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言葉の置き逃げ
こんにちは!
度々くる読書ブーム再到来中の坂本です。
ちなみに前回ブームで紹介した本はこちら
そして今回は「機嫌のデザイン」という本について✍🏻
この本に出会ったのは、仕事をする中で
「ディレクターにもデザインの知識ってめちゃ大事やなぁ」「勉強しよかなぁ」と思って
本屋さんでデザインの本を探していたら、たどり着いたのがこれ。
多分(絶対)最初に求めていたものとは違う方向性のデザイン本に惹かれてしまいましたが、とーっても素敵なことがたくさん書かれてたので一部をざざっとご紹介🤲🏻
どんどん本を読んで色々なものを観てください。
そしてどんどん忘れてください。
それでも残っているのがあなたの知識です。
本を読むのも、ドラマや映画を観るのもSNSを観るのも好きやけど
ほとんどの内容は忘れてる🙋🏻♀️
でも、たまに、こうやってどこかに残しておきたい言葉とか、どこに載ってるかは覚えてる言葉とか
どこかに残さなくても覚えている言葉やシーンもあるんです。
ほとんどのことを忘れるからこそ見つけられる大切なものがあるなら、すぐに忘れる能力も悪くないかもですね。
逆に、ほとんどのことを忘れざるを得ないくらい
色んなことをして、色んな人と出会って、それでも残るものを探すのもとっても良さげ🔍
ロングライフなデザインに共通するものは、穏やかなことでしょうか。ずっと使っていても疲れないし見飽きない。加えてちょっとした豊かさでしょうか。
インスタントに刺激を与えるような装飾や、過剰に存在を主張する機能はないけれど、街の風景と人の自然になじみ、誰も気づかなかったような不便をスッと解消していく。
人知れず、さりげなく、役に立つような穏やかさ。そんなデザインをわたしは目指したいと思ってきました。
これを読んだとき、すぐに簗瀬さんが思い浮かびました💭
簗瀬さんのデザインはすごい!と思っていても、これまで「どうすごいのか」を上手に言葉にできなかったのですが、
ほんと、まさに「人知れず、さりげなく、役に立つような穏やかさ」っていう言葉がピッタリ😳
正社員のデザイナーが簗瀬さんしかいなくて、手を抜こうと思ったら抜けるような環境でも、良いデザインの基準をアップグレードしてて
きっとザックリした指示も多い中、お客さんに褒めてもらえるデザインで上げてくれるデザイナーさんって本当に希少なんだなと思う今日この頃です。
人知れず努力して、さりげなくディレクターをフォローしてくれる簗瀬さん、やっぱりすごい、感謝が止まりません。
デザインも文章も、「組み立て」であり「工夫」であり「余白」が大事だろうと思っています。別に目新しいことがなくても創意工夫で「新しさ」は出ると思っています。「穏やかだけれど油断はならない」。そんな緊張感も必要です。
イメージとしては「言葉を”70cmの高さ”に置く」という感じです。
投げつけるのではなく、そっと置く。相手が受け取りたかったら、すっと受け取れるような。
言葉は置き逃げするくらいがちょうど良い?
うわぁこの人の言葉めちゃめちゃ好きやと思う人は、きっと言葉を置く高さが一緒な人。
意識的なのか無意識的なのか
高すぎず、低すぎず、ちょうど良いところに置いてくれます。
一方で、うわぁなんかモヤモヤするなぁって人は、きっと言葉を置く高さが違う人なんかも。
どこに置いてるのか分からなかったり、置き方がそっとではなく、バン!って感じやったり。
そもそも置かずに投げていたり、、
言葉を置くベストな位置や置き方は人それぞれ。
どれが良いとか悪いとかはないんやろうとは思うけど、
やっぱりそっと、思いやりのある置き方をする人でありたいし、そういう人たちと一緒にいたいなぁ💭
ではでは今日はこの辺で👋🏻
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