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『MAKER’S NOTE BOOK』の紹介

今回は本じゃなくてノートの紹介です。noteでいつかやりたかったNOTEの紹介です!(謎)

その名も、『MAKER'S NOTE BOOK』。

MAKER、つまりは作る人用のノートなわけですが、このMAKERというのはあのクリス・アンダーソンが言うところの、メイカーズ・ムーブメントの担い手たちの事。

超駆け足で説明すると、1980年代に登場したパーソナルコンピューター、そして、1990年代のインターネット、ウェブによる情報革命、そして、2000年代のデジタル・ファブリケーション、つまり、デジタルなモノづくり。このデジタルモノづくりの作り手さんたちのことをさして、MAKER'Sと自ら呼び、呼ばれるようになったわけです。

ワタシ自身、こういうモノづくり大好きっ子なので、このメイカーズ・ムーブメントには大賛成で大賛同してまして、雑誌、『Make:』も定期購読して(英語の勉強しながら)読んでいます。
この『Make:』、日本でもオライリージャパンさんから2006年8月から和訳記事と日本語記事おりまぜてムックとして出ていたのですが、残念ながら2012年11月の第12号で休刊になっています><)

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↑我が家のテック系本棚。真ん中に日本語版『Make:』が並んでいます。(左手の青い背表紙のNOTE BOOKが今回の主役。あ、それと日本語版に挟まっている薄い『Make:』は英語版ですネ)

いつかこの雑誌、『Make:』についても熱く語りたいなあとおもうのですけれど、めっちゃ長くなるでしょうから今回はおいといてw

あらためて、『MAKERS' NOTEBOOK』のご紹介です。

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このノート、ご覧の通りハードカバー仕立てで、自立するぐらいしっかりしたノートです。(ちなみに表紙と背表紙の四角い罫線は、『Make:』本誌の表紙のデザインを踏襲していて、この枠内に好きなシールを張って表紙を自分流に自作(Make:!)してカスタマイズできるようにもなっています)

固い表紙を開くと、最初のページは

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このように、可愛らしいMake:系アイテムのアイコンがならび、ページの両端にインチとミリのスケールが描かれています(これ、モノサシやノギスが手元に無い時にかるく便利です)

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もう一枚ページをめくると、このノートのタイトルや日付、そして持ち主の情報、リアルアドレスにメールアドレス、WebページのURLや、もし拾ったらここに連絡してくれたらお礼だすよ! 的な情報まで記入できます。(どれだけ本人にとって大事な情報が書かれたノートか、ってことがわかってとても良いかんじです)

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続いて、このノートはどういう人たちに向けて作られたのか、そして、どのように使ったら/作り変えたら良いかといったメッセージがならび、

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CONTENTSのページが続きます。

CONTENTS! そう、自分でコンテンツのリスト、つまり目次を書くことができるノートなのです。

これ以降に続くノートの本編ページには

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このように、IDEA/PROJECT、DATE、ページ数、NOTE/SIGといったページ情報ヘッダがあり、さらにFROM PAGEとTO PAGEという欄が。ページが多数にわたる大きなプロジェクト・アイデアもがっつり書きこんでほしいというデザイン思想がつたわってきます。(そういえば背表紙にもこういうテーマなどを記入できそうな欄があります)

ちなみに、ノート本編のフォーマットは1/8インチの方眼で、1インチごとに太線になり、1頁中、縦に1インチx8+α分ある構成。

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ミリネジ共栄圏の我々としてはインチ刷りはちょっとどうかなとおもいますけれど、インチ形式なのはユニバーサル基板やブレッドボードに近い構成にするための他、ちょうど8分割されているのでコンピュータのドット絵(2つの大枠で16x16、4つで32x32)や、デジタルマトリクスを描きやすいという利点もあるようです。(表紙裏のインチ・スケールもこの枠に準じています)

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こうした素敵なノート(紙の質もいいんですよ! マジックで描いても裏映りしにくいちょい厚めのページ!)が146ページまで続いた後、このノートの第二の目玉(?)Refarenceページが続きます。

このRefarenceもMaker’sならばうれしくなるような内容がずらっとならんでいます。

有名なメイカーズ憲章The Maker’s Bill of Rights やクリエイターズ・マニフェストから始まって、各単位の換算表や

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テスターの使い方、抵抗値の読み方、
そして忘れちゃいけないオームの法則なんかは

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大事なことなので1ページまるまるつかって。

その他にも、コールサインのコードや

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各言語のHello World の書き方や、ミシン針のサイズ(!)

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さらにカフェイン含有量などなど、もう見ていてなんだか嬉しくなる情報の羅列ですw

ちなみに、この MAKER'S NOTEBOOK、現在は第三版までリリースされています。私は初版と第三版をゲットしていますが、内容はこのリファレンス部分が差し変わっているだけのようです。(お値段は約倍になってますけど><)

第三版には、初版には無かった

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ArduinoやRaspberry Pi といったシングルボードコンピュータのリストや

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個人的にはとっても便利、3Dプリンタのフィラメントの特徴リストなんていうかんじに、時代に合わせて内容が進化していっているようです。

なんだか以前紹介した

これみたい。ぱらぱらめくって見ているだけで嬉しくなるリファレンス集です。

そして、最後のページはおたのしみ(なのかな?)

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表紙の枠にピッタリハマるサイズの危なそうなステッカーがオマケではいったポケットがついてきています。ワタシ的にこのデザインはどうなの? と思いますケド、メイカーズ・フェアなどで知り合った米国人の方々はけっこう気に入っているようで、ノートの見せっこするとべたべたコレはってるんですよねw お国柄、なんでしょうかねえw (これだからインチな国は……(え?w))

このポケット、なんとマチが付いていて、けっこう大容量。(沢山入れるとノート閉まんなくなりますがw)ノートに記入するだけでなく別紙の資料なんかも大切に保管しておけます。

さらに最初に説明してませんでしたがノートの外側には赤いゴムのバンドがあり、輸送中にパカパカ開かないようになっているほか、同じく赤い栞紐もついていて、ほんっとうに至れり尽くせり☆

ただのノートの紹介が長くなりすぎましたw そろそろまとめておくと、

我こそはメイカーであるぞという方はもちろん、デジタルなモノを作る人、作りたい人はまじでマスト・バイな、ちょーおすすめのNOTEBOOKなのでした。

ハードウェアの作り手さんだけでなく、ソフトウェアの作り手であるコンピュータ・プログラマさんや、2Dゲームのドッターさん、デジタル編み物など編まれているクリエイターさんにも隠れた愛用者さんいるそうです。

ちょいとお高いですが、バリバリ使いこなすと一生ものになるかもしれない素敵なノートです。たまにあるメイカーフェアのオライリーさんブースで直販しているほか、

アマゾンさんで洋書扱いで購入可能です。

そもそもMAKERSとは何ぞや? という方は

こちらを。Kindle Unlimited で読み放題対応。同じくFREEなんていう名前の通りフリー(無料)な本もおすすめです。

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