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ドラッカー曰く「○○な事業以外は止めた方がいい」

仕事を楽しみたいと思っています。
らるです。

今日は、『マネジメント』で有名な
ドラッカーの話です。

マネジメント…というと
「管理職の仕事でしょ」とか
「私には関係ない」とか
そういったイメージを持つ人が
多いかもしれません。

私もなんとなく
そんなイメージをもっていました。

ですが実は、マネジメントという本は
一般の人にも大事な本なんです。

さまざまな時代を見るなかで「人間を幸せにする社会とはなんだろう?」と、さんざん考えた末に、最終的にたどり着いたのが『マネジメント』という方法論だったのです。つまり『マネジメント』は、経営学の本というよりも、人間を感動させ、幸せに導くために書かれた本といっていいのかもしれません。

上田 惇生. NHK「100分de名著」ブックス ドラッカー マネジメント NHK「100分de名著」ブックス (Kindle の位置No.357). NHK出版. Kindle 版.

『マネジメント』は経営学の本というより
人間を感動させ、幸せに導くために書かれた本
なんですね。

そういうことなら、マネージャー以外でも
読む意味は大いにありそうです。


マネジメントの役割

じゃあ、人の感動と幸せのために
マネジメントはどんな役割があると
言えるのでしょうか?

ドラッカーはマネジメントの役割は
3つあると言いました。

「自らの組織に特有の使命を果たす」
「仕事を通じて働く人たちを生かす」
「社会の問題について貢献する」

上田 惇生. NHK「100分de名著」ブックス ドラッカー マネジメント NHK「100分de名著」ブックス (Kindle の位置No.443). NHK出版. Kindle 版.

今日は、このうちの一つ目
「自らの組織に特有の使命を果たす」に関して
紹介をします。

これは一言で言えば
「本業を定め、それに真剣に取り組み
 世に求められる役割を果たせ」

ということです。

こうなっていない状態というのは
例えば、本業以外にあれもこれも…と
様々な事業に手を出してしまっている状態
です。

そんな大企業は少なくありません。

ドラッカーは、どの事業を残すか
ということに関して
こんな言葉を残したそうです。

ドラッカーは「本気で取り組む仕事は、ワクワクしていてしかるべきであって、そうでないものには取り組むべきではない」と考えていた。さらにドラッカーは、「ワクワクしながら、意気込みを持ってやるような仕事でなければ、お客に対して失礼だ。そうでないものは思いきって止めてしまうか、その仕事を熱意を持ってやるところとコラボレーションしたほうがいい」とアドバイスしたそうです。

上田 惇生. NHK「100分de名著」ブックス ドラッカー マネジメント NHK「100分de名著」ブックス (Kindle の位置No.480). NHK出版. Kindle 版.

ワクワクしない仕事に
取り組むべきではない
止めてしまったほうがいい

ワクワクしながら意気込みをもって
やれる仕事でなければ
お客に失礼


この言葉は、私にとっては
なかなか衝撃だったのと同時に
まさにその通りだなぁ、と感じました。

マネジメントの一番目の役割である「自らの組織に特有の使命を果たす」という彼の言葉には、単に本業を真面目にこなせ、という意味だけでなく、喜びを感じながらやる仕事をこそ本業とすべき──という意味が含まれていると考えていいでしょう。

上田 惇生. NHK「100分de名著」ブックス ドラッカー マネジメント NHK「100分de名著」ブックス (Kindle の位置No.480). NHK出版. Kindle 版.

「自らの組織に特有の使命を果たす」には
「喜びを感じながらやる仕事を本業とすべき」
という話が含まれているんです。


仕事というと
お金のために、嫌々でもやるもの…
というイメージが強いですが

ドラッカーは「それではいけない」
というんですね。

私も、仕事をしているときに
「これはワクワクする仕事か」
「そうでないなら、どうすれば
 ワクワクするものにできるか」

これらの問いを、しっかりと
考えていきたいと思います。



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