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【養殖】コミュ障から「聞き上手」になったわたしが、人の話を聞くときに心がけてること4選

「そうだ、聞き上手になろう」

と決めたのはいつのことだか記憶が定かではないが、おそらく中学生頃だろう。

その頃のわたしは、「うまく話せない」ということに悩んでいた。

ちなみに、「話すのが下手」という短所をひっくり返せば、「聞き上手」という強みになるよって聞くことがあるけど、あれは嘘だ。

わたしは、話すのが下手だったけど、ひっくり返したところで、人の話も聞いてない、絶望的なコミュ障だった。

だけど「みんなみたいに友達とふつうに会話できるようになりたい」その一心で、いろいろコミュニケーションに関する本を読んできた(そこで本に逃げるから友達ができないのよというツッコミを当時は誰もしてくれなかった)


そして、だいたいどの本にも書いてあることから、好かれる人は聞き上手だと知り

そこから、聞き上手への道が始まった。


最近は「片づけレッスン力アップ講座」で、(これについては下の記事に書いたので興味あればどぞ)

https://note.com/rasen_noboru/n/n0b96a6d7bf35

他の受講生さんから

「ちゃんと聞いてくれてるって思える」

「どんどん話したくなる」

などと褒められるまでになった!


というわけで、今日は
わたしが人の話を聞くときに心がけていることを4つ紹介しよう。


言っておくけど、ここから紹介することは、聞き上手の演技をして好感度だけ上げる術ではない。

わたしは馬鹿正直な生き方しかできないので、そんなことをしたら吐き気が止まらなくなる。

だから、聞き上手の養殖なのだ。



無言でうなづく

本で「相槌が大切です」と読んで、

わかった!相槌がんばる!!

と意識して「うんうん」言ってみた中学生のある日、不意に友達から「ごめんね、、聞きたくないよね」と言われた。

「うん以外にも、バリエーション加えた方がいいんじゃないか?」
「タイミングはこれで大丈夫か?」
と相槌に全神経を持ってかれて、相手の話が頭に入ってきてなかったのだ。


そういえば、以前NHKでやっていたコント番組の「LIFE!」の「まっすぐ彦介」でそんなのあったな。
「うんうんうんうんうんうん」ってすごい言ってて、「聞いてる??」って言われるやつ。


あと、zoomのときには、相手が話しているときに「うん」と言ってしまうと、相手の話が聞こえなくなる。

そのため、ここ数年で「無言でうなづく」が強化された。


思考をはさまない(なるべく)

これは、精神科医の水島広子先生の本に書いてあったことだ。

「なんて言ってあげたらいいかな?」などを考えず、思考が出てきたら、横に置く。

それを繰り返していくと、マインドフルネスみたいになって、自分の心が穏やかになる。

自分が穏やかだから、相手も安心して話せる。


この説を知って、人の話を聞くことがラクになった。

それまでは「ちゃんと相槌打たなきゃ」「話を盛り上げる質問をしなきゃ」とプレッシャーだったが、

ただ、自分の心の平和のために、相手の話を聞けばいいのだから。

でも、「100%思考をはさまない」と思ってしまうと苦しくなるので、そこそこの完成度を目指すと吉。


リスペクトアンドビリーブ

さっきの「思考をはさまない」にも通じるものがあるけど、
こんまり流片づけコンサルタントの先輩でありかつわたしが何回かコーチングをしてもらってるレイチェルさんがよく「リスペクトアンドビリーブ」と言っている。

特に片づけレッスンの時の話になってしまうかもしれないが、本人がときめきを選ぶ力があるから、それを信じるのだそうだ。

わたしも、自分が何かいいアドバイスをしてあげようと思わないで、相手を信じることにしてる。


メモを取る

これはちょっと先ほどの3つとは毛色が違う。

聞き上手になりたいからメモを取ってるのではなくて、メモを取りたいからメモを取ってる。

なのに、「メモ取ってちゃんと聞いてくれてる!」と思ってもらえることがある。
思わぬ副産物だ。

公務員だった頃も、メモをとっていたことによって、偉い人から「期待できる新人だね!」と言われた。(残念ながらすぐ辞めたけど)

メモを取っておけば、大切なポイントを忘れないですむし、「次に何を言えばいい?」とテンパってしまっても、メモを見れば思い出せるし、「メモっててえらいと思ってもらえてるから変な間ができても大丈夫」と安心して会話に集中できる。


メモ万歳!!


(脱線コーナー)

先日、読んでいた本に、こんなことがあった。

忘れたらこまるから書いておくのだ、というが、ノートに記録したという安心感があると、忘れてもいいと思うのかどうか、案外、きれいさっぱり忘れてしまう。本来なら、忘れるはずのないことまで忘れる。

「思考の整理学」外山滋比古


さらには、電車でその本を読みながら会いに行った『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』の著者である八木さんに「メモ取ってもいいですか?」と聞いたら
「メモは取らない方が話に集中できるから、取るならスマホのボイスメモにした方がいい」と言われた。

そこから1時間、ジェットコースターに乗ってる感覚だった。

会話って単なる情報のやりとりじゃないんだな。

終わってからたくさんメモした。


終わりに

ここまで説明してきたが、弱みの克服にあまり労力をかけるのはいかがなものかと思う。

養殖聞き上手は、天然物の聞き上手には勝てないからだ。

わたしの友人には、天然の聞き上手がいる。

彼女はなんと「上司の話を聞きたい」と言って休日にまで上司に会いに行っていた。

こうして人の話を聞く経験を積んでいるのだから、わたしのような人とは、差がどんどん開いていく。

それはそれは、どんどんと開いていく。

だから、絶対に追いつかない。

これからは、なるべく聞き上手以外のもともと持っている能力に磨きをかけて、ハロー効果ですごい人っぽく見せていきたい次第である。

要するに、強みを磨こう!!


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