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不利でも、失敗しても、食らいつけ。それが勝ちに繋がる。

昔は野球少年でした。らるです。

先日、家族と一緒に
野球を見に行ってきました。

見に行ってきたのは
9月30日の巨人ー中日戦で

この試合は、巨人が早々と先制し
そのまま押し切るかと思われたところを
8,9回に中日が逆転した
という形になりました。

この試合で2つ印象的なことが
ありました。

一つは、
先発投手(戸郷投手と根尾投手の対比)

もう一つは、決勝点となったシーン
石橋選手がホームランを打った打席です


安定感あるエースと、若手投手の対決

巨人の先発、戸郷投手は
今年の巨人で最も勝ち星をあげている
安定感のあるエース投手です。

実際、私が見に行った日も
7回2安打無失点で
ほぼ危なげない投球を見せてくれました

一方の中日の先発根尾投手
非常に注目されている選手とは言え
まだ若手

今シーズンは
2軍で0勝7敗
1軍戦は、まだ2戦目という状況でした。

実際、投球も危ういシーンが多く
6回を投げて5安打され
5つもフォアボールを与えていました。

さらに味方のエラーがあったり
エラーという記録にはなりませんでしたが
送球先の判断が怪しい場面があったりと
守備の面でも可哀そうなことに
なっていたと思います。

ハッキリ言って、印象だけで言うと
1点で収まったのが奇跡
と言えるくらいの内容でした。

危ないシーンになっても
粘り強く投げぬいた

ということなのでしょう。

7回まで、巨人が1-0でリード
…という形でしたが
印象的には「ずっと巨人が押してる」感じで
あまり負けるイメージが沸いてこなかった
というのが正直なところです。


バスターエンドラン失敗からの…

そして、この試合のハイライト
9回 中日の石橋選手の打席

この打席は
1アウト1塁で始まりました。

ここで中日がとった作戦は
「バスターエンドラン」でした。

バスターというのは
バントの構えから、普通の打撃に切り替えること

エンドランというのは
ランナーに盗塁をさせながら
バッターに打たせる作戦
です

この「エンドラン」の作戦を取るときには
バッターには最低限の義務が課されます。

それが「バットに当てること」です。

そうしないと、走ったランナーが
アウトになってしまう可能性が高いから
です。

そして、このシーンで石橋選手は
その「やってはいけないこと」
=空振り
をしてしまい
せっかくの1塁ランナーがアウトに
なってしまいました。

私は、昔野球をやっていて
このような「エンドラン」の作戦のときに
空振りして、監督に怒られた経験
を思い出し
「プロでもきっと怒られるんだろうなぁ…」などと
思ったりしていました。

作戦は大失敗、
そして2ストライクまで追い込まれてしまった…
そんな状況だったので
普通は意気消沈しそうなものですが

石橋選手は違いました。
球に食らいついていきました。

その結果、まさかのホームランが出て
中日は勝った
、というわけです。


根尾投手の粘り
石橋選手のバスターエンドラン失敗からの
ホームラン

どちらも、「食らいつく」気概を感じる
素晴らしいプレーでした。

カッコいいスーパープレーだけでなく
こういう泥臭い感じもまた
勝利にこだわるプロらしさだなぁ…と
しみじみ感じました。

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