先生死ぬまえに、変えよう

今日から新学期に入り、短い夏休みをろくに休めもせず、猛暑の中登校してくる子どもたちの体調に常に配慮しながら学習を進めていくのは至難の業だろう。

「先生死ぬかも」ツイッターでトレンド入りしたこの言葉。全国の教職員が苦しみながらも、この新型コロナウイルスによってねじ曲がった学校を、何とか進めていこうとしているのだろうと思う。

この状況を改善するためにも、より教育に対して、予算をつけ、人員を増やし、業務の改善をしていくよう国は方針を出さなければならない。文科省から「教諭等の標準的な職務の明確化に係る学校管理規則参考例等」という文書が出されているが、もっと具体的に、「これはしなくてもいい」「これはしなければならない」という風に伝えてもらわないと、現場は本当に混乱しているのだ。いざというときまで、上は何も言ってこないのに、いざ言って来たら無理難題で現場を疲弊させるようなことばかり。先生のことなんて、何にも考えてない!

こういった不平不満は現場に満ち溢れているのではないだろうか。その中でも何とか教職員はその日を過ごしているのだが。

忙しい

本当に現場はバタバタしている。職場や役職によっては過労の状態になっている先生もたくさんいるのではないだろうか。以前から言われていたことに増して、コロナ対策があるので、余計に業務量への負担を感じるだろう。休校措置に対する学習の遅れを取り戻すことや、不安を抱える子どもや保護者の対応も必要になっている。本当に、何をやっているんや!国は!教育委員会は!!

本当にそうなのかな…。

僕がずっと感じていた現場での閉塞感。それを今回のコロナ禍において、一番感じた。とにかく「上」からのお達しを待つ。でも言われたことには文句を言う。確かに忙しくはあるが、そのほとんどが教職員発信ではない。「市教委が言うには、これはしなければならないけど、これはしなくてもいい」そんな言葉が職員室の中を蔓延していた。きっと僕が休んでいる今もその続きの状況だろう。僕が現場にいるのがしんどくなってしまった理由でもある。

「自分たちで自分たちの職場を作って、運営していこう」という気持ちが全く感じられなかった。これは管理職の責任でもあるかもしれないが、今回だけの問題ではない。すべての学校がそうであるとはもちろん断言できないが、ずーーーっと、もうずーーーーーーーっと、現場は上の言うことを聞き、右に倣えをして進んでいる。暴言を吐くと、自分たちで自分たちの首を絞めているのではないか…、と思うとき(ばかり)ある。

かくいう僕は休んでしまった。ただの理想だといわれてしまうに過ぎないが、ただ、みんなで、変えませんか?死んでしまう前に、みんなで、変えようとしましょう。これが言える先生から、少しずつ、変えていきましょう。

上の絵は、井の中の蛙、もとい、学校の中の先生です。外にいる子は、その学校システムになじまない子(先生←これ僕)です。

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