MeTooとして発信すべき経験をしています。

ハラスメントについては多くの日本人女性が「とるにたらないささいなこと」として封じ込め、なかったことにしている。

そんな気がしてならず。

何年か前にFacebookで書いた実体験を、今度はここに書いてみようと思います。(※世のすべての男性を敵に回し、糾弾したり、論議を交わしたり、あるいはどこかの団体でその方面の運動にかかわることが目的ではありません。)


私は、突然、大勢の男の子たちに取り囲まれ、気づくと着ていた服をすべて脱がされ、裸で校庭に引きずり回された経験があります。幼稚園生のときです。年少か年長のときかは覚えてません。あまりにも突然のことで、声も出せず、抵抗もできませんでした。

担任の先生が走り込んできて、「何をしているの。みんな教室に戻りなさい」と男の子たちに言うと、私に「早く服を着なさい」とだけ言い残し、去っていきました。自分の服をどうやって着なおして、その日どうやって残りの一日を過ごし、家に帰ったのかは全く記憶にありません。

この衝撃的な事件の後、その男の子たちを特に叱ることもなく、私をいたわるような声をかけてもらった記憶もないです。

ただただ、悲しくて、孤独で、誰も私の味方がいないのだと思いました。誰も私を助けてくれないんだと。そのあとにくやしさがこみあげてきて、「男の子なんか大嫌い」と強く思いました。言葉に変換して思ってはないけれど、「男の子は好きにならないし、結婚もしない」と気持ちの上で決めてしまったみたいです。
(この事件の前後にも、隣家の3人兄弟(10歳位年上だったと思う)に陰に連れ込まれてキスをさたり、年下の男の子に自宅に連れ込まれてまた服を脱がされかけたり。小学校に上がるか上がらないかの頃に、本当に嫌いになりました。)

どうして女の子に生まれてきてしまったのだろう?
男の子だったら、こんなことされずにすんだのに。。
このとき「無価値感」も自分の心奥深くに刻印されてしまいました。

親に話せたのは、30代後半すぎてからなので、わりと最近です。
「なぜ結婚したがらないのか」とくどくど言う母に、この事件のことを打ち明けたのでした。

あまりにも幼すぎて、やった本人たちももう覚えてないだろうし、その男の子たちも大人になって家族をもっている頃だろうと。だから一人一人たずねて、「謝れ」とは言えないだろう、とそんな話を母としました。私も、今さら、どうこうしてくれというつもりは全くない、ただこのときのトラウマが未だに癒えないし、どうしようもないから、「結婚してくれ」と言わないで欲しい、と母に告げました。

もちろん、私自身も母に告白するよりずっと前に、「いつまでもこのトラウマを引きずっている私は、人間的におかしいのか」と思いはじめました。社会人になったときです。

(件の事件があってから、大学生までは男性恐怖症に。彼氏彼女を求め、性的なことに関心を持ち始めますし。そういう視線から必死に逃れようとしていました)

ヒーラーやカウンセラーに助けを求めまわってたことも。でも、やはりその方面のメソッドはもってない人がほとんどで、返ってくる答えというのが、こんな感じでした。

「あなたが思ってるほど、それは根深くない」「あなたが前世で男性だったとき、女性におなじことをしたから、それが現世で自分に返ってきたのよ」。

「いつまでもトラウマにしがみつくな」「あんたは恋愛しないと、自分の運命も開かれることは絶対ない」。

「みんなカヨちゃんが好きだったからよ」。

でも。。。。一ヵ月も経つと、
「本当に私のことが好きだったら、服を全部引きはがすかな?」「単に、女の子の裸が見たかっただけでは?」「一人でそれをやるのはさすがに怖いけど、みんなでやれば怖くない」そんな気持ちだったんじゃないか?

ということで、40年近く経っても未だに癒えず。単なる知り合いだったらなんとか。それ以上は自動的に拒絶してしまいます。

もうこの問題は、あまり解決しようと躍起になりたくなくて。
そのときにしかできないことができなくなるので。

と思ってきましたが、声を上げるのは大事。自分の体験をシェアするのは大事かな、と。被害者意識からではなく、自分たちのパワーを取り戻すためにも。

#ChallengeAccepted #womensupportingwomen #womenempoweringwomen #MeToo #Femicide #フェミサイド #トラウマ




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