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何が流行るかは『種族』次第!

こんにちは、らるです。

今日からは、
『群衆』の意見がどう生じるか

すなわち

『群衆のでき方』に当たる部分を
取り扱っていきます。

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今日は、『間接原因』すなわち
『土台』になる部分です。

『群衆』の意見は
指導者によって作られる…と
思われがちです。

しかし、実際にはこの
『間接原因』による土台があり
この土台に合わなければ
いかに上手く煽動しても
『群衆』の思想は変わりません。

5つの章に分かれていますので
今日は始めの2つを紹介します。

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1,種族性

信念、制度、芸術などの
文明のあらゆる要素が、
種族の精神を元に表現されます。

要するに、種族ごとに
影響を受けやすいものが違う

ということです。

一つ例を挙げると
SNSのユーザー数です。

日本
人気No1は『LINE』
No2は『Twitter』
ですが

世界に目を向けると
『LINE』は圏外
『Twitter』は12位
です。

詳しくは↓の記事を参照

日本人の『種族性』は
世界標準とは違うようです。

なぜ、こうなるのかを
研究してみると

『種族性』が見えて
次の流行が追いやすくなる…
かもしれませんね!

2,伝統

伝統とは
過去の思想、欲求、感情を
現します。

1で示した種族性の影響も大きいです。

これが示すことは
『群衆』は必ず過去の影響を受ける
ということです。

理性や、その他の力によって
過去と関係なく思想を改造する
なんてことはできません。

民族を真に導いてきたのは伝統であり
伝統がなければ、
どんな文明もありえません。

ただ、ここで難しいのは
変化なしに進歩はない
ということです。

つまり伝統の打破も必要です。

ル・ボンは次のように述べています。

人間が存在して以来、
二つの大事業とは、
複雑な伝統を想像することと、
ついで伝統の有用な効力が
消耗したとき
に、その伝統を打破すること
伝統がなければ、文明はないし
またこれらの伝統を徐々に
とり除いて行かなければ、
進歩はない。
むつかしいのは、
不動と変動のあいだに、
適正な均衡を見出すこと
である

伝統の創造と伝統の打破
不動と変動のあいだのバランスを見出す

これが民族の任務である。
ということです。

この『伝統』の力は強く
その例として18世紀のカトリック教の
迫害が例として紹介されています。

前世紀の末に、教会が破壊され、
僧侶が追放されたり
断頭台にかけられたりして、
カトリック教が一般に
迫害されるのを見て
は、
誰しも旧来の宗教思想が
全く威力を失ったものと信じていた。
ところが、数年後には、
一般の要求に従って、
いったん廃棄された宗教の復活が
もたらされた。

結局、『伝統』に沿ったもので
有用な効力が失われていないなら
強烈な迫害を受けたとしても
再び復活する
…ということです。

今、迫害を受けていても
その事物が不要かどうかはわからない

もし有用なら、その事物の価値は
再度認められる
ことになる

…ということですね。

今日のまとめ

指導者が優れていても
『群衆』の『種族性』次第では
動かせないことがある

『群衆』は『伝統』=『過去』に
縛られている。

有用な『伝統』であるならば
一時迫害されたとしても
時が立てば復活する。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました!

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