見出し画像

ルールで思想は作れない

こんにちは、らるです。

今日は、『群衆心理』 第二篇 第一章より
『どんな思想も時間の流れが大事』
『ルールで思想は作れない』
という話を
していきます。

画像1

画像2

・時

ある時代の思想は、過去の娘であり、
未来の母であって、常に時の奴隷
である。

この言葉に集約されています。

ある思想が勢力を獲得するのも
失うのも『時』が影響します。

前回紹介した
『種族性』『伝統』

『時』の経過によって培われるものです。

そして、この『時』には
『タイミング』の意味合いもあり

ある時代には実現できる思想が、
他の時代にはもはや実現できない

ということも、あります。

今、どんな思想が求められるかを
知るには過去を見る
こと

今を見れば
未来に求められる思想が見える

ということです。

・制度

政治制度や社会制度は思想をつくりません。

逆です。

制度が、思想や感情や習慣から生れた結果
であって、法規を改めることによって、
思想や感情や習慣を改められないことを
示すのは、哲学者や歴史家にとって
むつかしいことではなかった
制度や政体は、種族性の所産である。
それらは、
時代を創造するものであるどころか、
かえって
時代によって想像されるものである。

これは『群衆』の性質を
思い返してみると分かります。

『群衆』は
論理的に正しいこと、ではなく
常に『感情』に従って動きます。

だから、
ルールを作ったところで
それが『感情』に見合うものでなければ
『群衆』の思想に影響を与えない
のです。

今日のまとめ

『群衆』の思想形成には
時間の経過とタイミングが重要

ルールで思想は作れない

最後まで読んでいただき
ありがとうございました!

記事を読んで感じたことがあれば
気軽にコメントしてくださいね!
楽しみにしています!

毎日更新していきますので、
今後とも宜しくお願いします!







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?