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「学歴」は結局、「賃金」に効くのか?【コスパで考える学歴攻略法】

社会人になって10年経ちますが
未だに、一番忙しく動いていたのは
大学院時代だったな…と思います、らるです。

今日は「学歴」の話です。

学歴は低くても関係ない…と
おもえるようなことは沢山あります。

大学を出ていない人が
経営者として成功していたり

逆に東大を出たって
うまく社会に馴染めず
ニートになったり…

では、本当に「いい大学を出てもムダ」なのでしょうか?


統計的に見るとわかる、学歴の効果

統計的には、当たり前だが、大卒の平均年収は高卒の平均年収より高い。大学院卒の年収は大学卒の年収より高い。その格差はアメリカでは顕著だが、日本でもアメリカほどではないが傾向は同じだ。あくまで平均値で見れば、学歴が高いに越したことはない。

藤沢数希. コスパで考える学歴攻略法(新潮新書) (p.11). 新潮社. Kindle 版.

年収の高い高卒の方も
年収の低い大学院卒の方も居ます。

ですが、統計をとって
平均年収で見れば、差は歴然とあるんです。


藤沢数希. コスパで考える学歴攻略法(新潮新書) (p.13). 新潮社. Kindle 版.

グラフの形に差はあれど
男女ともに学歴が高いほど賃金が高いのは
間違いないわけです。

20代での差はそれほどありませんが
歳を経るにしたがって
その差は大きく
なっています。

ピーク時の賃金だけ比べれば
たとえば男性「高卒」が35.2万円に対し
男性「大学院卒」は67.7万円
約2倍の差がついています。

もちろん、あくまで平均でしかないので
幾らでも例外的な存在はいるわけですが

これを見る限り、子供の頃に
「いい学校に行くために投資する」のは
大いにアリな選択だ
と言えるのでは
ないでしょうか?


個人的に、グラフを見ていて気になっていたのが
「高専・短大」の男女差です。

男性では、「大学」に迫る勢いで
「専門学校」「高校」を引き離しています。

一方で女性の方は、「専門学校」と
ほとんど変わりません。

これはおそらく、高専卒で技術職に就く方々が
平均を引き上げている
のだろう…と想像します。

というのも、私が元々
技術系の職場で働いていたときには
優秀な高専卒の同僚、先輩が居て
大学院卒の私と同等、それ以上の賃金を
貰っていたから
…です。


賃金だけが進路を決める理由では無いですが
私が中学校を卒業する際には
「高専」という存在自体知らなかった
ので
こういう選択もあるのだな…と
これからお子さん等の中学校卒業後の進路を
考える方には知っておいてもらい
たいな、
と思っています。


まとめ

学歴関係なく高い収入を得られる可能性はある

でも、平均的に見たら
学歴は高い方が収入も高い

男性の場合、ピーク時の賃金で
「高校卒」と「大学院卒」では
約2倍の差がある。

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