表現者になるには記 熱血絵描き刑事編2
前回とだいぶ語調が変わっておりますが気にしないでください。
熱血の部分が醒めて、かなり冷静になってきたのです笑
まず話をロンドン上京時に戻しましょう。上京って言い方、変かな?
ですが、それくらいおのぼり気分ではありました。
「はあーこげなロンドンでやっていけっぺかなあー!」
芸術のまあまあな都、ロンドンに降り立った、
「表現の田舎っぺ大将」ラショウであったのです。
(風ロンドン滞在もん。わっかるかなあー?)
最初に地に足を付けたところが、目の前にあのビッグベンがある駅、
ウェストミンスターであったのですが早速、
とてもなれなれしい感じでかけてくる声がありました。
「やあー(すごく気さく)!カナダで医者をしたこともある私だが、日本に居たこともある、お前は日本人だろう?日本札が懐かしくて直に見たいので今、出して見せてくれないか?」
ここではわかりやすく、すごく怪しく書いてますが、
以上のことを全然怪しくなく言ってくるのです。
でも結局さすがに怪しいとわかります。
そして故郷のカナダ20ドル紙幣を出して見せてくれました。
私もお金を出しやすくするようにです。
そもそも私は道を聞かれやすいタイプNo.1ですし、
同時にいろいろなサギ手口が声をかけてくる率も
限りなく高いことも自覚している優しい顔つきNo.1なのです。
それで日本人風というならなおさらー。ここはサギ師じゃなくても
何かお金をたかっておくべきでしょう笑
「持ち金はもう全部ポンドに換金しちゃってるんだよー、バイバイ!」
一応ヘタクソな言い訳ですがことわれました。
この、バイバイを早めに言っちゃうことが
言い寄り系サギを乗り切るのに有効なのは
多くの経験でわかっております。
(それほど今まで数多く言い寄られたことがあるのです笑)
ていうかあのカナダ20ドルはカナダ人から取ったもの、
きっと前被害者のものに違いありません。カナダ人被害者よ合掌〜
どうやって取るかの、せしめる迄のシステムには
すごく興味があったのですが、
そんな体験記を書きたいわけではないので笑
ここは足早に去ることにします。
ここからウェストミンスター橋を渡って
予約しているゲストハウスに向かうわけですが、
ウェストミンスター橋を渡るまでに、
花を渡してきて(それを持ったらおしまい?)売りつける系
入れ替えカップ3つの中のお札入ってるカップを当てたら倍もらえるよ系(こっちは2軒やってた)
これらの方々、ことごとくラショウに声をかけてきます。
言い寄られNo.1のラショウの面目躍如です!
嬉しがってる場合ではありません。これではゲストハウスに着くまでに
何かしらに引っかかって一文無しになってしまいます。
旅行者カートを引いてるのが格好のターゲットなんでしょうねー。
それでもどうにか橋を渡り切ると、駆け込み寺にすがるように
大きな公園に逃げ込みました。
それがアーチビショップス公園だったのです。
やっと話が公園まで来たよ笑
今のところ、
「観光地のサギに引っかからないよう気をつけようの回」
になってるよね笑
ねえねえ、でもさー、
先にゲストハウスの苦労話書きたいんだけど
3に行っていいかなー?なんか長丁場になってきたよー。
早く表現者になりたいっ!
イタチョコラショウ