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「たぶん、まだ恋愛小説家」_白いままでいさせて

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「たぶん、恋愛小説家」番外編


あたしは

小説の書き方を忘れた

書きたい気持ちを忘れたんだ

居心地のいい場所で牙も棘もしまいこんで

怠け心が出たのかな

別に居心地がいいわけじゃない

いいわけじゃないけど、邪魔が入らず

金を稼げるってのが一番ミソ

専門性がどうのじゃないあたしは

食いつなげりゃいいのよ

いよいよ切羽詰まればその専門性を使うし

夏の虫の声

ふいに轟く雷

やっぱりそうだと言っている

もやもやもや

心の中がグレーだ

とてもとても肚の中が重苦しい

かつての女学生はアイドルに浮かれていて

そんな女は主婦になってもアイドルや韓流やドラマの話に花咲かす

コンプラ気にしすぎのガキのお遊戯ドラマ

演技派はまずやりたくないだろな

ほとんど漫画原作なのか

ぬくい社会でいいねぇ

仕事や家庭にストレスあんの?

自分の面に中身に自信あんの?

俳優ディスりもダメ出しも褒めちぎりも

どうでもいいヤツの当てこすりも特許認定

闇を感じるよ

だって自分のほうが可愛いって思ってるってことでしょ

あんたから見ても可愛くなくても芸能人になっただけのことがある人にもいうの

優秀な人は不満が多いなぁ

不満が多いのは優秀で愛されっ子さんなの?

一般人ほど怖い

主婦ほど何しても許されるって😱

結婚の2文字の信用って隠れ蓑

ストレス溜まったら何してもいいとか

あ、ヤバイ

鼻でせせら笑ったとまた陰で言われるな

いや、ごめん

ちょっと鼻が吹き出しただけよ?

そんな時は鼻すすって誤魔化すけど

プチだかチョイだかジム通いが小ブームな周り

そんなとこ行けるほど

うるさい姑も手のかかる子どももいないの

もっと綺麗になってくれと旦那が乞うのか

それともどこでなにをしようと、もう関心すら持たれないのか

あたしは結婚なんか望まない

結婚は墓場だ

と言うより家族になるのが嫌なんだ



人の妻

響きはなんかそそるもんがあるけどね

いつかあんたは間違いなく俺の女でも

俺の妻でもなくなる

学校へ行き

就職し

結婚して

子どもをもうける

それが普通

自然

理というやつ

若ければ若いほど早く捕まえておいたほうがいい

その後の事は知らないし

好きで結婚して

興味があって結婚して

産んだのだから文句あるまい

こんなはずではなかった

それが結婚よ

見た目はいくら小綺麗でも

フェミニンでも

おっかさんタイプで包容力があっても

ただつるむというだけで高慢に

女はもっと不気味で醜い生き物になる

主婦の生態と生の声

貴重なネタありがとうございますm(_ _)m

おお?

予想漢字変換につるむ=交尾むって出て来た

突然人間関係をリセットする人たちがいる

突然仕事を辞める

アドレスを変える

引っ越しをする

エトセトラ

わからなくもない

わからなくもないが

突然消えれば邪魔者でも

あんたにしわ寄せが来るんだろうか

それはちょっとした復讐だろうか

それでも気付かないだろな

その人にだって

あんたが歯も立たない特技があることを

環境が良ければいい結果出せてが当たり前

あたしの座右の銘

どんなに栄光の青春時代があったとしても

人は必ず歳を取り

ただ吠えるだけ

ウンコ撒き散らすうるさい犬になる

誰があんたのそれ拾ってくれんのさ

いけないお口の過ぎるあなた(たち)にはないよ

可愛がったものなんて薄情よ

当たり前過ぎてわからないから

まだ親がいて大人がちやほやしてくれて

多少困っても誰かが助けてくれるんだから

ほんとのどん底も地獄も知らない

と言うより、そんな生まれも育ちでもないから想像つかないか

親のナナピカリよ

ゴピカリ・サンピカリくらいはまだまだあるし

イチピカリもないってむしろ誇りよ

米の品種か?

あたしはZEROから構築する

砕破ーさいふぁ

シヴァとともにサイファは無

零を表す神

破壊の神

逃げ道を作ってあげておいて、自分で未来を切り開くように、なんて耳に入って来たら痰がからんじゃった

破壊神に愛されていたら導きは鞭の如く

すべていばらの道をゆくしかない

マーマたちのボ~ヤたちに期待する力は

履き違えたなんとかの親バカ愛ね

そんな身内の狭い輪っかの中でマウントして
すっきりするの?

すっきりして誰に対しても明るく朗らかに穏やかになれるなら、いくらでもサンドバッグにもスケープゴートにもなってあげる

あたしからの気遣いではなく

そんな施しなんかいらないか

聞いていて明るくも元気にもなれない話だよ

自分たちは楽しく話してるからポジティブなんだと思うのかな?

