同じことを何度も言われた意味
「G3で考えてください。そうしなければ、答えは出ません」。
同じことを何度も言われたし、他の人に言っているのも聞いた。
先生の中に正解はないのだ、と思った。
他の答え方、例を挙げるとか、せめて何かヒントはないのか・・・と思った。
しかしある瞬間、そう感じてしまうこと自体が、私が「G1しか見ていなかった」のだと気づいた。
同じことを何度もいうーこれは、G1。
では、G2.G3は?
私の考えるG2.G3は、これである。
G2↓
何度も言うことで「講師ならG3で考えろって言うだろうな」と思考回路にしみこませ、受講者が問題にぶち当たったときに、自分で「G3で考えなければ」と気づくこと。
G3↓
人に問う前に、G3で考える習慣をつけ、受講生のライフスキルを高めること。
そのG3を教えてくれずに、ただただ「G3で考えなければ、答えません」と言い続けた講師は、若干いじわる…
いや、問題にぶち当たったときに、嫌な感情と共に、講師の「G3で考えてください。僕の中に答えはありません。」の言葉を思い浮かべさせる、作戦だったのかもしれない…。
何かに悩んだとき、G3を考えるようになった。
そうすると、見えてくる景色が変わってくる…それを感じられるようになった。
本気で伝えようとしてくれている。
受講生がより良く生きられるように。
この春、いろんな場所で、先生の元を飛び立つ生徒たちがいるだろう。
生徒の心に残るものは、良いことも悪いこともたくさんあるだろう。
子どものうちはもちろん、大人にとっても、師という人の存在は、大きい。
先生からいろんなものを受け止めて、違う世界に飛び込んでいく。
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