癌が見つかるまでの経緯①
同業者や同級生に癌になった事を告げると、大抵どうやって見つかった?って訊かれます。
私も含め自営業者はなかなか健康診断に行きません。
多少具合が悪くても市販薬で誤魔化したりして、本当に動けなくなってようやく病院に行くって人がほとんどです。
ただ私の場合、前職が製薬会社だった事もあって病院やドクターに対するアレルギーは皆無です。
なのでよほど忙しく無い限り身体に異変があると病院にすぐに行くと言う癖はありました。
で、
今年の初めに母を亡くしました。やはり癌でした。
その際のことはまた別の機会に書きたいと思いますが、葬儀が終わって落ち着いた頃何となく胃がムカつくようなほんとに微妙な違和感を感じました。
普段なら少し胃薬を飲んで様子を見るくらいの状況です。でも、その時は何か胸騒ぎみたいなものがしました。
「母が一緒に連れて行こうとしている。迎えに来ている。」
そんな気がしてしまったんです。
それで胃の検査に行くことにしました。
元々軽い逆流性食道炎を持っているので、数年に一度くらいの頻度で通ってる消化器内科の病院があるんですが、そこは午前中に食事抜きで行くと予約なしでも胃カメラで診てくれるんです。
でもそこで診てもらっても特に異常はなく、多少逆食によるただれがある。ということでした。
数年前にジーンライフと言う遺伝子検査を受けたんですが、その項目の中でスキルス胃がんになりやすいと示されていました。今回もしスキルス胃がんなのであればカメラで見ただけではわからないに違いない!と考えてしまいました。
そこで今度はN-NOSEと言う癌を調べる線虫検査をしてみました。N-NOSEは尿の中に含まれる癌の発する匂いに反応する線虫を使った検査で、身体のどの部位に癌があるのかはわからないものの、かなりの確率で身体の何処かにある癌を嗅ぎつける。そう言う検査です。
やり方は簡単、ネットでキットを購入すると試験管やら色々入ったのが送ってくるので、それに従い尿を採取し提携薬局に持っていくだけ。
およそ1ヶ月後に結果が届きます。
N-NOSEの結果 3月14日
AからEの5段階で結果が出るのですが、Eがやばい方でAが心配ない方。私の場合はかなりBに近いCと言う中途半端な立ち位置でしたが、検査報告書には要精密検査とありました。
そこで意を決して癌ドックに行く事にしました。
でも高いんですねー。10万近くかかる!😭
癌ドック4月3日
ちゃんと払って行ってきました。
結果が届くのに1ヶ月くらいかかりました。連休明けくらいだったでしょうか。
結果PSAと言う数値が正常値0〜4のところ9.4と高く出ました。
PSAは前立腺に異常がある際に高くなる数値です。癌でなくても前立腺肥大でも数値が上がるらしいのでこの時点で癌が確定するわけではありませんが、N-NOSEの結果と合わせ技でまず間違いないなと言うのが私の感想でした。
幸いスキルス胃がんはここでも見つかりませんでしたので、前立腺一本に絞って泌尿器科での精密検査へと向かいました。
泌尿器科での確定診断に続きます。
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