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共創プロジェクトメンバー紹介|若杉悠里(わかすぎゆうり)さん

第一期生のメンバーで、この春、市役所の人事課から月ヶ瀬の地域振興課に異動された若杉さんに会いに行ってきました!


奈良市役所でのこれまでのお仕事は

若杉さんは2023年に奈良市役所に入庁されてから、市役所の人事課人材育成室でお仕事をされていました。市役所に入庁されたきっかけは奈良県立大学で地域の活性化や観光の勉強をしていたこと。そしてご出身の大阪と比べて奈良の自然が多くてゆったりした感じがご自身にあっているなと思ったからだそうです。
今回、若杉さんのお話をお聞きするためにお邪魔したのは、現在勤務されている月ヶ瀬にある「月ヶ瀬行政センター」です。
センター内には、市役所のような各種手続きができる「総務住民課」と若杉さんが配属されている「地域振興課」があります。
「地域振興課」にも色々な役割があるそうですが、若杉さんは主に月ヶ瀬の「Local Coop(ローカルコープ)」の運営や企画を担当されています。

Local Coopとは


地域は”公助”と”自助”そして”共助”で成り立っています。”共助”とは自治体や町内会などが消火活動を行ったり、災害時の避難誘導や救助活動を行ったりと地域やコミュニティの人たちが助け合うものです。「Local Coop」はこれまでの”共助”の仕組みの他にも新たな仕組みを創り、”共助”を強化していくことにより持続可能な地域づくりをめざしていくといったプロジェクトの総称です。

※Local Coopについて詳しく知りたい方はぜひこちらをご覧ください
URL   https://human.localcoop.io/nara

昨年までは計画段階で、2024年4月頃からプロジェクトの実施が始まったそう。若杉さんは実際に運用が始まってからの調整や、これから新たに始める取り組みの企画などをされています。

Local Coopのプロジェクトの一部を紹介

実際にどんなことをされているの?
若杉さんにLocal Coopの取り組みの一部を案内していただきました。

MEGURU STATION®(めぐるステーション)

これまで36箇所あった資源回収のステーションを6箇所に。そして、ステーションで回収された資源をお金に変えて地域に還元する仕組みです。
6箇所のうちの一つは月ヶ瀬ワーケーションルームONOONO(おのおの)の前にあります。ずらっと並ぶBOXが印象的。

この春スタートしためぐるステーション

また、回収ボックスの隣には生ゴミを資源化できる小型バイオ装置も新たに設置されています。生ゴミを持っていって装置に入れると、専用コンロで火を使うことができる「バイオ燃料」と、野菜などを育てるために使える「液体肥料」をつくることが出来ます。住民利用者の方は無料で使用したりもらったりすることができます。生ゴミがまったく形が違う資源に変わっていく様子は不思議でおもしろく、子供も楽しく資源循環を知ることが出来そうです。
また、これらの設備は資源の活用だけが目的ではなく、資源回収をきっかけに住民の交流の機会を創ることを目的としています。

小型バイオ装置「MEGURU−BIO(めぐるビオ)」

住民が集まる交流拠点ONOONO(おのおの)

そして、Localcoopの取り組みの交流の中心となるのが一般の方もワーキングスペースとして利用できるONOONOです。
一期生はフィールドワークでお邪魔させていただきましたが、この日は静かで、窓から見える新緑がとてもきれいでした。
一般の方の利用料は1日550円(2024年5月現在)コーヒーや自家製梅ドリンクを飲んだり、近くの月ヶ瀬温泉ふれあい市場で買ったお野菜を調理したりすることもできると教えていただきました。
奈良市内からは車で約40分ほど。車で訪れることが出来る方はONOONOで仕事をして、月ヶ瀬温泉に入って帰るという素敵な1日の実現も難しくはないのかもしれないと感じます。

一緒に案内してくださった地域おこし協力隊の石見さん


この日も地域の方が立ち寄る姿が

Local coopの取り組みは他にも、地域方々の買い物の不便を解決する「おたがいマーケット」や、月ヶ瀬で朝採れた野菜をその日に市街地の飲食店に届ける「大和高原直送便」など、様々な取り組みがあります。
興味のある方はぜひご覧ください。

おたがいマーケットについて(外部リンク)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000272.000036429.html

大和高原直送便について(外部リンク)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000273.000036429.html

月ヶ瀬でお仕事をスタートして変化したこと

今回のインタビューでは、まだ配属されて2ヶ月ほどですが環境が色々と変わって、転職したような気持ちで過ごしています。といつもの明るくて爽やかな笑顔で色々とお話してくださいました。
大きな変化は、これまでは市役所内の職員の方との交流が主だったけれど、現在は住民の方はもちろん、プロジェジェクトを一緒に進めている一般社団法人や企業の方々、そして地域おこし協力隊の方など、様々な方と交流するようになったことと教えてくださいました。
すでに実施されているプロジェクトの調整や広報などをしながらも、新たなプロジェクトも立ち上げていくそうです。とっても楽しみです

月ヶ瀬行政センターに会いにいこう


若杉悠里(わかすぎ ゆうり)
奈良県立大学地域創造学部卒業。2023年奈良市役所人事課人材育成室をへて2023年奈良市共創プロジェクトの一期生に。2024年4月より月ヶ瀬行政センター地域振興課兼奈良市総合政策部総合政策課に配属。

共創したいお問合せは月ヶ瀬行政センター地域振興課まで
月ヶ瀬行政センターTEL 0743−92−0131


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