『となりの魔王』レビュー
『となりの魔王』到来編・襲来編
雪乃下 ナチ(著) / ちほ(イラスト)
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かるーい本よみたいわーと、表紙で選んでぽちったこの本。
いんやあ、これがまた大当たりでしたw
もうめちゃくちゃに読みやすい。
何も考えずに読める、このリードアビリティの高さったらとんでもないです。
マンガのように読める小説をしてラノベといったのは誰だったか。そんなことを思い出しながらすらすらと読めます。そして面白いw
各話の冒頭にある四コマ漫画からすっとお話に入れるのはもちろん、舞台となる平和な町やご町内の人々、そして、タイトルの通り、あっさりとなりに越してきた『魔王』の異様な存在感w
とっても普通の一般市民、女子高生「カオリ」と、おとなりの「魔王」のギャップが面白いw。微妙にくいちがいつつもしだいに慣れて協力関係になっていく(いつのまにか「カオリ」は「魔王」の参謀として取り立てられていますw)姿もほほえましくw
当のカオリ以外だれも魔王を特別視しないおおらかすぎる町人たちもいいかんじです。
この読みさすさ、ラフな感じのおもしろさって、ああ、日常系コミックのノリだわあ。と、あらためてラノベの本領すら感じられる、たのしい本でした。
各話は比較的短めで、ちょっとしたすきま時間ににサクッと読める、そんなところもライトでポイント高いです。
いろいろ難しいこと考えすぎて疲れた時にお勧め。最近はやたら長いタイトルや内容も冗長なライトノベルが多いですが、これはそのどちらにもあたりません。短いタイトル、短い内容でサクッと読めて、読みやすく、ちゃんと楽しいコメディタッチのエンタテインメント。いいかんじです☆彡
(長いタイトルじゃないとダメというのが定説(?)の「小説家になろう」でも好評を博したそうなので、これまた自分的に高評価ですねw)
今のところ2巻まで出ています。接触編と発動編、じゃなかった到来編と襲来編。どっちも来てるじゃんって思いますが「到来編」が一巻ですのでおまちがいなくw
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