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ペットボトルより水筒が好き


#もったいないから

そういえば子供の頃にはペットボトルなんてなかったよなあ。

ペットボトルの便利さが当たり前となり、もう随分長いお付き合いという気がしてしまうが、私のそこそこ長い人生の中で思い返すと、ペットボトルは古い友人ではなかった。

コカコーラも、ファンタも瓶に入っていたし、ネクターは缶に入っていた。
学校では水道の蛇口をくるっと上向きに捻って水を飲んでいたし、高校生になって、冷たい水が出てくるウォータークーラーがあった時には感動ものだった。

ペットボトルは確かに便利だ。
飲みかけでもキュッキュと蓋を閉めたら溢れずに持ち歩けるし、容器はとても軽い。
道路脇でも、駅でも、どこかの施設でも、自販機があり、気軽に買うこともできる。

それでも私は水筒が好きだ。

表向きには

「だって、ほら、世の中SDGsでしょ。ゴミを減らしてサスティナブルな社会にしなきゃ」

などと言ってみたいが、

本音は

「もったいないから」


家で沸かせば水筒に入れるお茶は一回10円ほどで済む。(我が家が購入している茶葉の金額での計算)

それと、(実はここ重要!)
温かいものは温かいままで、冷たいものは冷たいままで飲みたいからなのだ。

いくら保冷カバーなど付けても、サーモスさんや象印さんの保温能力に叶うはずもなく、長時間持ち歩くには絶対に保温力は水筒に軍配が上がる。

もう一つは、ペットボトルのゴミ処理が地味に面倒なのだ。
キャップとラベルを外し、洗って指定のゴミの日に出す。

もはや手軽さと言ったら水筒の方が簡単に洗えるくらいだ。

お隣の県はお茶の栽培が有名で、美味しいお茶があるのに、家でお茶を淹れる習慣がなくなってきてしまい、お茶農家さんはピンチと聞く。

みんなで今一度急須で淹れたお茶を見直そうではないか!
高級な茶葉を買ったとしても、ペットボトルのお茶を買うよりお安いと思いますよ。

このケチでもったいない病の私だが、
昨今の世の中の風潮のおかげで、

「マイボトル持参です」

と胸を張って言えるのでとても嬉しい。

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