主婦にはそんな話題しかないもんね

なんだかんだ否定否定否定

わかったよもうー

貴女がNo.1

そう言えば否定しないの

No.1がいっぱい

そうだ

それでいい

みんなNo.1

1番じゃないけど面倒だからNo.1

あたしだけがNo.1とかやめてよね

分かち合ってその世界だけで輝いていて

あたしもそろそろ脳筋&笑腹筋なまってきてるの

窮屈かも

屈葬生埋め状態

文句言いながら

当たり障りなくよいしょして

イヤだと言いながら

この職場によく染まってはるよ

なんだかんだ居心地いいのよね

あたしの席から、なぜかよく見える

朝から晩まで書いてる自分を想像するの

確か3日くらいでヤマトタケルを書き上げたって、氷室冴子が言っていた

今では彼女、少女小説家とは言わないのだろうか

ヤマトタケルの文章も

森田じみぃの挿し絵も

あたしは好きだった

あれを書いたのも啓示、とやらか

たぶん、もっと

ほんとに腹が立ったらあんたら登場させるかも

たったひとつの場所に執着する

可哀想な優秀な人たち

あたしはひとつの場所

ひとつのことに執着してろくなことがないことを知っている

もちろんほんの通行人で書いて

会話拝借したことあるけど

その程度の存在

あたしの文学の世界では

ストレスの吐け口の陰口にされたくらいで

どうよ

何書くかわからない怖さのほうが

ハッとしない?

何もなかったところに文字を生み出して

それは永久に残る

例え削除されても

焼いてなくなっても

書いたことの事実は消えない

消したい傷なのに

あたしは消さない


(芥川賞の発表の記事を読んだのはこの後)

受賞の方がコバルト大賞応募の常連だったのも
難病で職業が欲しくて小説家になりたかったこと

あたしは微妙に違うけど職歴が欲しかったこと

彼女は20年書き続け、学び続けたこと

あたしは働くために20年筆を折ったこと

家族の愛なんか知らないとおんなじの自分

天才と歩く凶災ってこんな開きがあるんだ~

これが差だ

腫れぼったい

そのくせキツイ一重が嫌で

ドライアイスを火傷するくらい押し付けて

綺麗になりたかった

年頃の女の子のふつうの気持ち

(彼女がものすごい目力の持ち主だと読んだのも、これを書いた後)

正直な気持ち

最近の受賞者の受賞に至るまでのインタビュー記事を読み

衣食住はまあまあ満たされていて

書くことに専念する時間もまあまあある

バイト掛け持ち疲弊しきって

いつしか諦めてしまう子とはやっぱり違う

どこかしら汚れて穢らわしく育ちの悪さを感じるのは好まれない

あ、ラーメンに玉葱入れるの忘れた

ラーメン煮えたもご存知ない

書き出すと寝食もトイレも忘れる

それが他に契約事があるとおろそかになることを恐れて飛べない

そんな研ぎ澄まされた、変に心地いい眩暈のような危うさも忘れていた

あたし

まだまだ飛べるのに

飛ばない理由のある人に遠慮してどうする

『おてつたび』を検索した

旅行しながら人手の足りない農家や旅館などで旅費をまかなうマッチングサービスだ

リゾバの陰険さと縛りのキツさを知る自分には、同じようなにおいも感じるが、短期はいい

(被災地での復興の清掃の仕事を見ていた後に

とある刑事ドラマで茨城が震災のテーマだったのも

偶然かまた必然かこじつけか)

連休に電車に乗っていて

あたしは改めて伝説・伝承を求めて取材に行きたいんだなぁ、と思った

働くことは好きだ

人の社会の役に立ちたい

でもやっぱり人は嫌いだ

今度は何をされるんだろう、と顔色を伺い

機嫌の良し悪しに振り回されるなんて

ナンセンス


あたしは言うなれば

透明なマンホールの下で退化して

白くぶよぶよとフヤケきった海を忘れた深海魚

人間扱いされなくなって

人間が怖くなって

ちっとも可哀想じゃないのに気を遣ってやり

本当に可哀想な子どもを救わなかったあたし

お天道様に目を潰されたか

周りが見えなくなって

見なくなって眼球が引っ込んでしまったか

ただ生きて死ぬ以上

出来るだけの人間に

穏やかに柔らかに白く接したいと願う

彼らにはただのひと塵さえも

思いやりすらかけられないと言うのに

きっと

優しい声とまなざしを向けられたくて

気を引いているように見えてウザいのだろう

生まれながらのお姫様や王子様は

お姫様や王子様じゃなくなった時

見向きもされなくなってどうするのか

だから

そう思うそれこそが関係ない


受精したら

胎児はまず性別が決まり

一番に性器が出来上がる

最後に目

あたしは気にしなければ

わからない程度内斜視だった

ほんの少し早産だったからか

男を咥えることも少なくなったそこは

元から小さいが収縮する

咥えたら締め付けて離さない、だ

たった一夜で捨てられたりはしないが

出来なくて終わったこともある

性器も目も不完全なまま

子どもを産んでいないからだよ

ああ、じゃあ
子どもを産んだら裂けたり切られたりするから、伸びたりしたそんな女は飽きられるのね

子ども産んだらせいぜい、キツく縛って下さい先生、ってお願いするしかないね

少し、意地の悪くなったあたしは聞く

東京にいたことを忘れない


間違っても東京から嫁に来て

連れション喜ぶ小娘とは違う

どこにでもあたしはひとりで行く

女のあたしからはイイ女だと思うのがない

年々尊敬出来る主婦なんかいなくなるに等しい

あたしが男なら・・やだ

だが、皆妥協する

それが自然の理

子どもを産んだら終わる何か

ガチガチの鎧にもしたくない

言葉を凶器にされたからとペンを同じく凶器にはしたくない

けれどあたしにはやっぱりペンが武器

口じゃ負けるが、文章では負けない

(・・たぶん)

ガンつけタイマンには男に勝てる自信がある

(ほんとに怒ると勝つ)

同志というか

戦友というか

異界の友がくれた言葉だ

あたしは理の外にいる

理の向こう側を書いている、と


理に沿って生きている人々の陰裏を覗いて

影のそのまた裏をかいて

あたしは

理の向こう側にいつもいる









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